goo blog サービス終了のお知らせ 

Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

ヤマアジサイの真花咲く頃、ミヤマハナシノブは蒴果育む

2025年06月03日 15時22分08秒 | みんなの花図鑑
📸2025年6月2日:ヤマアジサイ 奏音(山紫陽花 奏音:アジサイ科アジサイ属の落葉低木)

 アジサイの仲間は三種ほど。一重の萼咲きであるこの奏音(かなと)、やはり一重の萼咲きの藍姫(あいひめ)、それに八重白花ガク咲きのホワイトエンジェルである。
 アジサイの仲間は、意外と簡単に挿し木が成就する。鉢植えの奏音の他に地植えが一株、藍姫も地植えで三箇所ほど、ホワイトエンジェルはあっちこっちと場所を移動し、いまでは南側の小庭の外れで生きている。
 ホワイトエンジェルにはつぼみが付いているが、他のヤマアジサイにはつぼみが見えない。昨年の強剪定が響いたか。


📸2025年6月2日:ミヤマハナシノブ(深山花忍:ハナシノブ科ハナシノブ属の多年草の高山植物)

📸2025年6月3日:手前がミヤマハナシノブである(奥はクレマチス<シーボルティー>)。草丈は60cmほどか。

  北岳のミヤマハナシノブだが、花の終りが近づいている。高山植物の範疇に入るとされるこの花が、この地で、これほど咲いてくれるとは思わなかったので、驚き、かつ大変喜んでいる。
 さて、問題は夏越しである。せいぜいが遮光ネットの陰に置くといった程度で、その他に何を、どうすればよいのか、ノーアイディアなのである。あ~、苦い経験が頭をよぎる。


📸2021年3月5日:銅葉(黒葉)エゾハナシノブ。
( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
📸2021年3月5日:ミヤマとはだいぶ印象が異なる。
(画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 実は、ハナシノブの類は初めてではない。2021年のこと、エゾハナシノブの銅葉改良種とされるポレモニューム・パープルレインを育てたことがある。この花、耐寒性はあるが耐暑性は「中」程度という触れ込みだった。案の定、その夏を越すことなく、次のミッションへと旅立っていった。
 繰り返すが、ミヤマハナシノブは高山植物の範疇に入る。その上、オークションで落札した折に、麗々しく「北岳の」といった形容詞が付いていた。これは、酷暑に強かろうはずがない。
 花後の姿を観察すると、いくつか蒴果を育んでいそうである。これは、大事に採取しておいたほうが良さそう だ。多年草といわれるが、種によっては二年草もあるという。この株のまま夏越しが叶えばよいのだが、なにはともあれ蒴果から放出される実を採取することに照準を合わせることとしよう。


ブラ散歩で出会った花や実など

📸2025年6月2日:エビヅル(海老蔓:ブドウ科ブドウ属のつる性落葉木本)

📸2025年6月2日:ニワトコの仲間(接骨木の仲間:ガマズミ科ニワトコ属の落葉低木/小高木)

📸2025年6月2日:ウメモドキ(梅擬き:モチノキ科モチノキ属の落葉低木)

 

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山野草 & 木本:それぞれの〝つぼみ〟に思いを託して

2025年05月31日 11時20分45秒 | みんなの花図鑑

 📸2025年5月27日:キレンゲショウマ(黄蓮華升麻:アジサイ科キレンゲショウマ属の多年草)
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年5月29日:エドシボリ(江戸絞り:マメ科ハギ属の落葉低木)
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年5月27日:クガイソウ(九蓋(階)草:オオバコ科クガイソウ属の多年草)
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年5月29日:ハコネギク(箱根菊: キク科シオン属の多年草)
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年5月29日:トウチクラン(唐竹蘭:ユリ(イヌサフラン科)科チゴユリ属の多年草)
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 さて、ここからが問題なのだ。今日(5/31)は思いの外寒い(裏フリースのパンツを引っ引っ張り出してはいている)のだが、今年も例年以上に暑さが募るようだ。
 昨年、キレンゲショウマのつぼみは虫害に悩まされ、ひいては酷暑の炎熱で萎んでしまい碌な花しか見ることができなかった。クガイソウにいたってはつぼみさえ付けることなく一年を終えた。
 それぞれに問題を孕みながら開花の時を待っている。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニオイハンゲの仏炎苞 & 山野草の苗の話

2025年05月28日 11時57分10秒 | みんなの花図鑑

ニオイハンゲには不思議な存在感がある!

 📸2025年5月27日:ニオイハンゲ(匂半夏:サトイモ科ハンゲ属の多年生草本)
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年5月27日:おや、フライフィッシングのようだ。そう、仏炎苞からは肉穂花序が伸びている。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 さほど大きな草本ではない。10cmほどか。そう、形態はウラシマソウに似ている。って言うか、テンナンショウの仲間に酷似しているのだ。
 今年始めて仏炎苞を見た。そこからは、まるでフライフィッシングのようなテグスが放出されている。別に、ナニモノかを釣ろうというのではないらしいのだがね。
 地植えにして、もう2~3年になるかな。その仏炎苞からは芳香が漂うとされている。だが、庵主はあまり鼻の具合がよくないので、その恩恵に浴したことはない。

いくつかの山野草の苗たちのいま

📸2025年5月24日:シライトソウの二年苗。
 ( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
📸2025年5月8日:50粒が3芽になってしまった。
 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

  50粒すべてが順調に発芽したわけではない。半数以下、いや、もっと少なかったであろうか。
 これも、2023年初頭にオークションで入手し、期待を込めて育ててきたものであるが、日毎、月毎に数が減り、いま、たった三芽しか残っていない。
 とあるサイトでこのシライトソウの実生の花の話を目にしたことがある。花が咲くまで3年、4年もかかるのだとの記述に打ちのめされた。う~んっ、こりゃ~、花など望むべくもない状況のようだ。

 📸2025年5月27日:昨年のこぼれ種から発芽したカネシロソウ属の苗なのだと思うのだが・・・・・・。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 昨年購入したカネシロソウの仲間たちだが、今年、芽を吹くことがなかった。
 ところが、カネシロソウの発芽を思わせる芽が、坪庭のあちこちで見ることができたのである。そのうちのいくつかを鉢に盛り、遮光ネットに囲われた棚に置いてみることにした。
 いまのところは、順調に生育しているものと思う。さて、夏越しである。どうなることかと、いまから気をもんでいる。

 📸2025年5月27日:中央にあるのはシロバナショウジョウバカマの今春芽生えた苗である。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 咲くことなく、数年息衝いていたシロバナショウジョウバカマの苗だが、今年ついに潰えた。小さな苗が2つほど残して。
 ちょうど空いていた鉢に植え替えて様子を見ようとしたのだが、さて、この子たちも花穂をつけることなく潰えてしまうのだろうか。頑張れ、シロバナショウジョウバカマ!

新着! ツリガネニンジンの根茎苗をゲットした。

 📸2025年5月28日:ツリガネニンジン(釣鐘人参:キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草)
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 そう、新着なのである。昨日(5/27)、第四種郵便で届いたばかり。最近ハマっているオークションってやつで入手した。2株、送料込みで700円である。
 これだけ小さいと今年花は見られない? まぁ、気長に育てていきましょうか。
 あっ、そうそう、この鉢、山野草鉢ではない。「根っこつよし」がキャッチフレーズの「スリット鉢」である。「根の生育環境を整え、植物を強く元気に育てる」のだそうで、試みに、最近はこの鉢ばかりを使っている。一番の良い点? 安さかな! ちなみに、「6号 深型 グリーン 奥行き18cm 幅18cm 高さ16cm」は、A社の通販サイトで税込み170円(2025/05/28現在)なのである。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風鈴オダマキ、ユキザサ、折々に姿を変えていく山野草

2025年05月18日 19時45分22秒 | みんなの花図鑑

 📸2025年5月18日:2025年5月18日:Beauty of form! さて、これはなんだろう?
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年5月18日:そう、これは、二色風船オダマキのメタモルフォーゼ!
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 自然は時として、驚くほどの変化を見せることがある。
「これが、あの花後の姿なの?」なんてことはちっとも珍しいことではないのだ。
 ほら、ここにもかつての愛らしい姿から種子を紡ぎ出すために、その身を驚くほどに変化させた二色風鈴オダマキを見ることができる。

 📸2025年5月18日:ヤマアジサイ奏音(山紫陽花 奏音:アジサイ科アジサイ属の落葉低木)
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 ヤマアジサイ奏音が目を覚ましたようだ。真花(両性花)はまだ眠りのなかのようだが、装飾花は一輪、二輪とほころび始めている。
 嫌だな。アジサイが脚光を浴びるのは雨の季節。そう、梅雨を連想してしまう。

 📸2025年5月18日:ユキザサ(雪笹:アジサイ科ウツギ属の落葉低木)
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 わずか3~5ミリほどの球形である。ときには、翡翠もかくやといったきらめきを見せることがある。
 この実が熟す頃、萌えたような真っ赤な色に変わっていくというのだ。もう何年もユキザサと暮らしているが、まだその姿を見たことがない。今年こそと思うのだが、果たして・・・・・・。

 📸2025年5月18日:雨上がりの朝、自然は驚くほどのオブジェをプレゼントしてくれる。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 実は、まだ、この芽の本性ははっきりとしない。葉の形状などからシロカネソウ属なのではないかと思っているのだが、決め手にかける。
 それでも、雨上がりの朝、こんな姿を見せつけられると、その本性が何であれ愛おしくなってしまうのだ。

 📸2025年5月18日:📸2025年5月18日:アネモネ・カナデンシス(アネモネ・カナデンシス:キンポウゲ科イチリンソウ属)
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 花の姿はイチリンソウ属を連想させる。純白の花被片に、黄色の蕊を添えたその姿はとても無垢なのである。
 だが、ちらっと見えている葉は、粗粗しくさえ思えるほどだ。どちらが本性なのだろう。
 放っておくと地下茎を伸ばし、どこまでも侵食していく。けっこう荒っぽい草本なのである。

風鈴オダマキ、ユキザサ、折々に姿を変えていく山野草 - Kite.comの花を求めて毎日ブラ散歩!

風鈴オダマキ、ユキザサ、折々に姿を変えていく山野草 - Kite.comの花を求めて毎日ブラ散歩!

📸2025年5月18日:Beauty of form! さて、これはなんだろう? 📸2025年5月18日:そう、これは、二色風船オダマキのメタモルフォーゼ! 自然は時として、驚くほどの変化を見...

Kite.comの花を求めて毎日ブラ散歩!

 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユキノシタの花を撮った! 夜は、葉の天ぷらを喰らおうと思う! ?

2025年05月14日 11時57分38秒 | みんなの花図鑑

 📸2025年5月14日:ユキノシタ(雪の下:ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草)
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年5月14日:この開きかけの風情が、なかなかによいのだよ。
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年5月14日:放っておくとランナー(走出枝)を伸ばし、果てしなく増える。

 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 まだ、「みん花」が健在な頃、ブラ散歩で盛んに通りすがりのお宅の花を撮ったものである。断りを入れ、撮っていると、「お好きなの? 草花!」などと仰ってお手植えの花をくださる方もいらした。このユキノシタもその一つ。
 祖父が庭弄りな好きだったもので、幼い頃からこのユキノシタの存在は知っていた。それも、おでき(腫れ物)に効く民間薬として。そう、腫れ物ができると、祖父は庭のユキノシタの葉をもぎ取って火で軽く炙り、患部に貼ってくれたものである。
 そして、もう一つ、知っていることがあった。ランナー(走出枝)を伸ばし、とにかく増えるのである。そんな経験があったため、こればかりは戴くのを躊躇したのだが、持って行けと言ってきかない。それが、いま、この坪庭にいるユキノシタなのである。う~んっ、この小さな花は殊更に綺麗なのだがね。

 📸2025年5月14日:たとえ坪庭のものでも、しばらく水に浸けておいたほうがいいように思う。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 数年前、どこかのサイトでこのユキノシタの葉を天ぷらにして食うのだという記事を拝見した。
 まぁ、民間薬として活用できるほどだから、毒性は少なかろうと試してみたことがある。
 う~んっ、旨からず、不味からず、特別に味も際立ったものはなく、天麩羅の衣がついているだけに、「あ~、言われてみれば天麩羅だね!」といったところ。久しぶりに食膳に乗せ、塩でもふりかけて喰らうてみたくなったのである。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さな風鈴 ちんちろちん--今日は山野草のごった煮です !?--

2025年05月08日 15時19分48秒 | みんなの花図鑑

 📸2025年5月4日:ニショクフウリンオダマキ(二色風鈴苧環:キンポウゲ科オダマキ属の多年草)
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 小さな風鈴 ちんちろちん。
 風もないのに チンチロリン。
 かすかな音色が耳に届いたような気がしたよ。

 📸2025年5月8日:オキナグサ(翁草:キンポウゲ科オキナグサ属の多年草)
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 千々に乱れた花後の姿。そう、これがオキナグサの痩果であり、この若草色が時の経過とともに真っ白な綿毛と化す。
 そもそも、この痩果を翁の白髭に見立て「オキナグサ」と命名されたと言う。あまりにもストレートな命名ではないか。

 📸2025年5月8日:つん、つん。つん、つん。日々、ミヤマハナシノブを凝視するとわかることがある。

 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 花柱がつんと飛び出ている。その先端を見てみると? 丸い棒状になっているモノと、先端が三裂しているモノとがあるのがわかる。
 はて、これは何を意味するのか? そう、この花柱を見るだけで、ミヤマハナシノブが雄性先熟の花であることがわかる。

「両性花において同一個体のおしべがめしべよりも先に成熟するもの。キク科、ユキノシタ科、セリ科などにみられる。その花のめしべが成熟し、柱頭などが花粉を受付ける状態になるとすでにおしべは花粉の放出を終ってしおれてしまうので、同じ花のなかでの受粉が避けられる。」

 コトバンク「ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典」には、以上のように説明されている。自家受粉することによって生ずる近親交配を回避し、ひいてはそれによって生じる劣性遺伝子の誘発を排除することが目的とされる。植物に限らず、生物が獲得した生存戦略の一つなのだろう。

📸2025年5月8日:シロカネソウ属の仲間かな?
 ( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
📸2025年5月8日:サンインかな? アズマかな?
 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 ここ数年、シロカネソウ属に傾注してきた。トウゴクサバノウ、サンインシロカネソウ、アズマシロカネソウなど、数種のシロカネソウ属を栽培してきたのである。
 昨年、上記いづれもが猫の額を飾ってくれた。トウゴクサバノオは二年草だから、今年はダメだなと思っていた。サンインとアズマは多年草とされるので、春早くに芽を出してくれるものと思っていたが、まったく音沙汰なし。
 しばらくすると、双葉があちこちに萌え出てきた。どうも、それらがサンインとアズマだと、勝手に思っている。

 📸2025年5月8日:右からフジバカマ、凹ってる部分がレンゲショウマ、キレンゲショウマと並んでいる。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年5月8日:分け入ってみると、矮小化したレンゲショウマが育っているのがわかる。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 レンゲショウマが三年目に突入した。一昨年はたくさんの花を付けてくれた。だが、昨年はつぼみさえ付けてくれなかった。
 今年も、キレンゲショウマとフジバカマに挟まれて身の縮む思い。レンゲショウマに明日はあるのだろうか?

 📸2025年5月7日:電信柱の影で寛ぐムサシアブミの御一統さん。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 マムシグサ、ユキモチソウ、ウラシマソウ、・・・・・・、etc. テンナンショウの仲間はいずれもその独特な容姿で人目をさらう。
 このムサシアブミ(武蔵鐙:サトイモ科テンナンショウ属の多年草)もそうである。
 ご存知の通り、鐙とは馬具の一種で、騎乗時に足を乗せる道具である。かつて、武蔵の国で良質な鐙が産出され、この花の苞葉(仏炎苞)がその馬具に似ていたがために命名されたと言う。
 とにかくよく増える。驚くほど増える。だからして、猫の額には不向きな植物だ。そう、あっという間に席巻されてしまう。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨の日はベランダの鉢物を見て心を慰める

2025年05月06日 15時26分50秒 | みんなの花図鑑
 📸2025年5月6日
 シーボルティー(シーボルディーとも:キンポウゲ科センニンソウ<クレマチス>属の多年草)
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年5月6日
 ナーセリーは湘南クレマチス園。フロリダ系バイカラーの新旧両枝咲きとされる。
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)


 今年2月下旬、家内がかかりつけのクリニックの近くにある園芸店で苗を求めた。
 わずか三月ほどでここまで成長するのであるから、クレマチスは面白い。このシーボルティーはテッセンやフロリダ系から作出されたとされ 、どこか和のテーストをも醸し出す。
 枝を伸ばしながら節々につぼみを付けいく多花系のようで、これからが楽しみである。


 📸2025年5月6日
 ベランダで咲く紫の花たちである。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)


  左下段からセイヨウマツムシソウ、ミヤコワスレ、その右斜め上がセイヨウオダマキ、左にはつぼみだけだがヤマアジサイ<奏音>が位置している。


 📸2025年5月6日
 北岳のミヤマハナシノブが咲き進んでいる。花径は2~3cmと小さい。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)


 そう、「北岳」のとされるミヤマハナシノブが咲き進んでいる。これほどに小さな花だとは思っていなかったので、「小さきものはみなうつくし」などというフレーズを思い起こし、より一層この花との出会いを嬉しく思っている。
 ある意味、ここまでは想定以上に順調に推移しているのだが、問題は灼熱の夏越しである。昨年の夏は半日陰でやり過ごし、関東の冬も地上部さえも消滅することなく年を越したミヤマハナシノブであるだけに杞憂であってほしいと願うばかりである。


 📸2025年5月6日
 チングルマの花後の姿である。いかにもバラ科であることが推量される。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年5月6日
 スズカケソウの穂挿しがメインなのだが、それ以外の挿し木も・・・。
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)


 チングルマの花後と挿し木鉢である。
 自庭にてチングルマの綿毛を見たいがために、何度となくチャレンジしているのだが、夏越しが上手くいかない。今年こそは・・・・・・・。
 鉢の中には、徳島県など一部の地域で絶滅危惧種指定にされているスズカケソウの挿し穂が育っている。あっ、シセンウツギも挿しておいたが、これも活着したようだ。
 さらに、昨年種を取ったホトトギスも芽を出し始めている。なんと、何処から紛れ込んだか針葉樹も発芽したようだ。そんなごった煮の鉢も一興である。

「はてなブログ」試運転中です! Kite.comの花を求めて毎日ブラ散歩!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

立夏:風鈴苧環のつぼみや、紀伊上臈杜鵑の若草色の葉にいまの季節を知る

2025年05月05日 10時00分00秒 | みんなの花図鑑

 📸2025年5月4日
 ニショクフウリンオダマキ(二色風鈴苧環:キンポウゲ科オダマキ属の多年草)
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 もう何年になるのだろう? 増えもせず、消滅もせず、坪庭の片隅で咲き続けていた。
 今年、見兼ねて鉢上げしたが、けっこうつぼみを付けてくれている。

 📸2025年5月4日:ヒトリシズカ(一人静:センリョウ科チャラン属の多年草)
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年4月14日:ひと月ほど前の姿である。葉の中心に特徴のある白い花穂を見せていた。

 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年5月4日:この鉢はヒトリシズカが長じた姿なのだが、しっかりと淡緑色の果実を蓄えている。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 これほどギャップが大きい野草も珍しい。ほぼひと月前には葉の中心から真っ白な花穂をのぞかせ、楚々とした立ち姿を見せていた。
 その1ヶ月後、驚くほど大きな葉を繁らせて、辺りを圧するほどの存在感を見せつけている。葉の陰にはしっかりと果実を蓄えている。「女は弱し、されど母は強し」を絵に描いたような姿ではないか。

 この時期、鉢物でも、地植えでも、意外と葉の美しさが際立つときでもある。そう、若草色の葉がそよぐ姿は季節の移り変わりを象徴するようではないか。

 📸2025年5月4日:キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑:ユリ科ホトトギス属の多年草)
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 若草色の葉が美しい。三年目となるキイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑)である。
 昨年から花をつけ始めたが、そのおおきさに驚いたのを覚えている。わずか30cmほどなのだ。
 そう、一般的な草丈は50cm~1mなどと認識していたので、まさかこれほど小さいとは思わなかったのえある。

キイジョウロウホトトギス:開花までの歩み - Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

キイジョウロウホトトギス:開花までの歩み - Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

📸2024年10月18日キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑:ユリ科ホトトギス属の多年草)(画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復...

goo blog

 

 📸2025年5月4日
チョウジソウ(丁字草:キョウチクトウ科チョウジソウ属の多年草)
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 チョウジソウ、強健である(個人的な感想だが・・・・・・)。随分と長い事、坪庭の一角に植えておいたのだが、増えて、困って、鉢上げした。いくつかの鉢に。
 それでも、鉢を割りそうなほどに増えたので、里子に出したり、ベランダ脇の小庭や犬走り、玄関脇の小庭にも、分割して地に戻したりした。
 この季節、何事もなかったように若草色の葉を繁らせて、次は私達の番よとばかりに丈を伸ばしている。

「はてなブログ」試運転中です! Kite.comの花を求めて毎日ブラ散歩!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

播種から二年目、「北岳のミヤマハナシノブ」が咲いた!

2025年05月03日 12時15分15秒 | みんなの花図鑑

 📸2025年5月3日:ミヤマハナシノブ(深山花忍:ハナシノブ科ハナシノブ属の多年草の高山植物)
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年5月3日:苦節二年(?)、北岳ミヤマハナシノブの一番花が咲いた。
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年5月3日:立ち姿も、なかなかに美的である!
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 Wikipediaによると、「北アルプスの後立山連峰清水岳(しょうずだけ)および南アルプス(北岳、鳳凰山)のみに隔離分布する。」とある。それが、この地で咲いた。
 何度も記述したが、オークションに手を染め、初めて落札したうちの一種であった。
 ハナシノブの仲間は2021年頃、ポレモニウムパープルレインなんてやつを栽培したことがあった。だが、夏越しできずに一年草として葬ってしまった経緯がある。

【アルバム】*2021年度版*猫の額で仮住まい!|みんなの趣味の園芸

【アルバム】*2021年度版*猫の額で仮住まい!|みんなの趣味の園芸

咲き進んでいる。こいつは春から・・・云々。ポレモニウムパープルレインのこと。撮影日:2021/03/05「*2021年度版*猫の額で仮住まい!」の写真Kite.comさんのアルバム202...

みんなの趣味の園芸

 

 それが、「北岳」を冠するミヤマハナシノブを種から育ててみようなどという野望を抱いたのだから畏れ入る。花茎はあと数本見ることができる。しばらくはこの可憐な花を鑑賞できると思うが、やがて、酷暑の夏が来る。
 今年は、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していないとされ、今後、夏にかけて平常の状態が続く可能性が高いなどとの気象庁の予報が出ているが、安心してはいけない。彼の国の大統領が「掘って、掘って、掘りまくれ!」と叫んだ通り、一向に温暖化の傾向を和らげる施策には程遠い現状となっているのだから。
 そう、猫の額の山野草が多年草であるにも関わらず、一年草と化してしまうのは某国の大統領の施策が一因となっていると言っても過言ではないのである(責任転嫁!)。

 📸2025年5月3日:北岳ミヤマクワガタ(北岳深山鍬形:オオバコ科ルリトラノオ属の高山植物)
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年5月3日
 いま、ミヤマクワガタの春が終わろうとしている。
 花茎には、数多くの蒴果が誇らしげに稔っていた。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 上述したオークションで落札したもう一種がこの北岳ミヤマクワガタであった。こちらも、二年目の春に数多くの花を見せてくれた。これほどに、桃色が強く出たクワガタソウの仲間は見たことがない。とてもよい経験であった。
 上記画像は今年最後となるであろうミヤマクワガタの花の一つである。茎はと見ると、そこには春という季節の贈り物、ミヤマクワガタのお子たちがたくさん詰まっている蒴果がたくさん稔っていた。時が来たら、どこぞの大統領のごとく、来季のために「採って、採って、採りまくれ!」と心に誓ったのであった。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

種子を育むイワウチワ & キタヤマオウレン そして、いくつかの山野草のつぼみ

2025年04月30日 13時04分00秒 | みんなの花図鑑

 📸2025年4月30日
 イワウチワに種ができた。小さな花だけに、種も極小だ。
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年3月24日
 季節に負けじと、一気呵成に咲き進んでいた頃のイワウチワ。とてもよく咲いてくれたのだよ。
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年4月30日
 キタヤマオウレンも種子を育んでいる。袋果が集まった集合果である。
 もちろん、花も見たかったわけだが、珍奇な形状の集合果を間近で見てみたかったのである。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年4月30日
 ヤマアジサイが何株かある。他のモノにはまだそれとわかるほどのつぼみが見当たらないように思う。
 この鉢植えの「奏音(かなと)」だけには、あちこちにつぼみが見立つようになってきた。
 なにが違ったのであろうか?
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)



 📸2025年4月30日
 単に、「マツムシソウ(松虫草:Scabiosa japonica)」と呼称する場合、日本の固有種を指すことが多い。
 こちらは外来種のマツムシソウ(Scabiosa atropurpurea)の園芸種で、一般的にセイヨウマツムシソウとかスカビオサなどという。
 昨年12月3日、「ふくしまの矢祭町からスカビオサ エコーシリーズ」と名札のついた株を求めたのだが、その時点に4つか5つの花が付いていた。
 その後、梨の礫だったが、ここに来て俄然ヤル気を見せ、まもなく開花というまでに。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)

 📸2025年4月30日
 昨年早々、オークションに手を染めた。いくつかの種子を落札したのだが、その中の一つがこれ。
「北岳のミヤマハナシノブ」とされていたのだが、今年初めてつぼみがついた。開花の運びとなるか期待を胸に、ひたすらその日を待ち焦がれている。
 (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする