アベルさんの掲示板を見ていたら、オウム事件について熱い議論が交わされたそうですね。これを見て久々に興奮しました(笑)。 一週間限定公開だということですので、関心のある方はお見逃しのないように。
前半 http://www.ustream.tv/recorded/8415379
後半 http://www.ustream.tv/recorded/8416386
ひかりの輪広報ブログでは、その時のフォトレポートがアップされています。
http://hikarinowa.net/public-info/blog/cat209/721-1.html
また、参加者の一人であるひかりの輪の広報部の広末氏の感想もアップされています。
http://hikarinowa.net/public-info/blog/cat212/post-9.html
この広末氏の記事は非常に興味深かったですね。
民族主義的な気質を持っておられた広末氏はオウムに入る前は鈴木邦男氏の本を読んでおられたそうです。
私も、この当時(1989年)、鈴木さんの本を読み始めたからです。
1988年に出た「新右翼」という本で鈴木さんを初めて知ったのですが、この本はそれからずっと改訂増補版が何年かおきごとに出されていて、鈴木さんを知る上での最も重要な基本図書の一冊だと思います。たぶん、広末さんもこの本に大きな影響を与えられたのではないかな、という気がします。ですから、広末さんには非常な親近感を感じるのですね(笑)。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/7a/5652f750f012af2a50353bd774bd65a9.jpg
それでは、オウム事件は何故起きたのか?
上祐氏は、このトークライブで、教祖の幼少期から形成されてきた人格的障害、日本社会へのうらみの念が、最も大きな原因だろう、と分析されていた。
このような教祖に惹きつけられてしまった自分自身にも責任はあるのであり、この生涯を通して、再びオウムのような事件を起こさないために、新しい啓蒙運動を続けていきたいと語られていた。
そして、なるほどそうだな、と思ったのは、数を求めない、足るを知る、という基本的な考え方を述べられたことだ。これには、全く同感だ。組織は数を求めはじめると、どうしても、その組織の本来の哲学を忘れてしまい、数を追い求めることが目的になりがちだからだ。
今後の健闘を期待したい。