席に着いた途端、お皿の演出に目を奪われた。
お料理が出る前のお皿に、こんなに感激したことがあっただろうか。
今日は、11月に行われる藤野の、町を挙げて行われるアート祭りの打ち合わせにS邸を訪れた。
アンティーク布コレクションを展示していただくと同時に、
雑貨の販売もさせて頂くことになっている。
車止めと家の敷地の境に門扉はなく、
ありが塔と彫られたチーク材だろうか?ポールが出迎えてくれる。
ここからしてワクワクした気持ちは、玄関の開放感溢れる吹き抜けから
奥に続く欄間のある和室に通された時に、
ディスプレイの構想へと容易に移っていった。
昼食は向かいのレストランで。
ここもとっても素敵なところなのだが、後日に紹介。
芸術街道を一巡りして帰るつもりがワインの夕べ。
冒頭に書き記したように、私はこのお皿の演出に参ってしまった。
「お洒落して来ればよかった」と思わず声が出る。
「そう言っていただけるのが、最高の褒め言葉よ」
(とっても素敵なワンピースを買ったのだが、まだ一度も袖を通していない。
今日のおもてなしにはピッタリの装いになったのにな)
Sさんとの出会いは、私がチェンマイに行く前に、
最後のコレクション展を開催したお店のお得意様で、
その時たくさんお買い上げくださったのだ。
それにしても、朝からお花を積んでご用意してくださったお心遣いに、
益々惹かれてしまった。
本当に素晴らしいご接待、ありがとうございました。