野良耆の見聞記

いなか暮らしの野良着生活

古びていくものには味わいがある。そこに小さな歴史があるから・・・・・

愛宕坂の石仏(2)

2020-10-09 | いろいろな石仏

愛宕坂の石仏の2回目。

庚申塔の右側は「水神」です。

造立は文久二年(1862)壬戌六月十三日です。

明治元年が1868年ですから、6年前の動乱期に建てられています。

併せて「為防水築此堰  〇田〇三郎」と彫られています。

この坂を下ったところに松川があり、右には円悟沢川が流れているので、

合流ケ所として水防の堤防を築堤して祀ったのでしょうか。

「水神」の横にあるのは「秋葉」です。

秋の文字は異体で右と左が入れ替わって刻まれています。

二文字以外は文字はないのでわかりませんが、

豪快な文字だと思います。

火伏の神様として「秋葉権現」を祀った石造が

集落ごとに数多く造立されています。


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