天竜川沿いにある自治会館前の石仏群の紹介です。
多くの石仏が整然と並べられています。
ここは、昭和36年の災害で天竜川が氾濫したところであり、
その結果、後年になって盛土工事が行われた地域ですから、
地元の石仏が復旧の際にまとめられたと思われます。
手前の石仏は「厄除観世音」と彫られています。
造立は弘化五戊申年四月十七日(1848)のようです。
かなり読みにくい状態です。
年号は、弘化五年はなく3月から嘉永元年になっていると思われます。
誤っているというより、彫ってあったのか知らなかったのかどちらかでしょうか。
何の厄除けのための造立でしょうか。
個人的には、弘化四年は善光寺地震(M7と推定)があったので、
当地域にも被害があり、そのための厄除けでしょうか。
チョット単純過ぎたかもしれません。
名号塔です。
かなり削られているのか、判読が難しいのですが、
造立は享保五年子三月日(1720)と見ましたが。
ほかの石仏も順次紹介したいと思います。