まずは下のリンク先の記事をお読みください。
http://homepage2.nifty.com/~wolf/wolf/Ancient_Wolf_lineages.html
ここからは今の時点で私なりの結論を述べることにします。ニホンオオカミ(ヤマイヌ)canis hodophilaxはタイリクオオカミとは別種とはいえないほど形態の良く似た古代オオカミの一個体群だった可能性が高い。(これは見た目であって、DNAなどを調べると違いが大きいかもしれない)オオカミとヤマイヌの呼び方が2種類あるのは、初期のころは、何度も日本列島は大陸と繋がったり離れたりを繰り返しているうちに、少数が渡ってきていたタイリクオオカミと、もともといた小型の古代オオカミのことを指した可能性あり。後に大型のタイリクオオカミは島国である日本では隆盛をほこることなく、数を減らし小型オオカミに吸収される形で絶滅。次に小型とはいえ日本在来の犬よりは大きい小型古代オオカミがオオカミと呼ばれる。ではヤマイヌは山棲犬か、古代オオカミと山棲犬の混血か、古代オオカミと初期の日本犬の混血か、山棲犬と日本犬の混血か4パターンの可能性が考えられる。(山棲犬は日本犬の原種か、あるいは全く別の犬科動物かは証明されていないが)いずれにせよ古代オオカミよりは小さく、識別は容易である。ここで中国の文献を引用した狼と豺(ドールのこと)をあてはめてしまった。(お互い2種類の動物がいて都合がよかった)いずれにせよ、そう遠くない昔、日本にはキツネとタヌキ以外にも2種類の犬科動物がいたのです。
現在、純粋のcanis hodophilaxは絶滅している可能性は高いですが、現存する骨や毛皮、ミトコンドリアなどから、絶滅した古代オオカミの研究が少しでも進むことを期待しております。そしてcanis hodophilaxの血を多く引いている動物が現存するのであれば、保護増殖に力を入れることを切に望みます。
http://homepage2.nifty.com/~wolf/wolf/Ancient_Wolf_lineages.html
ここからは今の時点で私なりの結論を述べることにします。ニホンオオカミ(ヤマイヌ)canis hodophilaxはタイリクオオカミとは別種とはいえないほど形態の良く似た古代オオカミの一個体群だった可能性が高い。(これは見た目であって、DNAなどを調べると違いが大きいかもしれない)オオカミとヤマイヌの呼び方が2種類あるのは、初期のころは、何度も日本列島は大陸と繋がったり離れたりを繰り返しているうちに、少数が渡ってきていたタイリクオオカミと、もともといた小型の古代オオカミのことを指した可能性あり。後に大型のタイリクオオカミは島国である日本では隆盛をほこることなく、数を減らし小型オオカミに吸収される形で絶滅。次に小型とはいえ日本在来の犬よりは大きい小型古代オオカミがオオカミと呼ばれる。ではヤマイヌは山棲犬か、古代オオカミと山棲犬の混血か、古代オオカミと初期の日本犬の混血か、山棲犬と日本犬の混血か4パターンの可能性が考えられる。(山棲犬は日本犬の原種か、あるいは全く別の犬科動物かは証明されていないが)いずれにせよ古代オオカミよりは小さく、識別は容易である。ここで中国の文献を引用した狼と豺(ドールのこと)をあてはめてしまった。(お互い2種類の動物がいて都合がよかった)いずれにせよ、そう遠くない昔、日本にはキツネとタヌキ以外にも2種類の犬科動物がいたのです。
現在、純粋のcanis hodophilaxは絶滅している可能性は高いですが、現存する骨や毛皮、ミトコンドリアなどから、絶滅した古代オオカミの研究が少しでも進むことを期待しております。そしてcanis hodophilaxの血を多く引いている動物が現存するのであれば、保護増殖に力を入れることを切に望みます。
まず、縄文弥生の遺跡から発掘されているので、ニホンオオカミだけでなくタイリクオオカミも日本にはかつて存在したことは間違いない。
だが、明治になった時点では、タイリクオオカミはエゾオオカミと呼ばれるものが北海道に残ったのみで、おそらく先史時代に絶滅してしまった。なぜなら、記録や痕跡がない。
ニホンオオカミ(canis hodophilax)は、タイリクオオカミとは別種の生き物である。でないと、頭骨の特徴的な差異の説明がつかない。
インドの研究者は「⑴数種の古代オオカミの系統が南アジアに存続していたが、世界各地ではwolf-dog cladeを除いて他は絶滅して系統は単純化された」としていますが、絶滅せずに日本に渡り、そして日本以外では絶滅してしまった種ではないかと思います。
日本人もDNA的に見るとチベット人と同じ系統だが、アジアでは、この両者しか残っていない種らしいですし。
明治の時点で、「オオカミ」と「ヤマイヌ」の両者が存在し、後者がcanis hodophilaxとされた。また、前者はおそらく野犬だった。テミンクが分類する歳、イエイヌと相違がなかったため標本を残す努力を怠った。そのため、標本が存在しない。
山棲犬は正直わかりません。情報量がすくなすぎるのです。正直、存在しないものとして扱ったほうが良いとおもいます。
それと、canis hodophilaxとイヌとの交雑ですが、私は否定的です。
もし、交雑しているのなら、こんなに幻の存在にはなっていないと思います。
また、秩父野犬とタイプ標本があまりに似ているのも理由の一つです。
おそらく、イヌとは繁殖パターンに特徴的な違いがあるのだと思います。
彼は動物学に明るく、「本土のオオカミ」とエゾオオカミをちゃんと区別していました。しかも、生きたままヤマイヌを入手して、英国に送ってもいるのです。
その彼をして「謎」といわれたイヌでもオオカミでもない生き物です。もし、生存していて研究がすすめば、動物の進化や移動の謎をとく、とても重要なキーになると思います。
なお、この英国人は「本土のオオカミ」をcanis hodophilaxと呼んでいるので、これまた混乱します。
ところで、タイプ標本と告示しているため秩父野犬こそニホンオオカミだと思うようになりましたが、やはり祖母山系で撮影された西田先生のイヌ科動物もやはり捨て切れません。あの風格、そして、あの特徴的な尻尾。もしかしたら、本土のオオカミの生き残りなのかも知れませんね。
秩父と祖母山、両者が生存していて正当な研究がなされることを切に祈るばかりです。
②京都 オオカメ 最も美しい、皮は船が難破して失われた--->Hodophilaxの大きい頭骨。
③大阪 オオカメ 飼っていた、小さめでやせていた、その頭はヤマイヌとははっきり違っている、二枚のポートレート(毛の長い方はイヌ)を比較すれば明らかである皮と全身骨格を標本にした--->イヌだと言われているもの。 とするとシーボルトも長い毛のHodophilaxをオオカメと思っていたのです。
又、『ヤマイヌ26』(ロンドンのヤマイヌ)にも両方Hodophilaなのに一匹はヤマイヌでもう一匹がオオカメだと思っているのです。
要は、見た目の毛の長さの違いでヤマイヌとオオカメと言う2種類がいたと勘違いされているのです。そしてもうひとつ「特殊な笑い方をみせる」とありますがこれはまさに祖母山のイヌ科動物の写真の表情ではないかと思えるのです。