ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

『人の振り見て、わが振りなおせ」

2006-03-28 | 高シナジー経営
小さな子供は、新しいことを学ぶとき、何でもその通り真似してみる。
「まねぶ」が「学ぶ」になったと聞いたことがある。
あの子供の純粋な濁りのない目なら何でも学ぶことが出来るに違いない。
母親に抱かれて信頼しきっている赤ちゃんのあの真っ直ぐな目に、自分の全てを見透かされた気がして、思わず、目をそむけた経験はないだろうか。

「みる」とはあのような目で見ることを言うのだろう。
大人になると、その目が曇ってくる。
純粋にみるのではなく、今までの経験を通してみるから、本当のことが見えなくなる。

名所旧跡や海外に行くと、案内書を読み、帰ってきたら何と説明しようか、という見方をする。始めてみるものなのに、あの本に書いてあったとおりだ、という見方になる。
素直に感動できない。

「人の振り見て」というのは、学ぶ心で、人の振りを見るから学べるのだろう。
欠点が目に付くような見方をしていては、学ぶことは出来ない。

さて、ISOの内部監査員や審査員は大変な仕事だと思う。
良い点を見るのでなく、欠点を見るのが役割になっている。

学ぶ心をいつまでも見失いたくない。

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