阿南町の長松院です。
境内にあった子安地蔵尊です。
文政三年(1823)造立。
像の下の石室には、この寺の住職であった智山尼が、
当時の苦しい立場にあった女性や子供のために、
天竜川から小石を持ち上げ経文を書いて納めてあるようです。
面長の顔立ちですが、やさしそうな石仏です。
この住職さんは尼僧ですが、
釣鐘にも名前がありました。
もう一つ。
木造ですが、西院河原地蔵尊がありました。
天保六年(1835)に造られたものです。
このような形での像は珍しいかと思います。
風雨にさらされているのが残念です。
曹洞宗のお寺には十王像が多いのですが、
それと関連しているのでしょうか、
右端には奪衣婆と閻魔大王があります。
解説がありました。
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