Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

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6月の花のアルバム(9)最終回

2024-07-29 | みんなの花図鑑

6月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。6月はアジサイを始めとして、夏の花が咲き揃う季節でもあります。6月は約140品種ほどの花木や鳥の撮影ができました。毎月恒例の記録として約10回に分けて投稿します。

 

<本日のバラ 杏奈(あんな)> 2023/10 千葉市緑化植物園
系統:F(フロリバンダ) 作出:2012年 京成バラ園芸(日)

オレンジ色の花は花びらが重なる中心部が濃い色となり一輪でグラデーションとなります。2011年JRC銅賞受賞。

フロリバンダローズはアメリカで名づけられた系統で、「花束」の意味です。木立の中輪咲きとも呼ばれます。

 

 

 


北アメリカから熱帯アメリカにかけて約20種が分布し、日本には明治時代に入ってきました。

梅雨のうっとうしさを吹き飛ばすように、大きな3枚の花弁を優雅に広げ、朝露にぬれた姿には、しっとりとした美しさが感じられます。

品種も多く、色とりどりに競い合うように咲き続けます。チャームポイントは花の中心部の雄しべと雌しべ。特に雄しべはひげ状で、赤や青に色づき、よく見ると個性豊かな花です。

 

<ムラサキツユクサ(紫露草) ツユクサ科ムラサキツユクサ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 


ツユクサによく似て、少し花が大きく、花弁の白い淵のフリルがとても可憐な品種で、白い眼鏡をかけているようにも見えます。

ツユクサと同じように良く分枝し縁から根を出して増える1年草です。別名“フクリンツユクサ”とも呼ばれています。

毀れ種から良く増えて、抜くのが間に合わないくらいの生命力で、とても可憐だが増えすぎて困る植物でもあります。

<メガネツユクサ(眼鏡露草) ツユクサ科ツユクサ属>
6/12 自宅

 

 

 

 


オーストラリアを原産とする、フトモモ科の常緑樹です。日本でも庭木として近年注目を集めている花木です。

短く小さな葉と柑橘系の香りが特徴で、オイルやハーブティーの原料としても広く親しまれてきました。

「ティーツリー」の別名でも知られています。この名前は「キャプテン・クック」として有名な、探検家のジェームズ・クックが本種の葉を摘んで、お茶にして飲んだという逸話に由来しています。

<メラレウカ メラレウカ属(コバノブラシノキ属)>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

タイマツバナとも呼ばれるように、鮮明な赤い花が盛り上がるように咲き、苞も赤く色づきます。品種が多く、花は赤のほかにも、桃色、白、紫など多彩です。

全草にさわやかな香りがあり、ミカン科のベルガモットオレンジに似ることから「ベルガモット」とも呼ばれ、ハーブティーとして利用されます。


ベルガモットはモナルダ属の1種であるモナルダ・ディディマを指します。 モナルダと呼ぶとベルガモットを含むモナルダ属すべての種を指します。

<モナルダ(矢車薄荷:ヤグルマハッカ) シソ科ヤグルマハッカ属(モナルダ属)>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 


中国、朝鮮半島、日本の本州から琉球列島に分布します。江戸時代には欧米へ渡り観賞樹木として栽培されています。

花のように見えるのは本来の花弁ではなく、ハナミズキと同様、総苞片(花のつけ根の葉)です。そのため比較的花の観賞期間も長いのが特長です。


名前の由来は中央の丸い花穂を坊主頭に見立て、4枚の白い苞を白頭巾に見立てたものだと言います。

 

<ヤマボウシ(山法師)  ミズキ科ミズキ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 


本州・四国・九州の日当たりの良い草地に生育する、高さ1~1.5mほどになる多年草です。

花期は7~8月で、高さ1~1.5mほどの花茎の先に花序をつけ、夕方頃から翌朝にかけて先が軽く反り返った直径7~10cm程度のラッパ状の花を咲かせます。

花被片は鮮やかなレモンイエローで、長さは5~8cm程度、基部の合着した筒部は3cmほどです。

和名は花が夕方に開き翌日の午前中にしぼみ、葉がスゲに似ていることに由来する。

 

<ユウスゲ(夕菅) ユリ科ワスレグサ属>
6/12 あけぼの山農業公園

 

 

 

 


ユーフォルビア属の原種は2000種以上あり、形態も一年草、宿根草、多肉植物、低木と多岐にわたります。

近年、本種のように、まるで白い花が咲いているような非耐寒性低木が人気を呼んでいます。本種は戸外で初夏から秋に開花する特徴があります。

観賞する白い部分は、ポインセチアなどと同様、苞と呼ばれる花序のすぐ下の葉で、本当の花は目立ちません。

<ユーフォルビア・ダイアモンドフロスト トウダイグサ科ユーフォルビア属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 


半日陰の少し湿った環境で自生している楚々とした花です。花茎を立ち上げて白い花をつけ、花はダイモンジソウに似ていて、下の二枚の花弁が長く伸びます。

葉は楕円形で縁に鋸歯が入り、葉脈にそって白く斑が入ります。株はロゼット型でほふくして株を増やします。

名の由来は諸説あるようですが、葉が常緑で白斑があるのを、表面に雪が積もった状態に見立てて名付けられたといいます。

 

<ユキノシタ(雪の下) ユキノシタ科 ユキノシタ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 


北半球のアジアを中心にヨーロッパ、北アメリカなどの亜熱帯から温帯、亜寒帯にかけて広く分布しており、原種は100種以上、品種は約130品種を数えます。

日本には15種があり7種は日本特産種です。 山岳地帯を含む森林や草原に自生することが多いが、数種は湿地に自生します。

日本の代表的な種に、ヤマユリ、オニユリ、カノコユリ、コオニユリ、ササユリ、テッポウユリ、オトメユリなどがります。

欧米ではユリの品種改良の歴史は新しく、19世紀に日本や中国からヤマユリやカノコユリなどの原種が紹介されてからです。

日本では、江戸時代初期からスカシユリが栽培されてきました。現在ではさまざまな色や形の品種が作り出され、世界中で愛されています。

日本では、ヤマユリ、コオニユリ、オニユリの3種がその鱗茎(ユリ根)を食用とするため商業栽培されいます。


<ユリ(百合)品種不明 ユリ科ユリ属>
6/5 アンデルセン公園・自宅

 

 

 

 

 

原産地は西地中海沿岸で、日本へは明治時代の末期に渡来しました。

5~6月に赤、ピンク、黄、紫、紅、オレンジ、白など多彩な色の花を咲かせます。

上向きの花びら(上唇弁)が縦に大きく2つに裂け、それがウサギの耳のようでかわいらしく見えます。

 

<リナリア(姫金魚草) ゴマノハグサ科ウンラン属> 
6/12 北柏ふるさと公園

 

 

 

 


北アメリカ原産のキク科の多年草です。多年草の中では短命な部類のため二年草とされることもありますが、こぼれ種で増えていくほど繁殖力は旺盛です。

本種はルドベキア・トリロバの園芸品種で、夏から秋に無数の黄色い花が開花する多年草です。

ルドベキアの中でも分枝性に優れ、小輪の花が無数に開花し、真夏も休みなく咲き続けます。花は小輪ですが高性なので、大株になると存在感があります。

 

<ルドベキア・タカオ キク科オオハンゴンソウ属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

 


南アフリカ原産の半耐寒性の一年草で、よく分枝してこんもりとした株に育ちます。

花径1~2センチの花が株全体を覆うようにして咲くので、遠くから見ると色の塊のように見えてとても美しい草花です。

花色は水色や艶のある濃い青、紫、白、ピンクがあります。

別名は、ルリミゾカクシ(瑠璃溝隠)やルリチョウソウ(瑠璃蝶草)といって、花形が蝶のような形をしていることからつけられました。

 

<ロベリア(瑠璃溝隠) キキョウ科ロベリア属>
6/5 アンデルセン公園

 

 

 

6月の花のアルバム①~⑨ 全132品種の花、野鳥を最後までご覧いただきありがとうございました。

次回は「7月の花のアルバム」を2024年8月中旬に投稿予定です。それまでは、暫くブログを休止いたします。フォロワー様のブログにも暫くの間、訪問できなくなりますので、よろしくお願いします。

再開した折りには、また拙ブログをご覧いただけると、とても嬉しいです。