先日、所属団体の総会で飛騨高山まで行きました。滋賀県からバイクで3時間(下道だと5時間半)、今まで行ったことない街だったのと、観光名所といわれる町であることは知ってましたが、事前に調べるとその観光客数(特に外国人)の多さにビックリ、
交通アクセスはお世辞にも良くはなく、大都市に近接しているわけでもない、
人口8万人程度の小さな町が滋賀県全体の観光客数の変わらないくらい来訪しているのか(令和5年数値で高山市は4万人、滋賀県は全体で4.5万人)、
実際に体験しないとわからない部分が多かったのでその意味も含めて初来訪。
飛騨高山は岐阜県の北東端に位置してまして、東京から5時間、大阪、名古屋から3時間程度離れています。
四方を山に囲まれて、冬は積雪の関係でまさしく陸の孤島と揶揄されてまして…。
しかし、実際には多くの人が訪れる人気スポット。
色々と資料を見ると
・国際交流(姉妹都市連携)が1960年くらいからスタートしていること(ちなみにアメリカのコロラド州デンバー)
・海外への売り込みに積極的であり、国ごとにアピールするものを変えてPR活動を行っていたこと
・海外駐在員を派遣し、また航空会社や外交官などのいわゆる「繋ぎ役」へのアピールに注力した。
・伝統的建築物の保護、遺産などの保護、保全に取り組んだ。
・周辺の山、川、水路などの自然保護にも取り組んだ。(目新しいレジャー施設などはあまり見かけなかった)
すなわち、もともと持っているものの強みを生かして、エンドユーザに働きかけるという、事業展開のお手本みたいことをしていたようですね。
実際行ってみて、オーバーツーリズムにならない「賑わい」を形成しており、
市民と行政、事業者の方向性が一致しており、また来訪される方は飛騨高山というエリアに理解が深く、訪れた人はとても快適に過ごせたことと容易に想像できますね、(もちろん私も大変快適に過ごせました)
アフターコロナの時代、観光客がどんどん増えてますが、今までの既定路線から少しやり方を見直す必要がある場所もあるかもしれませんね。