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海の磁気探査

2013-02-14 20:28:50 | 宮古島にて

 以前ブログで不発弾を探すための”磁気探査”という調査方法を紹介しました。 その時は陸上の調査方法でしたが、海でも浚渫工事などを安全に行うために、磁気探査を行います。 

 海の磁気探査では、船に測定器を積んで、電磁石のゾンデを海に沈めて船で引っ張りながら広域を測定する”海上磁気探査”があります。 また、ゾンデをダイバーが持って、潜って測定する方法もあります。 これを”潜水探査”と言います。

 こんな風に作業をします。 ゾンデは陸上で持つととても重いですが、海の中では緩和されます。 もっとも、私は一度もやったことがないけど・・・・・・

 こういう方法で、一定の磁気量を示した場所を、目視したり、掘り返したりしてその磁気量を示す地点に鉄製の何が埋まっているかを探ります。

 海から上がった鉄製の品物。 鉄筋やらバルブやら船のスクリュー部の軸受けらしきものなど千差万別。 しかし、こんなのもたまに上がります。

 不発弾です。 直径15cmはあります。 戦艦の副砲か軽巡洋艦の主砲クラスの砲弾です。 私も学生の頃、沖縄本島南部の米須海岸浅瀬で7.5cmクラスの砲弾を拾ったことがあります。 「スプレ-缶にしては重いな?」と思いながらポイッと捨てました。 今から思って、スプレー缶に見えたのは、信管付きだったからでしょう。 

 これは頭部の信管と底が抜けていますので、ただの”鉄の筒”状態ですが、もちろん信管付きの砲弾や250kg級爆弾も時々見つかります。 港内だから安全という保証は絶対にありません。 沖縄から磁気探査という調査が無くなるのは何時になることやら・・・・・・

 


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