新・サザエの珍事件簿

いつもおっちょこちょいでドジな篠原サザエの珍事件を記したブログ。

劣等感の克服 の巻

2015年07月31日 | サザエ日記
私はよく自虐的になる。
世間ではこれを「劣等感」というらしい。

劣等感とは、誰かと比べ、人より劣っていると感じること。

誰かと比べることは、決して悪いことではなく、むしろそれが頑張りに繋がることもある。
が、私が抗うつ剤を飲んでいるときは、とにかく自分を許し、今出来ることに専念するようにしていた。
それこそ、人と比べても辛いだけであり、病状もよくならないと思ったからだ。
なんせ寝たきり状態が続いていたのですから。
そこで劣等感なんて抱き続けたら、どうなるか・・・。
それでも当時はどうしていいのかわからず、しばらくはこれと戦いました。
が、自分に優しくしようとすると、
「そんなにお前はダメな人間なのか、諦めてしまうのか」と、自問自答をするようになるわけです。

そしてようやく私は気付いたのです。
きっと、理想が高いのだと。

自分ならきっとそこまでいける、できると信じたいのでしょう。
でもそれは、その時思うことではないのだと、封印をしたのです。
また元気に動けるようになるために、理想もプライドも捨てたのです。

そして、今自分に出来ることだけを考え、人と比べることをやめることにしました。
そこからやっと自分のことが見えてきたのです。

理想ばかり高くて、今の自分が見えなくなっていたのです。

本当の自分は、
プレッシャーにとても弱い。
理想が高すぎる。
心身ともに強くない。というより弱い。
頑張りすぎると調子が悪くなってしまう。

といっても、高校1年から大学1年まではわりかし頑張りがきくし根性もある方だと思っていたので、心が折れてからの自分を受け入れるのがとても大変だったのです。
そして抗うつ剤を飲まなくなって1年半。
実はまた、その元気な頃の自分にまた戻れるのではないかと信じている自分がいるのです。

ここからは、いまの自分の話をします。
元気で強い時の自分に戻る・・・
そうなれば、当時思い描いていた夢を叶えることが出来るのではないか。

そうなのです。
動けるようになると、また私の理想は高く高くなるのです。
そして、当時のようには動けない自分を責め、周りで成功している友人たちを見て、劣等感を抱き、絶望するのです。

あの時心が折れなかったら・・・。
ずっと元気で強気で、頑張りがきく自分でいられたら・・・


人間は欲深い生き物ですね。
本当にそう思います。
でもそれは、向上心があるがゆえだと、そんな自分を誇りに思います(笑)

人にしか出来ないことがある。
でも私にしか出来ないこともある。

世間様から見れば、小さく、低レベルだと思われてしまうかもしれない。
いや、私に出来ることはそこまでなのだと思う。
だからこそ、あまり背伸びをしすぎず生きていこうと思うのです。

そして、自分に出来るところで頑張って、それに合う人達と巡り会えればいい。
出会いと別れがあってもいいのだ。
人は進化するのだから。


また自分を愛せる自分に戻ろう。






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