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日本刀鑑賞の基礎 by ZENZAI  初心者のために

日本刀の魅力を再確認・・・刀のここを楽しむ

短刀 長舩祐定 Sukesada Tanto

2017-05-23 | その他
短刀 長舩祐定


短刀 長舩祐定天正四年

 八寸強の鎧通し。身幅が狭く、鎧の隙間から使うことを想定したもの。重ねはさほど厚くはない。一般に鎧通しは重ねが三分くらいあるのが普通と考えられているようだが、実際に戦場で使うことを考えると、薄手の方が明らかに隙間を通しやすい。斬れ味もいい。この短刀が典型。


短刀 長舩祐定 Sukesada Tanto

2017-05-23 | 短刀
短刀 長舩祐定


短刀 長舩祐定元亀三年

 祐定の綺麗な地鉄の短刀。地鉄は戦国時代の備前物の特徴的な杢目交じりの板目肌が均質に詰み、地景で強く立って見えるのだが、鍛着は密。刃文が変わっている。直刃から始まりごく浅く湾れが交じり、所々の小足が入り、帽子は丸く返っているが先端は掃き掛け、丸みを帯びて返り、長く焼き下がる。