野良耆の見聞記

いなか暮らしの野良着生活

古びていくものには味わいがある。そこに小さな歴史があるから・・・・・

茅野市の長円寺(3)

2022-12-17 | やさしい如意輪

茅野市の長円寺の3回目

ここには、慶応2年(1866)に百体観音の

石仏が安置されています。

石工菊地道悦作で、西国、坂東、秩父の観音です。

その中の如意輪観音を紹介します。

頬に添えられる右手が異なっています。

耳のところでVサインをしているように見えます。

頬ではなく顎の下にあるように見えます。

耳を塞いでいるように見えます。

 

なぜか左足が立膝になっています。

 

 

 

右手が2本あるようです。

それぞれに特徴のある如意輪観音様です。

 

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明治温泉の道標(4)

2021-05-13 | やさしい如意輪

明治温泉への道標の石仏です。

如意輪観音2体と十一面観音1体です。

如意輪の2体は造立時期が違うのか

石工の技術が違うのか、差がありますね。

上の如意輪は、

頬に手をついて、下を見ています。

また下腹部がぽっちゃりとしていますが、

着ている衣がしっかりと刻まれてます。

下の如意輪は、

あごの下に手をおいて、正面を見つめています。

立膝をして、左手には蓮をもった形で刻まれています。

15番の十一面観音は、

細かい細工がしっかりと残っており新しい造立でしょうか。

下から見上げて撮ったので、短足に見えるのでしょうか。

 

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明治温泉の道標(2)

2021-05-03 | やさしい如意輪

明治温泉への道標です。

18番の如意輪観音です。

下半身がぽっちゃりとしています。

右手は頬づえをしているのですが、

この観音様は、耳に手を当てて聞いているように見えます。

静寂の中で小鳥のさえずりを聞いているのか、

往来する人々の話し声を聞いているのか、

でも、坂道を行き交う自動車の音は騒がしいでしょう。

十一面千手観音とあります。

光背に多くの手が線彫りされていますが、

チョット見にくいので十一面観音のようにも見えます。

この一連の造立は新しいようなので、

細かい彫が残っています。

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明治温泉の道標(1)

2021-04-30 | やさしい如意輪

御射鹿池の横を通る笹原街道沿いには、

明治温泉に行くための道標として

石仏が点在しています。

たまたまここでは、写真のように6体の石仏が安置されていました。

これは馬頭観音で、道標として建てられたものではありません。

「安永二巳天五月吉日(1773) 笹原新田」とあり、

守り神として往来の休み場所に建てたと看板にあります。

昔は、馬は大切な運搬用の生き物で、家族同様に扱われたようです。

 

 

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県道沿いの如意輪

2021-02-20 | やさしい如意輪

下條村から泰阜村に抜ける

県道沿いにある如意輪観音です。

手前の道路は、

県道から集落に行くための村道で、

ちょうど集落の入り口に当たり、

集落へ出入りする人の通りを

やさしく見つめているように座っています。

ほかにも石仏がありますが、造立年などは不明でした。

「庚申」と「蚕玉(こだま)霊神」の文字塔です。

 

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