ニホンオオカミの正体!

1905年に絶滅したはずなのに、生き残りの噂が絶えないニホンオオカミのことについて考えます。

こんな記事がありました。

2007-12-22 19:27:40 | Weblog
こんな記事を見つけました。イベリア半島に生息し、絶滅が危ぶまれているスペインオオヤマネコが、初めて生息数増加に転じたことが確認された。1960年には約5,000匹はいたと見られるスペインオオヤマネコは減少の一途をたどり、2005年の生息数はわずか150匹で生息地域はアンダルシア州のみに限られていた。しかし、2007 年度の調査では個体数215~265匹に増加、うち15匹はカスティージャ・ラ・マンチャ州にも生息していることが確認された。今年度に生まれた野生のスペインオオヤマネコは44匹。さらに、ドニャーナ国立公園で2005年に初の飼育繁殖を成功させて以来、同公園とハエンの飼育センターで計37匹が生まれている。2010年には飼育繁殖数60匹となる見込みで、その暁には飼育したスペインオオヤマネコを野生環境に戻す試みが始められる予定。(spainyaニュース) 明るいニュースですね。日本も見習って、絶滅する動植物を少しでもなくするように努力して欲しいと思います。


現状

2007-12-21 15:49:40 | ニホンオオカミ
ニホンオオカミが絶滅宣言を出されて、102年になります。今の日本にニホンオオカミ(純血)がある程度の個体数が維持できて、犬との接触がほとんどない場所がどれほど残っているでしょうか?その個体数も100頭ほどいないと維持が難しいそうです。日本にいるヤマネコ2種も、その個体数を割りそうなので、あわてて最近、人工繁殖にとりかかっているんだと思います。近親繁殖が進むと矮小化、出産数の減少、健康に問題のある個体の誕生などの弊害がおきてきます。トキやコウノトリは研究の結果、日本にいたものと、大陸産のものが同じな為、導入、繁殖&増殖&野生復帰という形がとれますが、ニホンオオカミの場合、それらしい動物が将来捕まっても、大陸産のものと比べないといけません。それがタイリクオオカミで果たしていいのか?上手くいかなかった場合、その動物は、(ニホンオオカミの血が入っている貴重な動物だとしても)ただの雑種犬として扱われ、保護などされないでしょう。悔しいですが、これが今の日本の現実ではないでしょうか?

復活させるには壁が。

2007-12-19 15:18:56 | Weblog
画像はコウノトリです。コウノトリも昔はニホンオオカミと同じように、どこにでもいた鳥でしたが、狩猟や農薬の使用、生息地の開発で数を減らし、1971年に日本産コウノトリは絶滅しました。その後、ロシアからコウノトリを移入して保護センターで増殖をはかり、100羽を超えるまで増えたコウノトリを2005年より野生に戻す実験が始まっています。佐渡のトキも同じような計画なのではないでしょうか。鳥の場合は人に危害をくわえることもないので、周りの理解も得やすいでしょうが、オオカミはそうはいかないでしょう。月の輪グマも西日本ではかなり数をへらしています。私が住んでいる四国では数十頭といわれています。なんとか保護できるといいのですが。大型の肉食獣は絶滅しても他国から導入は難しいでしょうね。ツシマヤマネコは九州の動物園を中心に増殖計画が徐々に進んでいるようですが、それよりもコウノトリと同じく、野生に戻す環境整備も同時に行わないといけません。大変だと思います。可能性があるのはカワウソくらいまでですかね。いずれにせよ、一度滅んでしまったものを元に戻すのは大変です。

純粋種を期待するには厳しいが!

2007-12-16 18:41:25 | ニホンオオカミ
下のアメリカアカオオカミのところでも出ましたが、今の日本の状況では、ニホンオオカミの純粋種がいるのは厳しいんではないでしょうか?狭い日本の国土です、山は人工林ばかり、開発が山奥ま進んでいる、生き残っている仲間も少ない、こういう状況で、家犬との接触がないというのはほとんど無理なのではないでしょうか?しかし、犬と混血してもオオカミの特徴を多く出した、子は必ず出ます。そういう個体はタイリクオオカミとは違った古いタイプのオオカミの血を引く貴重な動物です。日本でも、アメリカのアカオオカミのようにニホンオオカミの血が濃い犬は保護していくべきではないでしょうか。

アメリカアカオオカミの場合。

2007-12-14 12:58:52 | オオカミ
画像はアメリカ南部に生息するアメリカアカオオカミです。アメリカアカオオカミはタイリクオオカミとコヨーテの中間の大きさで、絶滅に瀕しています。おまけにコヨーテとの混血が進み、純粋種がいなくなってしまうというので保護対策がとられ、少しづつ数が増えているそうです。しかし、この間一部の関係者によりアカオオカミのDNA検査の結果、コヨーテのDNAが認められたため、アカオオカミは雑種であり保護の対象から外れる危機が訪れました。しかし、よく調べてみると現存のタイリクオオカミとコヨーテを交配させた個体とは違いが見られたそうです。このことから、現存のアカオオカミは多分にコヨーテの血が入っていますが、今は絶滅したタイリクオオカミの亜種の血を受け継いでいるらしいということで、保護の継続が決まったそうです。もっと昔から保護が始まっていれば、アカオオカミの純粋種のことがもっと解っていたかもしれないので残念ですね。ニホンオオカミも、このような事例(タイリクオオカミの絶滅亜種)の可能性もあるので、生き残っていてほしいのですが。

琉球犬

2007-12-12 19:04:04 | オオカミ
画像は沖縄の天然記念物の琉球犬です。虎毛が多いそうで、北海道犬と並んで、縄文犬の特徴を非常に多く残しているそうで、胴長で額段が浅く、舌班を持つものが多いそうです。こういう犬と、ニホンオオカミが交配すると どんな子が生まれるんでしょうか?

ヤマイヌを・・・?

2007-12-09 17:51:31 | オオカミ
画像は川上犬です。この犬の先祖はヤマイヌ(ニホンオオカミ)を飼いならしたものだといわれているそうですが、真相は果たして?いろいろな川上犬の画像をみますが、顔つき、大きさ、毛色、毛の長さなどがまちまちで。固定された犬種ではないようですね。まあ個体数が増えてくれば良い犬が作出できてくると思いますが。

アシェラ。

2007-12-06 18:31:46 | オオカミ
アメリカでつくられた、アシェラという猫です。この猫は、野生のヒョウのような猫が飼ってみたいという声にこたえて、野生のサーバルキャット、ベンガルヤマネコ、家畜猫などを交配させて作ったそうです。野生動物の外見をしたペットが飼いたいという夢は、犬派、猫派ともあるようですね。ちなみに、このアシェラというネコ、性格は家ネコそのもので、飼いやすいそうです。お値段は250から300万ほどだそうで。大きさは中型犬ほどになり、14,5kgになるそうです。