野良耆の見聞記

いなか暮らしの野良着生活

古びていくものには味わいがある。そこに小さな歴史があるから・・・・・

長松院の石仏(2)

2021-06-27 | いろいろな石仏

阿南町の長松院です。

境内にあった子安地蔵尊です。

文政三年(1823)造立。

像の下の石室には、この寺の住職であった智山尼が、

当時の苦しい立場にあった女性や子供のために、

天竜川から小石を持ち上げ経文を書いて納めてあるようです。

面長の顔立ちですが、やさしそうな石仏です。

この住職さんは尼僧ですが、

釣鐘にも名前がありました。

もう一つ。

木造ですが、西院河原地蔵尊がありました。

天保六年(1835)に造られたものです。

このような形での像は珍しいかと思います。

風雨にさらされているのが残念です。

 

曹洞宗のお寺には十王像が多いのですが、

それと関連しているのでしょうか、

右端には奪衣婆と閻魔大王があります。

解説がありました。

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長松院の石仏(1)

2021-06-23 | いろいろな石仏

阿南町の雲雀沢にある長松院の石仏です。

山の上にある小さなお寺です。

天竜川をはさんで対岸の山々が遠望できます。

お寺の正面

小さなお寺ですが

写真左側に「禁葷酒」の石造物です。

大きなお寺には大きな石造物ですが、

自然石で遠慮がちに静かにあるのがいいです。

 

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泉龍院の三色藤

2021-06-18 | ひとやすみ

豊丘村にある泉龍院の藤です。

南信州では、阿島の大藤と並んで

このお寺の三色藤は有名です。

白、ピンク、紫とあります。

写真では見にくいですが。

特にこの木は紫が濃い色をした八重のような花でした。

泉龍院は、大きなお寺です。

台城公園からの2箇所目の藤見物になりました。

桜と同様に、今年は開花が早いようです。

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台城公園の石碑

2021-06-15 | 石の構造物

前の「天竜川の頭首工」を撮影した

台城公園の石碑を紹介します。

 

昭和26年に調印した

「サンフランシスコ講和条約」の記念碑です。

これは、

大正天皇の御即位紀念樹の石碑です。

石碑は2基あり、

地区が建立したものと

地区の軍人会が建立したものと

紀念樹は2本あるようです。

城跡だけあって

戦争に関連する石碑がありました。

 

 

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天竜川の頭首工

2021-06-13 | うたかたの流れ

松川町を流れる天竜川にある頭首工です。

すぐ下流が豊丘村との町村界になり、

ここから取り入れた農業用水は、

豊丘村の水田に供給されます。

井水の名前は竜東井と言います。

この写真を撮った場所は、松川町台城で、

古くは大島城の本丸です。

今は城跡として公園になっており、藤が咲いていました。

織田信長が武田勝頼を攻めて信州に入ったときに、

攻め滅ぼされて落城した大島城になります。

昭和五十七年五月の建立された

「大島城落城四百年慰霊」の碑があります。

 

 

 

 

 

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