野良耆の見聞記

いなか暮らしの野良着生活

古びていくものには味わいがある。そこに小さな歴史があるから・・・・・

明治温泉の道標(1)

2021-04-30 | やさしい如意輪

御射鹿池の横を通る笹原街道沿いには、

明治温泉に行くための道標として

石仏が点在しています。

たまたまここでは、写真のように6体の石仏が安置されていました。

これは馬頭観音で、道標として建てられたものではありません。

「安永二巳天五月吉日(1773) 笹原新田」とあり、

守り神として往来の休み場所に建てたと看板にあります。

昔は、馬は大切な運搬用の生き物で、家族同様に扱われたようです。

 

 

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集落の中の石造物群

2021-04-26 | いろいろな石仏

茅野市の中道にある石造物群です。

狭いところに詰め込んだ感じです。

手前の道路の拡幅により移動したのでしょうか。

石灯篭が無造作に置かれているところから

このような印象を受けます。

大きな文字塔を写しました。

「南無阿弥陀仏」と彫られています。

側面には「嘉永三歳在庚戊(1850年)」と

彫られています。

2m以上あるような石造物です。

「蚕玉神社」と彫られています。

養蚕業が盛んな明治十七年に造立されてます。

「神社」とありますが、

「馬鳴菩薩」が貧しい衆生に衣服を恵む菩薩から、

養蚕や機織りの信仰の本尊と祀られることがあります。

 

 

 

 

 

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御射鹿池の景色(2)

2021-04-22 | 池のある景色

茅野市にある御射鹿池の2回目です。

今回は、時期外れですが冬景色です。

ここまで標高が上がると

ため池一面が結氷していました。

湖面の色が青色ではなく、氷の白色なので、

ほかの池とは変わりない普通の風景です。

チョット残念でした。

山の木々も標高によっては、

緑が白く凍っていました。

まだまだ寒い3月です。

 

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集落境にある石仏(2)

2021-04-18 | いろいろな石仏

下條村親田の集落境の石仏です。

引き続いての紹介です。

馬頭観音が4基並んであります。

1基が立像で、3基が文字塔でした。

天明二壬寅年八月十一日(1782年)の造立です。

下の中央に「古田」とあります。

おそらく下條村親田には古田姓が多いので

その関係する方の造立と思われます。

文化十一甲戌年三月十八日(1814年)の造立です。

造立者が自分で刻んだ感じがする文字です。

左下に名前があるようですがわかりませんでした。

下條村親田の集落の上部から望む景色です。

左が中央アルプスの南駒ヶ岳(?)、

右奥に南アルプスの仙丈ヶ岳などを一望に望むことができます。

 

 

 

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集落境にある石仏(1)

2021-04-17 | 彩色の石仏

下條村親田の集落境にあった石仏です。

北平集落から相田集落に抜ける

細い旧道沿いの土手に安置されていました。

春の日差しを受けています。

お堂の中に青面金剛像1基と

外に4基の馬頭観音がありました。

一面六臂の青面金剛像です。

少し見にくいですが、

月日、本体、鶏に薄い彩色がありました。

この辺りでは彩色の石仏は少なく、下條村では2基目でしょうか。

造立は宝暦三癸酉五月八日(1753年)です。

彫がいい石仏です。

 

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