ヤマイヌハイキングさんからご意見をいただきました狼爪について考えてみます。ここで整理しておきたいのですが、狼爪があるから狼だ!ではないということです。なぜなら現存するハイイロオオカミはほとんど狼爪がありません。狼爪=狼ではないということです。狼爪とは退化してなくなるはずの後ろ足の余剰指のことで、古い犬科の動物にあらわれるそうです。日本犬では保存会では嫌われて紀州犬以外は排除の方向にあり、展覧会で見る日本犬にはほとんどいません。画像の狼爪は琉球犬のものです。琉球犬は縄文犬の子孫といわれていて、天然記念物に指定されている他の中型日本犬より古いといわれています。何が言いたいかというと、埼玉の秩父で目撃された犬科動物には狼爪がありました。野犬であるという意見、ハイブリッドウルフ(狼犬)であるという意見等ありますが、そんなに都合のいい様に古いタイプの犬が野生化するでしょうか?現在の日本犬でさえ縄文と弥生が交じり合っていますし、日本に洋犬が入って100年ほど経っているのに!それではこの動物の正体は?ということになりませんか?いろいろな偶然が重なっての先祖返り!というのはあまりにも無理があるでしょう。確かに日本犬は改良があまり加えられていない犬種であり、各保存会の展覧会で好成績を出せない犬を捨てるというのは聞きますが、それとこの動物を結びつけるのは全く意味のないことではないでしょうか。
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さて、先日公園で縄文柴が飼い主に連れられて歩いていました。縄文柴というのは額段は極めて小さく狼の片りんを残しているのですが、脚は長いですね。そんなことを考えながら飼い主に気づかれないようにチラチラと観察していると、後ろ足に立派な狼爪を発見しました。思い切って飼い主に話しかけると、たいそう狼爪に興味を持っているようで色々お話を聞かせていただきました。結論から言うと狼爪というのはカンジキの役割を果たしているのだそうです。雪深い山野を駆けまわる必要のある場合は、狼であれ犬であれ狼爪は残り、そうでない場合は退化する、と結論付けていました。当たっているかどうかは分かりませんが、一理も二理もある違憲だと思いました。
世の中、わけが分からない状態になっていて、世捨て人にでもなってみたい心境になっています。
とにかく早く収まって欲しいの一心です。
さて、狼爪についてはさっぱり分かりません。
たしか実家で飼っていたポメラニアンにもあったと記憶しております。
ポーランドの牧羊犬ですから、岩場とは無関係でしょうし、雪についても現地の気候条件がわけらないので、分析できません。
以上、ちょっとした情報としてコメントさせていただきました。