Sandy Denny (1)
Sandy Denny というのは歌手で、1970年頃にイギリスで少し有名でした。日本でも、知っている人はまだ幾らか居るようです。1978年4月に亡くなったので、日本ではもう誰も知らないだろうと思っていたのですが、いまだに、それなりの人気が継続しているようで、最近webを検索すると沢山サイトが出てきます。いつも見ていた充実のサイト"In Memory of Sandy Denny" は見つからなくなってしまいましたが、動画があるのには驚きました。長年、実際のSandy Dennyの歌う姿を「見たい見たい」と思っていましたが、今、ネット上で見られるのですから不思議な気分です。
最近、CDも数多く出ているし、伝記もあります(英語なので、冒頭部分以外はまだ読んでいません)。
どんな雰囲気かといいますと、
(1)聴きながら眠りたい。
(2)自然な感じが好きだ。
(3)静かな曲が好きだ。
(4)暗くして、眼を閉じて音楽を聴く方だ。
(5)惚れたはれたの歌詞の曲は嫌いだ。
(6)シンガーソングライターが好きだ。
(7)ブリティッシュ・トラッドが好きだ。
のような人にお薦めの歌です。
"I'm a Dreamer"
You make me nervous when I see you.
I can't imagine what it's like to be you.
It's a mystery to me every day,
And I've got to get away.
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Sandy Denny というのは歌手で、1970年頃にイギリスで少し有名でした。日本でも、知っている人はまだ幾らか居るようです。1978年4月に亡くなったので、日本ではもう誰も知らないだろうと思っていたのですが、いまだに、それなりの人気が継続しているようで、最近webを検索すると沢山サイトが出てきます。いつも見ていた充実のサイト"In Memory of Sandy Denny" は見つからなくなってしまいましたが、動画があるのには驚きました。長年、実際のSandy Dennyの歌う姿を「見たい見たい」と思っていましたが、今、ネット上で見られるのですから不思議な気分です。
最近、CDも数多く出ているし、伝記もあります(英語なので、冒頭部分以外はまだ読んでいません)。
どんな雰囲気かといいますと、
(1)聴きながら眠りたい。
(2)自然な感じが好きだ。
(3)静かな曲が好きだ。
(4)暗くして、眼を閉じて音楽を聴く方だ。
(5)惚れたはれたの歌詞の曲は嫌いだ。
(6)シンガーソングライターが好きだ。
(7)ブリティッシュ・トラッドが好きだ。
のような人にお薦めの歌です。
"I'm a Dreamer"
You make me nervous when I see you.
I can't imagine what it's like to be you.
It's a mystery to me every day,
And I've got to get away.
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古本屋で探しやすいように雑誌3冊の表紙をサイトのなかの 「参考資料・関連サイト / Reference(http://home.netyou.jp/aa/fairport/sandy/a01_sandy/aa90_reference.htm)」 に載せておきました.
【英語・チェコ語について】
ホームペイジの文章とサイトのなかの固有名詞に英語を併記してあるのは、ラインハルト・ツェルケさんが英語で書いてくださっていたので非常に助かったからです.
はじめから英訳したのではなく、先ずは翻訳サイトで英語にしてから、文章を直しています.
チェコ語は、ズデニェク・フィビフ(Zdenek Fibich)、ヨセフ・ボフスラヴ・フェルステル(Josef Bohuslav Foerster)、ヴィチェスラフ・ノヴァーク(Vítezslav Novak)、ズデニェク・ルカーシュ(Zdenek Lukas)の4人を聴き込んでいるのと、勤め先の近くに大使館があるという軽い乗りで今年から習い始めたので、英語と同じように先ずは翻訳サイトでチェコ語にしてから、辞書引き引き、確認をしたものです.
なお、作曲家4人のチェコ語表記は文字化けの恐れがあるので、特殊なアルファベットはローマ字でのアルファベットに置き換えてあります.
ちなみに、チェコ語→日本語の辞書はありますが、日本語→チェコ語の辞書はないのと、日本語での辞書は重いので、チェコ発行されている英語⇔チェコ語の辞書を使っています.
【データ・資料について】
サイトのデータ・資料については、クリントン・ヘイリンさんの 『Clinton Heylin : NO MORE SAD REFRAINS The life and times of Sandy Denny』 でさえ勘違いがあるし、ジュディ・コリンズがライヴの語りで自分のLP 『Judy Collins : Who Knows Where The Time Goes』 の録音年を間違っていたり、デイヴ・カズンズはサンディ・デニーとの出会いを歌った “Ringing down the years” で1年間違えたいたりというように、本人でさえも間違えることがあるので、できるだけふたつ以上のデータ・資料に当たるようにしているし、怪しいときはラインハルト・ツェルケさんに確認をお願いしています.
個人のサイトは「嘘が許されない」のは当然としても「多少の勘違いは許容される」とは思っていますが、『Sandy Denny : Who Knows Where The Time Goes?』 のボーナスCDの選曲をし、解説を書くのに際して、200枚近くのLP・CDを聴き返すととともにすべてのペイジを再確認しました.
【文化・生活の違いについて】
ウィキペディアにサンディ・デニーを投稿したときに技術学校に(Art school)と英語を併記した途端に ”Art school” を芸術学校に直された方がいらっしゃいました.”Art school” は技術学校で “School of art” は美術学校もしくは芸術学校になります.
日本とイギリスの違いがわからないことと、ヨーロッパ系の言語では〝芸術〟〝技術〟ともに “art” だということを忘れていることが原因だと思うので、現在は〝技術学校(キングストン美術学校 / Kingston School of Art)〟と書き直しています.
イギリスだけがそれも時期を限って採用していた制度がサンディ・デニーに関連しているだけでもふたつあります.
ひとつは看護学校を卒業しなくても研修看護師を経て看護師になるという制度と、第二次世界大戦中の女子の徴兵制度です.
話はサンディ・デニーからチェコへそれます.
日本のように宗教にあまり熱がなく、サンタさん以外はキリスト教の影響も余り受けていない国では想像もできませんが、ギリシャ正教とローマンカトリックの国では1年365日にキリスト教の聖人の名前がついている〝名前の日〟という制度があり、特にチェコ国籍の方は〝名前の日〟についている名前しかつけてはいけないと法律で決まっていることです.特別な理由があって〝名前の日〟以外の名前をつけたいときは日本の家庭裁判所に相当するところへ申し立てするそうです.ただ、〝名前の日〟といっても生まれた日の聖人の名前をつけるのではなく、1年のなかでの気に入った名前をつけるそうで、チェコの方は自分自身の誕生日と自分の〝名前の日〟の2回誕生祝いをするそうです.
それぞれの国の文化・生活への理解を深めたいものです.
一番古いのが『レコード・コレクターズ/1991年5月号』です.
北中正和さんのフェアポート・コンヴェンションの解説、
白石和良さんの年表、
フェアポート・コンヴェンションのアルバム解説、
メンバーのソロ・アルバムの解説
という構成となっています.
ソロ・アルバムの紹介は、創設メンバーのアシュレイ・ハッチングズではなく、サンディ・デニーから始まっています.
なぜか、1972年に発売されたザ・バンチの『The Bunch : Rock On』だけは抜けています.
2度目は、 『ブリティッシュ・フォーク&トラッド・ロック(ストレンジ・デイズ2004年1月増刊)』です.
表紙は 『Fairport Convention : Unhalfbricking』 に使われている写真です.
メンバー6人が遊んでいる公園の外にいるのがサンディ・デニーの両親ニール・デニー / Neil Denny とエドナ・デニー / Edna Denny のおふたりです.
フェアポート・コンヴェンションには1章が当てられていますが、題名の通りジャンルを俯瞰した特集なので、サンディ・デニーは女性歌手のひとりとして取り上げられています.とはいっても、女性歌手の章は 『Sandy Denny : The North Star Grassman And The Ravens』 に使われているサンディ・デニーの写真が中表紙になっています.
3度目は、『レコード・コレクターズ/2004年9月号』 のブリティッシュ・フォーク特集です.
フェアポート・コンヴェンション、サンディ・デニーともに単独の章にはなっていません.
スー・ドラハイム / Sue Draheim が参加していた1972年ごろのジ・アルビオン・バンドの写真がフェアポート・コンヴェンションだと間違ってコメントされています.
古本屋で『レコード・コレクターズ』が積んであるときは『1991年5月号』がないか探して見てください.
『Clinton Heylin : NO MORE SAD REFRAINS The life and times of Sandy Denny』(2000年 Helter Skelter)はサンディ・デニーの正史と言えます.
アシュレイ・ハッチングズの伝記 『Brian Hinton & Geoff Wall : Ashley Hutchings - The Guv'nor & the rise of folk rock』(1999年 Helter Skelter)はサンディ・デニーがフェアポート・コンヴェンションに参加し、アシュレイ・ハッチングズとほぼ同時期にフェアポート・コンヴェンションを脱退するまでのことが触れられています.
ジョー・ボイドの自伝 『Joe Boyd : White Bicycles - Making Music in the 1960s』(2006年 Serpents Tail)では、プロ・デビュー前からフェアポート・コンヴェンションに参加するまでのことが触れられています.
3冊とも洋書を扱っている通販で買えるので、サンディ・デニーやリーフレットの写真をながめたり、目次から気になるところを拾い読みするだけでも楽しめると思います.
簡単な略歴をわたしのサイトに載せてあるので参考にしてください.