終活ちょいなか暮らし

築50年分譲公団をフルリノベーションして
快適な老後を過ごすためにインスピレーション移住

残念な話「あの人に限って」

2021-04-02 | つぶやき

入浴する為テレビを消そうとしたら、

ニュースで「タイで日本人相手に詐欺を働いた女性が捕まった」と言うのが流れた。

ふっと「もしかしたら?」と思ったが、テレビに映っている女は似ていない。

それでも、気になってネットニュースを調べると、

あぁぁ、やはり「私の知ってる彼女」だった。

ふくよかで笑顔の素敵な彼女は見る影もなかった。


チェンマイで旅行会社を始めたばかりの彼女は、目を輝かせて「Nokさん、私いずれはボランティアで施設を作りたいんです」流暢な日本語・英語に中国語も話す。

日本人の恋人もいて、いつも二人仲睦まじかった。


彼女の企画するボランティアツアーに何度か参加したり、できる範囲で手助けをした。


日本人から1億円のお金を騙し取って逃げたと言う話は、去年の11月に「彼女の行方がわからなくなっているが何か知ってる?」と問い合わせをもらった時に知った。

「まさか⁉︎彼女も騙されているんじゃないの」

そう言ったのを思い出した。

しかし、プライベートでの付き合いが無かったし、帰国して6年も経ってしまっている。


湯船に浸かりながら、ふと考える。

コロナ禍で観光もバッタリになっても、自分の夢や思いを押し通そうとしてしまった結果なのか?規模が大きくなり過ぎて儲かって夢が膨らんでしまったのか?

小さな店でコツコツやっていた彼女は、誰もが手伝ってあげたいと思わせる人柄だったのに。


6年前、帰国寸前に骨折して入院した時も、お見舞いに来てくれた。

それが、彼女とのお別れだった。


またチェンマイに行くことがあれば、会いたいと思っていたのに残念である。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「マゾンナ」と呼んで | トップ | 常識が違う? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

つぶやき」カテゴリの最新記事