ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

「女王の教室」で真矢に抱かれて

2005-08-11 12:12:32 | ドラマ


ついに真矢を「あんた」呼ばわり

第5話では、マーブルが目覚めた。(笑)

プールに飛び込む真矢、カッコよ過ぎ。
お姫様だっこで投げかける視線は、元宝塚トップスターそのもの。

「友達がいないと、この世は終わりよ。」

わかっている。でも、そんな和美に誰がした。

「あんたのせいで、友達いなくなったじゃない!」

いつも、人の顔色ばかりうかがっていた和美のこの本音を、真矢は待っていたに違いない。
和美の腕を力強くつかみ、向けるまなざしは、優し過ぎ。

「くやしかったら、自分の力で何とかするのね。誰にも頼らずに、自分だけの力で。」

でもこれは、真矢ぐらい生徒を知っている教師じゃないと、使えない言葉だし、
和美のように、負けず嫌いの生徒に対してじゃないと、言えないなぁ。

「でまっせ。ドラマ鑑賞記」のdemasseさんの、7月31日の記事に、

『まぁ、馬場はすでに前回で、マヤの信者になって、いじめから救われたから、
これがマヤの対策方法っていう考え方もあるけど。』

とあるように、成績も悪く、おとなしい馬場ちゃんには、
自分に味方させる事で、「強い者につけ。」と教えたのかもしれないね。
それぞれの処世術を。

「タタッキー」になる前に

和美にもいじめられる要素はあると思う。

みんなと仲良くしたい、という気持ちはわかるが、和美と由介は、いつもふざけ過ぎ。
あれでは浮いてしまう。
ムードメーカーになるには、由介のじぃちゃんくらいのセンスが欲しい。(あの人、好き。笑)

職場でも、空気を読まない、のん気な人は、キツくあたられている。

マーブルも、かなり大人になるまで、他人と分かり合えると信じていた。
そして和美のように、人の心の中に、土足で入ろうとしていた。
でも、他人は、自分とは違うのだ。
「親友」なんて、簡単に言えるものではない。

「真矢は、本当はいい人なんですよね?」と期待している人がいるようだが、
本当に、和美は「いい子」で、真矢は「悪い人」なのか?
「いい子」に悪いところはなくて、「悪い人」に良いところはないのか?

なぜ、どちらかに振り分けようとするのか。
人間には多面性がある。
全部が、合うわけでもなければ、合わないわけでもない。
パーツでつき合えばいいのだ。
合わない人に近づいて、むやみにたたかれる必要はない。

何で和美は、ラジオ体操の時に、ポイントもらいに行かなかったんだ?
参加すると決めたのなら、あんな反抗は、無意味だと思うが。
最近の和美とは、友達になりたくないなぁ。(笑)

緊張さえノスタルジア

整然と並ぶ子供達は、見ていて清々しい。

「廊下に立ってなさい。」 「正座してなさい。」 「ラジオ体操」 「首からぶら下げたカード」

懐かしい言葉も、整列する。

昔は、かぶと虫が、スイカに群がっていたものだが、
今は、大人の男性が、焼きナスのようなヘラクレス・リッキーに群がっているご時世だ。
行き過ぎた子供達を見て、大人達は「戻りたい。」と思うのかもしれない。

第6話は、少しネジがゆるんできたようだ。
前半のような緊張感がないと、何だかもの足りない。
真矢が、ケガの手当てをしているだけで、優しく見えてしまう。
生徒に優しいのは、しおりだけでいい。
真矢に反論する先生も必要だ。

一番ずるいのは、良い事でも、悪い事でも、すぐ他人に同調する人達。
だからすぐ、真矢に個人面談にもちこまれ、バラバラにされてしまうのだ。(笑)

「凡人」としての目覚め

ああ、今マーブルは、なぜこんなに真矢にひかれるのかわかった。
お金がない、嫌な事がある、思うようにいかない、この「凡人」ゆえの人生を、
「誰にも頼らずに、自分だけの力で」生きて行かなくてはならない、
そんなマーブルの背中を、真矢が強く押してくれたのだ。
だから、真矢が、厳しくすればするほど、はげまされているような気がしていた。

真矢に抱きかかえられ、真矢に腕をつかまれたのは、マーブル自身だった。

真矢に惚れた!

確かに、天海祐希の美しさのせいもあるだろう。
でも、いつも誠実なキャラを演じる天海さんに、興味はなかった。
あくまで、真矢+天海 だからいいのだ。
ただでさえ、聡明で美しく、クールに何でもこなす人って憧れる。

動物園で、和美とすれ違う時の、真矢の顔の動きは、舞台のように美しかった。
無駄のない顔立ちに、スッキリとしたメイクが、すごく綺麗。

確か天海さんて、トップスターとしては、異例の若さで退団したと記憶している。
チヤホヤされるのが嫌だったのか、いつもファンの前を、クールに通り過ぎていたっけ。
もともと自分に厳しい人なら、なおさらハマり役だ。

「女王の教室」にいた方が楽かもしれない

「出来の悪い者は排除する。」としながらも、代表委員の席は、いつも教室の真ん中にある。
それは、皆で取り囲み、まるで「放ってはおけないもの」のように。

叱ってくれる人がいるのは、ありがたい事だよ。
本当の「自由」が「孤独」だって事を、子供達は知っているのだろうか。

蓮音、駅の階段で「鋼の錬金術師」を見たよ。
両腕が「フック」の人。
エドワードのように、自由のきく腕が、簡単に取り付けられればいいのに、と思った。

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TB御礼! (スナッチャー)
2005-08-11 14:54:07
マーブルさん、TB&コメントに加えて

マークまで、恐縮です・・

ありがとうございました。



「真矢先生」への嵌りっぷりが面白いですね~。

当方マイルド・ヅカふぁん的な感想ですが

TBお返しさせて戴きました。

よろしく、おねがいします。 
返信する
TBありがとう (きょん)
2005-08-11 22:37:39
>仲直りの結末には、決してしないでほしい。

>子供達を成長させ、任務を果たしたら、真矢は風のように去ってほしい。(スパイらしく。)

>真矢の笑顔は見たくない。(笑)



私も同じくそう思います。真矢=スパイ、なるほど。

結末で成長した子ども達を見て陰でニッコリ笑ったりするのは御免ですね。(笑)



返信する
こんばんわ (demasse)
2005-08-12 00:23:47
TB、コメント、引用までしてくださってありがとうございます。

しかし天海さん、すごい役者ですよね。

ちょっとお茶目なキャリアウーマンを演じたかと思いきや、

クールな魔女のような役柄もカッコよく見せてくれる。。。

なかなかいませんね、こんな女優さん。
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お邪魔します~ (kosyou)
2005-08-12 22:26:43
マーブルさん、こんばんは!

私が上手く書くことができないことをスッパリ書かれていて、

いちいちうなずきながら、読ませていただきました。

ますますこのドラマの奥の深さにシビレまくりです♪

これからもよろしくお願いします
返信する
Unknown (素敵過ぎます!)
2005-08-31 19:54:10
天海さんがお姫様抱っこで児童を助け上げるシーン。

「エールの残照」のワンシーンとかぶってしまいました。さすが宝塚時代にトップスターだっただけあります!素敵過ぎです!
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皆さん、ご訪問ありがとうございました (マーブル)
2005-09-21 13:58:48
スナッチャーさん、きょんさん、demasseさん、kosyouさん、ご訪問ありがとうございましたー。
返信する
コメントありがとうございます (マーブル)
2005-09-21 14:02:35
unknownさん、月1ブロガーなので、返事が遅くなってすみません。



ずいぶん前の記事なのに、どこからたどって来てくださったのでしょうか?



URL記入しておいていただきたかったです。



真矢、かっこいいですよね。



とうとう「女王の教室」も終わってしまいました。

別れるのが辛いのは、生徒達ばかりではありません!ううっ。
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