新沼健 日々独言

映画・ドラマの感想、美味しかった料理、街歩き、世相に関する私の考えなどを書いています

みちのくひとり旅 6(最終回) 貞観地震津波の伝承「末の松山」と「沖の石」

2022年12月27日 11時50分03秒 | 街歩き
▲小高い丘にある「末の松山」


「おさとうやま」の佐藤さんとの面談後、野蒜14:16発、仙石線・あおば通行で多賀城まで移動しました。

多賀城には貞観地震津波に関する伝承「末の松山」があるとのことで、仙台への帰りに寄り道することにしました。

貞観地震が発生し、その後に大津波が多賀城を襲いました。





▲「末の松山」


そして津波が、多賀城八幡の丘陵にある「末の松山」を超えそうで超えなかった、ということから平安時代に、「超すに超えない大きな存在」として「末の松山」が歌枕として数々の短歌に読まれたのだそうです。

「契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波越さじとは」(小倉百人一首)

▲東日本大震災 浸水の記録


東日本大震災の時も多賀城を津波が襲いましたが、やはり「末の松山」を超すことはありませんでした。

▲沖の石


松尾芭蕉も奥の細道で、「末の松山」と50メートルほど離れたところにある「沖の石」を見物しています。

「末の松山から南へ伸びる道を下ると奇石が連なる池が見えてきます。住宅地の中に取り残されたこの池が、歌枕の興井(沖の石)。
『千載和歌集(せんざいわかしゅう)』にある二条院讃岐(にじょういんのさぬき)の歌は有名で、作者は後に「沖の石の讃岐」と呼ばれたそうです」(多賀城市観光協会HPより引用)

「末の松山」、「沖の石」は多賀城駅から徒歩10分ほどです。
散歩にはちょうどよい距離でした。

▲ランチ牛タンカレー ¥1150


多賀城駅改札前に牛タン専門店「たんや善治郎」があり、遅めの昼食を取りました。思わず目を引かれたのがランチの「牛タンカレー」。
次の仙台行列車まで結構な間があったため、ゆっくりと牛タンカレーを楽しむことが出来ました。当店はなかなかにおすすめです。






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