沖縄島を中心に発信します。 天気がいいね・・・晴れも曇りも雨も好きだから!

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第28回全日本トライアスロン宮古島大会。

2012-04-18 06:23:20 | 宮古島にて

 4月15日に全日本トライアスロン宮古島大会が開催されました。 まだ宮古島が1市3町1村時代に「宮古広域圏事務組合」というのがあって、島おこしの一環で始めたイベントです。 たしか大会初期のスターターは「長嶋茂雄さん」だったと思います。 当時私は社会人1年生の頃だったのでは?

 

 ニュースでは見てましたが、本物は今回始めてみました。「水泳(スイム)」→「自転車(バイク)」→「マラソン(ラン)」と、まさしく鉄人(アイアンマン)レースの名ににふさわしい超ハード内容です。 ここで疑問? 前回ブログでもちょこっと写っていましたが、女性達も参加しているんですよ? アイアンパーソンにしないと世間的にはガチャ入れられるかもしれないのでは・・・

 

 初めて見るので、水泳から・・・いえ、ずるしました。 実は会社の真ん前がバイクのコース。おまけにゴールである総合運動場の1km手前という好観覧場所。 会社のみんなでテントを張って、缶ビールを飲みながらいい加減な観戦をしていました。

 

 でも、選手達の力走ぶりは記録に納めました。 今回は写真ではなく、「動画」で。 1位通過選手の力走ぶりは YouTube に投稿しました。 検索は「28th_MIYAKO」でお願いします(初めての投稿でコメント無くすみません)。 なお、バイク競技ではゼッケンが小さく、後ろについているので通過しないと番号確認ができないため、選手確認が困難です。 同僚は会社前通過時に片手を高々と上げると宣言していましたので、わかりました。 もっともみんな半分できあがっていましたが・・・ちなみに、同僚は完走しました(メデタシ、メデタシ)


ミサイル発射とトライアスロン宮古島大会

2012-04-13 19:52:46 | 宮古島にて

 本日北朝鮮がミサイルを発射し、約1分後に四散してみごと失敗に終わりました。 

 

 宮古島では4月15日(日曜日)に、「全日本トライアスロン宮古島大会」という世界的な大会が開かれます。 これは国内はおろか国外から合わせて3000人の人が集まるという世界No.2の規模を誇るものです。 ちなみに世界No.1はハワイの大会だそうですが・・・ 宮古島が世界に誇れる大イベントと言えます。

 会社の近くにある宮古島市総合運動場(バイクゴール・ランスタートゴール地点)と総合体育館(開閉会式・パーティー会場)の今日朝の飾り付けです。

 後、2日後に迫っています。 北朝鮮の発射予告は12日~16日まででしたので、大会関係者は大会中に発射されても競技一時中止覚悟で開催を強行するそうでした。 まずはホッとしているでしょう。 もちろん参加選手・ボランティアの人達も。

 

 国防(失言)大臣は「日本に被害無し」と言っているようですが、ミサイル発射による被害者は発生しています。 それは航空自衛隊宮古分屯地の自衛官達です。 毎年数十人が選手・ボランティアとして大会に参加しています。

 ここはレーダー部隊がいます。 報道のように、宮古分屯地には迎撃ミサイルPAC3が配備されました。 つまり、基地は「臨戦体制」に置かれていたはずです。 「臨戦体制だから各自持ち場を離れるな・・・」 大会参加を楽しみに1年近く練習していた自衛官は直前で参加禁止になったのです。 参加登録は4月12日~13日まで。 今日中に臨戦体制が解かれない限り参加できません。 でもまだPAC3が配備されたままですからその可能性は低いように思えます。 職務上やむおえないと言ったらそれまでですが、彼らこそがミサイル発射の犠牲者と言えるのではないですか?

 

 なお、基地看板の写真を撮るとき、門の自衛隊警備官に許可を願ったら、ニコニコした顔で快くゆるしてくれました。 昨日だったらおそらくピリピリ顔で拒まれたでしょう。 精神的には臨戦体制を解かれて、普通の状態に戻った明るい笑顔でした。

 

 とりあえず、ミサイル発射は終わりましたので、大会は予定通り、不安無く開催されます。 何か急に活気づいてきて、会場設営(というより飾り付け)が急ピッチで行われ、早くも1部道路の通行止めも始められました。 

 選手達も最後の追い込みと、本番のスタイルで練習している姿が多く見受けられました。

 大まかな予定ですと、今頃開会式で、その後ワイドー(しっかりがんばれという意味)パーティー:ウエルカムパーティーとなる予定です。 皆さん、「アイアンマン(アイアンパーソン)」目指してがんばって下さい。

 蛇足ですが、私の所属する会社の同僚も参加します。 私は当日、どこで応援しようかなぁ??? 


多良間に来ています(その5)

2012-04-10 20:43:16 | 多良間島にて

 「多良間に来ています」の最終回です(と、言っても仕事でまた行くけど・・・・)。 私が泊まった宿を紹介します。 村営の「夢パティオ」という処です。 

 これが正面玄関(中央棟)ですが、ここには食堂と管理人さんの受付所+集会施設とパソコン・ネットルームがありますが、泊まるところはありません。 泊まるところはコテージ風の施設4棟と大部屋1棟があります。

 南国のコテージという感じでしょう。 各棟に3部屋があって、1部屋2名宿泊可能。 風呂(シャワー)・トイレ・TV(ロビー)は共同になっています。 でも、こんなゆるりとした空間で三線なんかのんびり弾いてたり、ぼけっとして島唄を聴いていたらけっこう気持ちよさそう・・・。 ダイビングを楽しむお客さん達がけっこう利用しています。

 

 けっこう有名人の人も泊まっています。 中央棟に多くのサインが飾っていました。

 石原軍団の「館ひろし」 私はクールス世代ですが、今の若い子達には俳優さんのイメージなんでしょうね。 NHKドラマ「坂の上の雲」では冷静な連合艦隊参謀長の島村速雄少将役を熱演していましたが。 となりは「島田紳助」他にレギュラーやノッチ等々。 紳助社長のプロデュース番組関係か? ちなみに宮古島にあった民宿はとっくに閉鎖しましたが・・・。

 上には「赤井英和」の名も。 私事ですが、大阪にいた頃、「新世界」の有名な串カツ屋さんに並んでいたら彼が出てきて、みんなににこにこした(だけどしっかり真っ赤な)顔を向けたので「握手してください」と手を出したらちょっとむっとした顔になったけど(でも、ちゃんと握手に応じてくれました)

 

 でも、私が印象深かったサインは・・・・

 フジテレビの「遠藤玲子」アナウンサーでした。 卒業したとはいえ、大塚さんとともに早く「めざましテレビ」に帰ってきてください。

 


多良間島に来ています(その4-補足)

2012-04-04 21:07:06 | 多良間島にて

 夕方、更新した「多良間島に来ています(その4)」の補足説明。

 

1)淡水レンズ

 島嶼地域の地下水の一形態。 淡水と海水との比重関係で軽い淡水が重い海水の上に浮かんでいるのですが、その形状が凸レンズ(=淡水)を海水に浮かべている形状に似ているので、そう呼ばれている。

2)ガー

 漢字で書くと、「泉」になるのですが、沖縄では井戸(well)・湧水(spring)・河川の元(??適訳無し:私は湧水と同じと思うが・・・)など、水の湧出し口の総称をこう言っています。 ちなみに内地の温泉が湧出する場所(hot spring)は「ワジ(ル)・ガー」になるのでしょうか?(ワジル=お湯が沸く)

3)軟透水層

 透水層の間違いです。

 それでは、次の更新をお楽しみに!


多良間島に来ています(その4)

2012-04-04 17:44:47 | 多良間島にて

 年度末のバタバタでブログ更新をまたさぼっていたら、多良間島のお仕事が終わりました。 したがって、正式お題は「多良間島から帰ってきました」になるはずですが、シリーズ途中ですのでそのまま継続致します。

 

 多良間島は地質・地下水調査というお仕事でいっていたのです。 多良間島は孤島であり、地下水を溜める器(専門的には基盤層・地下水盆という水をほとんど透さない軟透水層)は海面下50mくらいの深さにあります。 その深さまで、「琉球石灰岩」という透水層(帯水層)が続いています。 このため、地下水である淡水は海水の上に浮いているという変わった地下水形態をしています。

 

 概念的にはこんな感じ。

淡水レンズの概念図(沖縄総合事務局土地改良総合事務所ホームページより)

 

 多良間島の淡水(地下水の)水面は地面下12m付近にあります。 もちろん河川などありませんから、水は雨水とこの地下水に依存するしかありません。今でこそ12m掘って水を得ることはたやすいでしょうが、昔は違います。

 

 井戸を掘る技術がない昔は、「自然にできた井戸」(ガー)を使っていました。 これは石灰岩が雨水・流動地下水による溶食作用によって、割れ目ができ、最終的に地下水面に達した結果できたものです。 石灰岩地形ではカルスト地形が有名ですが、岩の割れ目が地中深く、地下水面まで達していると想像して下さい。

 

 

 これは「シューガーガー」と呼ばれる自然井戸です。 比較的規模が大きく、「牛の水飲み場」や男女別の「水浴び場」などがあるそうです。 ちょった中が暗かったですが、結構広そうでした。 ただここは海に近く、やや塩っ辛いそうです。

 

 ここは「アマガー」という自然井戸です。 看板がだいぶ古くなり、見えにくくなっています。 村のおじいちゃんの話ですと、ここは女性だけが入ることができる水汲み場だったそうです。

 草に覆われていますが、ここが入り口です。 入り口から中に入るまでがやや急ですが、その先は緩くなり、水汲み場に達するそうです。 実はこの入り口から先は後ろ向きになって中に入り、水を汲んだらそのまま前向きに入り口に進んだそうです。 何か宗教的(女性のお腹に入る?)な意味合いがあったのかもしれません。

 

 最後は「フシャトガー」という半自然の井戸です。

 これは自然井戸を後に改良して階段や井戸壁を作り、水汲みのための上り下りの負担を軽くしたものです。 逆に言うと自然状態では利用しにくかったガーだったことが想像できます。

 写真でも階段や周辺をくり広げた跡が見えます。 そして井戸底には地下水面が・・・ こうやって、昔の多良間の人たちは雨水と地下水を生活水として大切に使っていたことがわかります。

 

 「開拓の島」として有名な南大東島も明治の頃、八丈島から来た開拓団がやっとの思いで上陸し、二日目に水を発見できたと聞いています。 発見者にちなんで「権蔵池」と呼ばれています。 できた年代は違っても、同じ石灰岩のカルスト地形を要する南大東島ですが、周囲は断崖絶壁の地形。 命覚悟によじ登って、上から見た島内は木がうっそうと生い茂っていた。 密林の中、暗中模索というよりさまよいながら池を偶然発見できたのは奇跡だと思います。

 

 蛇足ですが、南大東島住民の本籍は1位沖縄、2位東京です。 「沖山」・「菊池」姓がけっこう多いです。これは東京八丈島に多い姓です。・・・すみません、また話がぶっ飛びました。