私は山陰柴犬という古いタイイプの犬を飼っています。日本犬保存会に所属しており、会報が届くのですが、つい先日とどいた第5号に、面白い記事が出ていたので紹介します。これはニホンオオカミの尾のことについて書かれていて、神奈川県伊勢原町の方がお持ちのニホンオオカミの尾で、非常に保存状態が良く、ニホンオオカミの尾がどのようなものであったかが正確に分かる貴重な資料だそうです。そこに書かれてあるのは、ニホンオオカミの尾の特徴として、X状の黒い差毛、八の字様の差毛、その下7cm間隔で輪状の差毛があるとしている。この特徴は英人が飼っていた狼を写した絵にも、和歌山大学の標本にも共通してあるそうです。これはニホンオオカミとニホンイヌを区分けする基準点としての特徴であると書かれています。しかし、その続きに「現在の野生犬の中に同様の尾を持つものがいるのである。」これは何を言いたいのであろうか?山で自活しているノイヌ(山棲みの犬)の中に、同様の尾を持つ個体が稀にいるということであろうか?裏を返せば、ニホンオオカミ目撃という話題が出ても、犬にはこういう個体がいるから、絶滅宣言の出ているニホンオオカミではなく、あなたの見た動物はイヌですと一蹴されはしないであろうか?その中には本物のニホンオオカミ、あるいはその血が非常に濃い狼犬なんかも含まれているかもしれないのに!こうして、貴重な発見が闇に葬り去られる可能性があるということである。
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「現在の野生犬の中に同様の尾を持つものがいるのである。」ここまで言うのであればその野生犬の画像を見たいものですね。但しコンピューターによる画像修正されていないものに限りますが(今は何でもできますから)。もし画像が見れた場合、いつ撮影されたもので生息地と生息している標高などの情報も見たいですね。言葉だけでは信じ難いですね。
この記事を書いた方は群馬の方で、秩父野犬みたいなのがいるんでしょうか?(埼玉と群馬は隣だから)それとも適当に言って、絶滅宣言が出ているオオカミが生き残っているはずがないというのを言いたいのでしょうか?ただ日本犬保存会としては、ニホンオオカミのこと(生き残りについて)はタッチするつもりはないようですから、この人個人の考えでしょうね。
ちなみに家の山陰柴犬にも、はっきりとしたスミレ腺を示す黒い差毛の塊があります。古いタイプの犬にはあるみたいですよ。
私の考えを述べたいと思います。記事にある、斐太猪之助さん、ニホンオオカミについての本を出していますが、この人の主張する犬科動物は、Canis hodophilaxとは違っていると思います。私も一時はこの方の本を手に入れようか迷いましたが、彼の主張する動物が私の思うニホンオオカミを違っているので、断念しました。
nagoyanさんの記事の動物は何なんでしょう?私には想像がつきません?タヌキ、キツネ、Canis lupus hodophilax以外に日本に住んでいる、知られていない犬科動物でしょうか?
ニホンオオカミで検索して、nagoyanさんの言う「興味深い話」の「オオカミだったのに」も読みました。
標語の珍獣についてネット上で写真のある記事を見つけ、記事の中で専門家により犬と結論づけられていました。
私自身も、オオカミと言うにはしっくりこないため、色々なイヌ科の写真をネットで検索する内に、これだ!というものに行き当たりました。
この珍獣は「イタリアングレイハウンドの幼犬」これが私の結論です。
兵庫の珍獣、高知の例、三重の幼獣(これは写真は見たことがないが西田氏の記述による)、いずれも毛が抜けていたとか毛が剃ってあったとか書かれており、この犬の特徴と一致するように思っています。
すでに5年以上前(最近ですよね!)の事です。
その日も息子達を連れ、東吉野に川遊びに行っておりました。すると雰囲気が違う一人の方が何度も近くを行き来しています。思い切って言葉をかけてみますと、『熊が出たとの事で村からの依頼があり、犬を連れて警戒しているのです。』との事でした。
自然が好きな私は色々な事を質問しました。
その中の話なのですが…
その方は公認の猟師(この表現が適切では無いかもしれません)との事で『日本オオカミもカワウソも生きている。でも政府もからは公表してはいけないと言われている。』との事でした。
本当ならとても嬉しいのですが…
ここからは私の考えですが、
もし日本オオカミが生息しているとすれば、紀伊山地は有力な生息地です。大台ケ原での鹿害を考えすと食物連鎖の関係で、当然オオカミも増えていると予想されます。
しかし・・
残念ながら、今もって『オオカミ発見!』のニュースは聞かれません。種の保存を考えると30頭程度の個体が必要でしょう。
個人的には、絶滅の可能性が高いと思っています。
後、日本オオカミとヤマイヌ。
この関係は何なのでしょうか?
長文、失礼しました。
個人的にはヤマイヌは大昔はニホンオオカミを指し、数が激減してからは山棲みの犬(野生で何代も経た)が混じり始め、近年ではほとんどこれを指すのではないのでしょうか。ただ、山棲みの犬にもオオカミの血がはいっているものと、相当古い日本の地犬の生き残りと、複数を指す可能性があると思っています。
純粋のオオカミの生存は難しいですね。