ブログ1週飛びました( ゚Д゚)
公約出して続けてたのにすみません、バイクがらみで忙しくなりガレージこもりきりになってました
本日は住宅事情の海外編、
以前木材の価格の話をしたときにアメリカの住宅事情をご紹介しましたが、今回は空き家の話、日本では京都で空き家税が課税されることとなり、空き家がさらに話題となっています。
海外、今回は北米エリアについてピックアップしますが北米の空き家の話、
そもそも海外も空き家問題抱えてるんじゃないの?ってことですが
実はアメリカ、カナダとも空き家問題とは無縁、なぜ日本が直面している問題なのに大丈夫なのか?
その答えは市場とライフスタイルにあったようです。
①日本の市場は新築建物を中心とする市場、対して海外は中古住宅を中心とする市場
これは、選好性になのかとも思われますが、アメリカなどの建物は一概にして耐用年数が長く(基本的な住宅で44年、日本は30年ほど)、耐用年数を経過した建物は日本では相当な費用を投じて改修される、もしくは取り壊して新築となりますが、海外ではそのままの形で市場で流通されます、
しかも耐用年数が長いことで経年による減価も少なく、値下がりもあまりないことから市場での流通性が高いといえます(売りやすい、買いやすい)。たいして経年による減価の大きい日本の住宅はなかなか売りづらいってことになりますね
②ライフスタイルの違い
日本では離婚率が相当上がっていますが(2022年で1.50人/1000人)アメリカでは3.2人/1000人の方が離婚しています、
すなわち、離婚の件数<結婚の件数ですが、これの母体が多いほど不動産の取引も増えます(別居など)。すなわち、不動産市場が離婚の数によって活性化しているという、なんともコメントできない感じですねw
海外ではこのように離婚率が高く、家族の別居ないし転居は日常的で、引っ越しへの抵抗などはなく、気分一新で再スタートという能動的なイメージでとらえられてることも不動産市場を支えているのかもしれません
③利活用が積極的
現在日本でもシェアオフィスや民泊といった空き家の利活用がみられますが、
海外ではいち早くドミトリー(共同住宅)やシェアハウスなどの「シェア」という文化がありました、ですので昔自分たちが住んでいて、現在親一人で住んでるという実家があれば、不要な部屋をシャアしてルームメイトを迎えて利活用しています。
①~③のポイントだけで申しましたが、
⑴中古住宅が流通しやすい状況(耐用年数や価値が激減しない構造)
⑵ ⑴の影響により需要者&供給者も家を買う、売るという行為に対して日本より気軽に考えている。
⑶実家という概念が異なり、親が住んで自分が生まれ育った家=実家ではなく、ただの家であるという概念、すなわち、運用すべき資産としてとらえており、売却はもちろん、家族のうち一人が住んでいたら他人にシェアしたりでその資産を維持することが可能である。
⑴以外は、住宅に対するマインドの違いといったところでしょうか、
(新築至上主義的なところもマインドといえますが)
古いものを大事に使う→価値が維持されるという、モノに対する接し方を改めて考えますね(^^)/