かいつぶりの日々

山林関係に強い不動産鑑定士「合同会社鳰不動産鑑定」のブログです
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不動産の鑑定評価・相談・コンサルティング

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研修会の晩夏

2015年08月26日 | 日記
この月は研修会強化月間と銘打ってあちこちの研修会に参加しました。

まず岐阜、最近よく行きます…。

中部不動産鑑定連合会主催の山林の鑑定評価について。



山林評価に熱心な先生方がたくさん参加しました。

すごく基本的なことから(森林簿の見方とか)かなりマニアックな話まで、車で2時間かけて行きましたがすごくためになりました。

ちょうど案件抱えてたのでその件についても質問、

いろんな意見を頂きました。


あけて翌週は中古住宅流通に関するシンポジウム。

住宅のストックのうち流通してる(売買されてる)中古住宅は20%未満だそうで…、そりゃ空き家も増えますね…。

空き家対策に関する話から不動産鑑定士と宅地建物取引士、建築士とタッグを組んだ住宅ファイルの構想の話まで、盛りだくさん勉強しました。




この住宅ファイルこそ、地方に根付いてほしい制度ですね。

今後もチャンスがある時に、こうやって鑑定士としての知識のストックを増やしていきます。

山林の評価でふと思う。

2015年08月20日 | 日記
最近遊んでばかりと指摘されたので仕事の話(笑)


山林の評価で思うところがあって

財産評価基準での評価額が高すぎて現実にそぐわないというケースの話、

確かに財産評価基準でしたら機械的に評価額が出ますが…。

現実の価値と乖離するケースは多々あります。


現実の価格は、やはり不動産鑑定評価により算出するのですが

悩んでることが一つ。

山林の最有効使用の問題

山林の鑑定評価書の多くは最有効使用を「現状維持」と多く書かれています。

しかし、林業本場林地なんかでは、雑木林の現状維持が最有効といえるのか…。

昨日参加した山林の評価の研修会では講師の先生は「雑木林も人工林もあまり変わらない」という意見をいただきました…。


例えば高度商業地での平家建木造居宅は最有効使用とはいえないケースがあります…。


すごく悩ましい問題です。


結論が出ましたら報告しますね。