脇差 津田近江守助直
脇差 津田近江守助直
助直の互の目の美しさは最高だが、このような湾れ調の焼刃構成も美しい。刃文の形状が美観の一つであることはもちろんだが、地鉄が刀の本質であることを改めて認識させられる作でもある。きめの細かな小板目鍛えに、微細でしかも粒の揃った地沸が付き、そのまま焼刃の刃沸となり、刃先に向かっては明るい匂と共に淡く溶け込んでゆくような風合い。刃中には小沸の粒子が微かに肌目に沿って流れるような景色が窺え、帽子は細筆で掃きかけたように帽子の先端が流れ掛かる。総てが良い。230□
脇差 津田近江守助直
助直の互の目の美しさは最高だが、このような湾れ調の焼刃構成も美しい。刃文の形状が美観の一つであることはもちろんだが、地鉄が刀の本質であることを改めて認識させられる作でもある。きめの細かな小板目鍛えに、微細でしかも粒の揃った地沸が付き、そのまま焼刃の刃沸となり、刃先に向かっては明るい匂と共に淡く溶け込んでゆくような風合い。刃中には小沸の粒子が微かに肌目に沿って流れるような景色が窺え、帽子は細筆で掃きかけたように帽子の先端が流れ掛かる。総てが良い。230□
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