ヒマラヤオオカミです。何か犬っぽくありません?この個体だけかもしれませんが、私たちがオオカミといってイメージするハイイロオオカミとは大分違っていますね。このヒマラヤオオカミやインドオオカミの一部は古いタイプのオオカミとして分類し直そうという動きがあるようです。ニホンオオカミも研究が進んで、証明されるといいなあ。
にほんブログ村
にほんブログ村
昨日の続きになりますが、エジプトジャッカルがオオカミらしいといわれて実際DNAのサンプルを集めて研究結果が出たのが2003年ですから、それまではゴールデンジャッカルのアフリカ亜種としてあつかわれてきたわけです。このように最近になっても新しいことがわかるのですから、ニホンオオカミの研究ももっと進めてほしい。絶滅宣言が出ているといっても!学者さんお願いします。
にほんブログ村
にほんブログ村
画像はエゾオオカミ。最近コウノトリやトキなど絶滅した動物を大陸から再導入して復活させる計画が進んでいます。これらはいずれも大陸から同種を譲り受け、100個体以上に増やし、野生復帰訓練をし、野外に放す方法です。コウノトリは野外で繁殖も確認されているようです。さてエゾオオカミ、北海道ではエゾシカが増えすぎて困っているそうで、エゾオオカミ復活計画の話もあるようですが、果たして実現するかどうか?まあニホンオオカミと違ってエゾオオカミはハイイロオオカミの亜種ということが確認できているようなので、大陸産のハイイロオオカミを導入してもいいとは思いますが、猛獣なため、そこに住む人達の了解が得られるかどうかですね。まずはエゾカワウソを先行させてみるのも良いと思います。
画像はアメリカ南部に生息するアメリカアカオオカミです。アメリカアカオオカミはタイリクオオカミとコヨーテの中間の大きさで、絶滅に瀕しています。おまけにコヨーテとの混血が進み、純粋種がいなくなってしまうというので保護対策がとられ、少しづつ数が増えているそうです。しかし、この間一部の関係者によりアカオオカミのDNA検査の結果、コヨーテのDNAが認められたため、アカオオカミは雑種であり保護の対象から外れる危機が訪れました。しかし、よく調べてみると現存のタイリクオオカミとコヨーテを交配させた個体とは違いが見られたそうです。このことから、現存のアカオオカミは多分にコヨーテの血が入っていますが、今は絶滅したタイリクオオカミの亜種の血を受け継いでいるらしいということで、保護の継続が決まったそうです。もっと昔から保護が始まっていれば、アカオオカミの純粋種のことがもっと解っていたかもしれないので残念ですね。ニホンオオカミも、このような事例(タイリクオオカミの絶滅亜種)の可能性もあるので、生き残っていてほしいのですが。
画像は沖縄の天然記念物の琉球犬です。虎毛が多いそうで、北海道犬と並んで、縄文犬の特徴を非常に多く残しているそうで、胴長で額段が浅く、舌班を持つものが多いそうです。こういう犬と、ニホンオオカミが交配すると どんな子が生まれるんでしょうか?
画像は川上犬です。この犬の先祖はヤマイヌ(ニホンオオカミ)を飼いならしたものだといわれているそうですが、真相は果たして?いろいろな川上犬の画像をみますが、顔つき、大きさ、毛色、毛の長さなどがまちまちで。固定された犬種ではないようですね。まあ個体数が増えてくれば良い犬が作出できてくると思いますが。
アメリカでつくられた、アシェラという猫です。この猫は、野生のヒョウのような猫が飼ってみたいという声にこたえて、野生のサーバルキャット、ベンガルヤマネコ、家畜猫などを交配させて作ったそうです。野生動物の外見をしたペットが飼いたいという夢は、犬派、猫派ともあるようですね。ちなみに、このアシェラというネコ、性格は家ネコそのもので、飼いやすいそうです。お値段は250から300万ほどだそうで。大きさは中型犬ほどになり、14,5kgになるそうです。
画像は、北海道大学のエゾオオカミのペアです。エゾオオカミは北海道、千島列島、サハリンなどに生息したタイリクオオカミの亜種といわれています。エゾオオカミのDNAをタイリクオオカミと比べてみた結果、完全に一致したそうです。一方、ニホンオオカミのものとは少し違っていたそうです。モンゴルオオカミのDNAとニホンオオカミのものでは592のうち、14の違いが見つかり、逆に秋田犬とは592のうち、8つの違いがあったそうです。ニホンオオカミはタイリクオオカミよりも犬に近いのかもしれませんね。別に聞いた話では、古いタイプのハスキー犬にニホンオオカミに近いDNAを持つものがいるそうです。これでは、もし生き残っていても気づかない場合があるかもしれませんね。