この画像は昔の四国犬です。今の展覧会に出てくる四国犬とは随分体型も雰囲気も違いますね。古い四国犬にはタテガミのある犬も珍しくなかったそうです。それに随分胴長!今時のショー系四国犬のように体長&体高がほぼ1対1、巻き尾というワンパターンではなく、いろいろなタイプがいたようです。2000年に九州で見つかった動物は、四国犬の飼育者たちは日本犬標準にあてはまらない体型の四国犬(昔のタイプ)が生まれ、展覧会では勝てないので捨てた。作出する過程では良い犬同士をかけあわせても、良い犬ばかり出るとは限らないと思っている人が多いのではないでしょうか?
今年1年訪れてくれた方々、ありがとうございました。また来年に向けて、少し情報を集めたいと思います。また来年よろしくお願いします。

こんな記事を見つけました。イベリア半島に生息し、絶滅が危ぶまれているスペインオオヤマネコが、初めて生息数増加に転じたことが確認された。1960年には約5,000匹はいたと見られるスペインオオヤマネコは減少の一途をたどり、2005年の生息数はわずか150匹で生息地域はアンダルシア州のみに限られていた。しかし、2007 年度の調査では個体数215~265匹に増加、うち15匹はカスティージャ・ラ・マンチャ州にも生息していることが確認された。今年度に生まれた野生のスペインオオヤマネコは44匹。さらに、ドニャーナ国立公園で2005年に初の飼育繁殖を成功させて以来、同公園とハエンの飼育センターで計37匹が生まれている。2010年には飼育繁殖数60匹となる見込みで、その暁には飼育したスペインオオヤマネコを野生環境に戻す試みが始められる予定。(spainyaニュース) 明るいニュースですね。日本も見習って、絶滅する動植物を少しでもなくするように努力して欲しいと思います。
画像はコウノトリです。コウノトリも昔はニホンオオカミと同じように、どこにでもいた鳥でしたが、狩猟や農薬の使用、生息地の開発で数を減らし、1971年に日本産コウノトリは絶滅しました。その後、ロシアからコウノトリを移入して保護センターで増殖をはかり、100羽を超えるまで増えたコウノトリを2005年より野生に戻す実験が始まっています。佐渡のトキも同じような計画なのではないでしょうか。鳥の場合は人に危害をくわえることもないので、周りの理解も得やすいでしょうが、オオカミはそうはいかないでしょう。月の輪グマも西日本ではかなり数をへらしています。私が住んでいる四国では数十頭といわれています。なんとか保護できるといいのですが。大型の肉食獣は絶滅しても他国から導入は難しいでしょうね。ツシマヤマネコは九州の動物園を中心に増殖計画が徐々に進んでいるようですが、それよりもコウノトリと同じく、野生に戻す環境整備も同時に行わないといけません。大変だと思います。可能性があるのはカワウソくらいまでですかね。いずれにせよ、一度滅んでしまったものを元に戻すのは大変です。