ニホンオオカミの正体!

1905年に絶滅したはずなのに、生き残りの噂が絶えないニホンオオカミのことについて考えます。

柴犬について。

2011-03-05 09:12:56 | 日本犬
紀州犬について書いたんで、ついでに柴犬のことも書いてみます。ご存知の通り、柴犬は日本犬の中でもダントツに多く飼われています。最近の柴犬はペット用に改良され、昔
各地にいたようないろんなタイプが姿を消していっています。私は、ニホンオオカミのこともそうですが、古い日本犬にも非常に興味があります。展覧会に勝てないからといって、いろんなタイプをなくしてしまうのは反対です。柴犬も信州柴、美濃柴、山陰柴etcなどを独自に保存している人たちがいますが、ぜひとも応援したいです。将来は中型みたいに紀州、四国、北海道、甲斐、琉球みたいに個々に保存できればいいなと思っています。

画像はペット用に多く飼われている普通の柴犬(左)と山陰柴犬(右)です。
山陰柴犬は山陰地方の地犬で、因幡犬と石州犬を祖先に持つ小獣猟に適した柴犬だそうです。


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4 コメント

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飼ってみたいなぁ~~ (やまいぬビリーバー)
2011-03-05 19:14:01
山陰に住んでいるので、犬を飼うのなら山陰柴を飼いたいと思っています。
といっても、山口県なので山陰柴の本場とは少し離れていますね。

世古さんの本を読んでから、犬の種を残すのがどれだけ大変なのかが分かりました。

近く引っ越すので、犬を飼えるようになるまで、しばらく時間がかかるとは思いますが、いつかは日本犬の保存のお役に立てればと思っています。
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がんばってほしい。 (銀狼)
2011-03-05 22:37:40
やまいぬビリーバーさんは山口ですか。柴犬は多くが人家の近くで飼われていたため、洋犬との雑種化の波をモロに被ってしまいました。そのため純粋な犬が少なかったため各地の柴犬を一本化するしかなかったようです。しかし少ないながらも地方の柴犬が残っているところは保存に頑張ってほしいと思います。四国は柴犬は古い純粋種が残っていないため保存ができませんが、近い山陰地方の柴犬にはがんばってほしいですね。
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賛成 (三太郎)
2011-03-08 22:10:43
まったく銀狼さんのおっしゃる通りです。日本犬といえば、10年ほど前に亡くなられた、作家の近藤啓太郎さんが多くの記述を残しています。近藤さんの一番愛した日本犬は、紀州と四国犬でした。氏は“野趣あふれる”という形容で日本犬を褒めちぎりました。ところが品評会では、そういう古代犬の特質を残した個体を評価しない気風がはびこっていたというのです。この後ろ足の特徴は、紀州犬の本来持っている美点だと、いくらいっても通用しなかったそうです。  これは余談ですが、近藤さんが、その野趣あふれる紀州犬を連れて散歩しているとき、突然大型のシェパードが襲ってきたそうです。氏はシェパードが接近してくるのを待って、さっと引き綱を離したそうです。その野趣あふれる紀州は、前進しながらフェイントでシェパードのホオ目掛けてかみつこうとしました。ホオを噛めば相手は反撃できません。これはオオカミの基本戦法です。瞬間、シェパードがのけぞるのを見て取った紀州は、シェパードの前足の間から低空飛行でもぐりこみ、アキレス腱にかみついたそうです。電光石火だったそうです。回転する紀州の攻撃にシェパードは為すベもなかったそうです。可哀そうなことに、そのシェパードは数日後亡くなったそうです。銀狼さん、紀州や四国は間違いなくオオカミの血をひいています。あるいはニホンオオカミそのものだったのかもしれません。 ・・・もう一つ思い出しました。近藤氏は事あるごとに、こう言ってたそうです。西洋犬などというモノは、流行歌手と一緒で見てくればっかで中身がない、と。これは品評会で優勝した犬についても言えるのかもしれません。
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行動することが大事。 (銀狼)
2011-03-09 12:26:15
三太郎さん、こんにちは。近藤啓太郎さんというのは紀州犬の本を出してますね。(まだ読んだことはありませんが)紀州犬はシェパードごときでは相手にならないでしょう。面白い記事を見つけました。

犬がオオカミから家畜化されたことは定説になっているが、現存する犬種とオオカミとの交配は学問的な裏付けがない。しかし平成15年3月に現岐阜大学の石黒直隆教授が、ニホンオオカミのミトコンドリアDNAの中に紀州犬と非常に似た配列があるとする研究成果を発表した。
 「これで幅が広くなってきました。紀伊半島産のヤマイヌとオオカミと紀州犬との関係を、オランダにあるタイプ標本に立ち返って突き詰めていけるのではないかと思います。

実行に移してほしいですね。
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