ひとつの石に二つの仏様が彫られています。
言ってみれば同居しているようなものです。
右側の石碑です。
下の白い部分と黒い部分(見にくいですが)に一体づつで
その上に梵字が書かれています。
左側の石碑は文字塔で
右に「秋葉山大権現」 左に「金毘羅山大権現」とあり
「萬延元庚申霜月吉辰(1860)」と刻まれています。
「萬延」は1年しかない短い年号です。
近づいてみましょう。
梵字は「バク」 釈迦如来でしょう。
千手観音「六番」 如意輪観音「七番」
小ぶりでかわいい観音様です。この周辺にある三十三所観音でしょうか。
一箇所でふたつをお参りしたことに。
集落名の「亀平」が二体の中央下に彫られています。
ここは亀平の南の入り口に当たり
塔四方仏では「釈迦」は南に位置しています。