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かいつぶりの日々

山林関係に強い不動産鑑定士「合同会社鳰不動産鑑定」のブログです
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不動産の鑑定評価・相談・コンサルティング

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【街づくり】コストコオープンと街づくり、不動産価格について

2024年09月06日 | 日記
8月22日に東近江市のコストコがオープンしました。朝3時くらいから行列ができて5時にオープンするなど、地元の賑わい創出に一役も二役も買っているようですね(^^♪
東近江地区、今後も平和堂や小売店が進出するとか、商業集積が進むようです。
野洲のとなりの守山エリアでは工業団地の整備が進むと、過去にブログでご紹介しました。
簡単にですが、これらの事業が価格形成にどのように影響があるか、以下ご説明します。

地方に大規模な工場や商業施設ができると、不動産価格はどう変わる?その影響を解説

地方の経済に大きな影響を与えるのが、大規模な工場地や商業施設の建設です。これが不動産市場にどのような変化をもたらすのか、知っておくことは重要です。今回は、こうした大規模な開発が地方の不動産価格に与える具体的な影響について解説します。

1. 雇用創出と人口増加がもたらす需要増加
新たな工場や商業施設が建設されると、その地域には多くの雇用が生まれます。これに伴い、移住者や従業員が増加し、住宅需要が高まります。結果として、地域の不動産価格が上昇することが期待されます。

2. インフラ整備と地域の魅力向上
工場や商業施設ができると、その周辺地域ではインフラ整備が進みます。これにより、交通アクセスが改善され、生活の利便性が向上します。こうしたインフラの充実は、地域全体の魅力(地域ブランド力)を高め、不動産価値の上昇につながります。

3. 商業活動の活性化と商業用地の価値上昇
新しい商業施設ができると、その周辺地域に新たな店舗やサービス業が進出し、商業用地の需要が増加します。これが土地の価値を押し上げ、特に観光地や交通の要所では、商業用地の価格が上昇する傾向が見られます。これ、上記の東近江市の例に当てはまりますね。

4. 地元経済の成長と不動産投資の増加
大規模施設が建設されることで、地元経済が活性化し、その地域への不動産投資も増加します。工場や商業施設の近くでは、賃貸住宅や商業施設の需要が高まるため、収益物件としての価値が向上することがあります。

5. 地域住民への影響と再開発
大規模な開発が行われることで、既存の住宅地や商業地が再整備されます。これにより、地域全体の不動産価値が見直され、さらなる価格上昇が期待されます。

まとめ
大規模な工場や商業施設が地方に建設されることで、不動産市場は大きく変動します。雇用創出、インフラ整備、商業活動の活性化などにより、地域全体の不動産価格が上昇することが予想されます。金利政策が利上げに向けて動いているようですが、今後もそのバランスを注視すべきですね。

【感謝】開業16周年

2024年09月02日 | 日記

                 開業16周年を迎えました。

16年前の9月1日にマンションの一室で開業、
それぞれの節目節目に目標を設定して頑張ってきました。

2008年開業~2016年事務所移転~2019年法人化。

当初は、中古のマーチ一台とNSR、パソコンもBTOパソコンで自作したもの一台で手元資金もわずかで開業、最初はどうなるかと思いましたが…。

僕も人生の大台にのったんで、拡大よりも「時間の充実」の方向に舵を切りたいなと思います。
僕自身もそうですが、お客さん自身の時間の充実化に寄与できればと考えてます。
不動産鑑定は使い方次第では、さまざまなポイントで時間短縮できるツールだと思います。

近年は不動産鑑定士が率先してイベントしたり災害応援に行ったりで水面下から上に来ているイメージありますね。

時代に取り残されないように自身のバージョンアップも欠かさず、業務に励みたいと思います。
※写真はこないだの出張の写真です。台風にかき回された週末でしたね(^^♪






【連絡事項】夏季休業について

2024年08月09日 | 日記
毎日暑い日が続いてますね。

高校野球にオリンピックと、皆さんテレビから目が離せない日が続いていますね。

全然スポーツと関係ないですが、昨日ネットフィリックスで「地面師」を見てました。

詐欺事件というより軽いホラーみたいなサスペンスみたいな…。

気持ち涼しくなりましたね(^^♪

本年の夏季休業ですが、
8月10日~8月13日は完全休業
8月14日~16日は完全予約制
8月17日は午前中のみ予約対応

通常営業は8月19日~とさせていただきます。

皆様良い休暇をお過ごしください。



【論文試験】不動産鑑定士試験【真夏の決戦】

2024年08月01日 | 日記
写真は関係ありませんw

今週末は論文式試験、
私が受験したのは平成13年なのでもうかれこれ21年前w

毎回思うんですが、暑くてモチベを維持するのがただでさえ大変なのに、
これでもか!って思うくらい難しい問題出してくるんですよね。

合格のコツとか、予想問題とかよくわからないですが、(私が受験したころよりレベルははるかに上がっています)

最後まで残った人だけが合格する、という当たり前な話しかできませんが、試験の特徴としてそれが一番の合格に近くなる方法かと思いますね。

最後の10分、1分まで粘ってみて、それでも書けない問題はみな難しいと判断して、3日間気持ちの切り替えをうまくして乗り切ってください。

私の時、最後の鑑定理論を終えた後、速攻でコンビニ行って缶ビール買って飲み干しました(それがモチベになりました)
受験生の皆様、この週末を乗り切ってください(^^)/

【海外】フランスの不動産事情

2024年07月26日 | 日記
パリオリンピックが開幕しました、
東京から3年少ししかたってないので、あまり実感がわきませんが、日本代表の活躍に期待したいですね。

こちらも東京五輪もそうでしたが万博関係で相当な土地の動きもあり、国際的なイベントと不動産は密接な関係があるのは体験済みですね。


国交省の該当ページから抜粋しますと
土地・不動産の所有権
〔基本概念〕
フランス民法典第2編第2章において、所有権絶対の原則が規定されており、土地の私有が認められている。不動産所有権の範囲については、「土地の所有者は、地上及び地下の所有を含む」とされている(552条1項)。また、土地と建物は一体の不動産として扱われる。
〔外国人の土地・不動産所有〕
外国人は原則自由に土地・不動産を所有することができる。

日本のそれと変わらないですね…。

登記についても日本と変わらず、以下の通り

建物は土地の附合物とされ、建物単独に権利を設定することや、登記や取引を行うことはできない。登記は第三者の対抗要件(公信力なし)とされ、公示する資料は全て、公正証書の形式で作成される。 

フランスの不動産鑑定についてですが、これは二種類あって、
フランス基準のものと、ヨーロッパ基準のものとあるそうで、どのように使い分けるのかは現時点の私の調査では不明です。

フランスの地価動向

簡単に言えば下落傾向にあるというお話です。
原因は全世界共通な理由になるんですが、

■住宅ローン金利上昇により取引が停滞

■物価上昇やインフレによる予算オーバー

独特なのは、断熱効率の悪い物件の流通が減速しているという点、
つまり、フランスでは気候変動対策・レジリエンス法という法律により、エネルギー性能診断(DPE)で断熱効率の低いレベル(E、F、Gランク)の物件が段階的に賃貸禁止になり始めており、2034年1月1日からはA~Dランクの物件のみが賃貸可能となっている。
すなわち投資家は古い物件(E~Fランク)を持っていても賃貸ができないということとなり、
古い物件に対して追加投資等を行って賃貸に供する場合、費用対効果によりリフォーム等をせず売却することを選択している。
したがってE~Fあたりの物件が市場をだぶついて、しかも価格を押し下げていることとなり、地価の下落は止まらない状況となっていますね。

今年はオリンピックイヤー、あまり新聞等では報道しませんがフランスはこのような問題に直面しているのですね。

不安を払しょくする形で選手たちの活躍を期待したいです。