ニホンオオカミの正体!

1905年に絶滅したはずなのに、生き残りの噂が絶えないニホンオオカミのことについて考えます。

もうないの?

2012-08-09 09:15:58 | ニホンオオカミ


ニホンオオカミの研究でまず基本になるといわれているのはライデンの模式標本ですが、ライデンにはもう1つの標本があったようです。これは模式標本よりがっしりしていて、随分オオカミっぽいですね。もう1つの画像はシーボルトが手にいれたおおかめとやまいぬの図。右の伏せているのがやまいぬで足に出来物があり、立てなかったそうですが、これが模式標本だったらしく、剥製の足の同じ位置にできものがあった後が確認されたそうです。左の立っているほうがおおかめ、これがもう一つの剥製の動物?詳しいことは判りませんが、ライデンの標本といえば例のやつしか出てこないところをみるともうないのかもしれませんね。2つあったら、やまいぬとおおかめが別の動物だという手がかりの一端が掴めたかもしれないのに・・・。(画像はスズカハイキングさんからお借りしました)

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10 コメント

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ニホンカワウソの勇み足 (やまいぬビリーバー)
2012-09-03 20:30:14
お久しぶりです。

世の中で、は先日のレッドブック改訂の余波がでているようですね。
「宣言イコール絶滅」ではないのですから、私は気にしていませんが、普段興味をもっていない方たちにも「絶滅とは何か?」を考えてもらう良い機会になっているようです。

ライデンの「おおかめ」の標本がどうなったのか、私にも気になります。山根一眞さんのSINRAの連載かなにかに載っていそうな気がしますが、残念ながらSINRAの記事は読んだことがないのです。

以前、SINRA連載を基にしたらしいビートたけしの番組(遠い昔)で、その標本にも触れられていたような気がします。もしかしたら残っているのかも知れませんね。
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Unknown (銀狼)
2012-09-06 11:05:10
やまいぬビリーバーさん、ニホンカワウソ絶滅宣言は本当に残念です。紀伊半島では目撃情報が少しあるのに。どこかで生き残りが増えて、再発見されることを祈ります。

標本捜索は難しいかもしれませんね。でも何とか見つけてハイイロオオカミではないという確認ができるだけでも価値があると思うのですが。
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紀伊半島でも (やまいぬビリーバー)
2012-09-14 21:17:30
紀伊半島でもカワウソの目撃情報があるというのには正直びっくりしました。

私としては四国、九州あたりかなと思っていました。
まぁ、何と言っても伊勢神宮の神域という可能性もなくはないでしょうが...。

標本捜索...。
せめて山根一眞さんがSINRA連載の発展版を早く出版してくだされば...。
正直、私はまだSINRAの連載を読んでいないのです。
余裕がでてきたら、図書館にいってコピーしまっくて来ようかと思っているのですが、しばらくは無理そうです。
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Unknown (銀狼)
2012-09-19 16:29:41
やまいぬビリーバーさん、私もあまり記憶していないんですが、SINRAにもおおかめの標本がその後どうなったかは書いていなかったように記憶していますが。ドイツで足の骨や毛皮が保存されていたのが発見されたという記事はあったように思います。
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SINRA 1997.4-5 (やまいぬビリーバー)
2012-09-19 21:11:57
前回のコメントを打ち込んでから、ネットでSINRAを探すようになりました。

幸い、1997.4 #40と1997.5 #41を入手することができました。

シーボルト、テミンク、そしてライデン博物館について記述されている号です。
物が先ほど手元にとどいたばかりなので、詳しく読んでいませんが、ご指摘のとおり「おおかめ」の標本の所在については書かれていないようです。

今度体力のあるときに精読する予定ですが...。
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Unknown (銀狼)
2012-10-17 16:26:57
SINRA全巻保存しておくべきでした。今更ながら後悔しております。
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オオカメは・・・ (くまがい)
2015-07-10 05:52:19
初めてコメントします。
ヤマイヌとニホンオオカミの2種がいたということに激しく同意です。
 かつて日本にはヤマイヌではないオオカミもいたのかもしれませんが、近年になってヤマイヌとのハイブリッドをニホンオオカミと呼んできたのだと思えます。
おそらくシーボルトが飼育していたオオカメもそれでしょう。
 10月に偕成社より絶滅動物の本を出しますが、ニホンオオカミの項を八木さんに監修していただきました。
更に西田さんには写真掲載の快諾とコメントをいただきました。

シーボルトが出島で飼育していたヤマイヌは、現在のライデン標本(スケッチでいうところの寝そべっている方)で間違いないようです。
「オオカメ」の標本は、船が座礁した際に紛失したようですね。(再入国騒ぎがシーボルト事件に発展するわけですが)
ライデンのヤマイヌ標本はシーボルトの記載ではメスだったのですが、表示はオスになっています。
これは、シーボルトがもう1体標本にしようとしていた「オオカメ(私の推測ですが、ハイブリッドのオオカミ犬)」との記載が混乱しているのではないでしょうか?
 私は、モモンジ屋のニホンオオカミこそヤマイヌだと思えるのです。
 こだわりを持って長年追い続けている八木さんや西田さんは、ニホンオオカミ(ヤマイヌと犬のハイブリッド)の姿を求めて探しているようだと感じます。
 さて、私の新刊「ニホンカワウソはつくづく運が悪かった」には、本邦初公開(出版では?)の写真が掲載されます。(八木さん提供です)
それを見れば「ニホンオオカミって・・・ヤマイヌだ」と納得されると思います。
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追補 (くまがい)
2015-07-10 06:08:06
八木さんや西田さんは、ニホンオオカミ(ヤマイヌと犬のハイブリッド)の姿を求めて探しているようだと感じます。
この部分、誤解を受けてしまう書きかたをしてしまいました。
 つまりもう、ヤマイヌは日本にはいないのではないかと思っているのです。
いたとしても野犬やハイブリッド(オオカメ)なのではないのか、でもそうだとしても「ニホンオオカミ」だということです。
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Unknown (Unknown)
2015-07-15 02:15:09
月水といいます
初めまして よろしくお願いいたします

銀狼さま
クマガイさま

少しよろしいでしょうか、、、、

わたしは 2年前の秋の夕暮れ時 2度にわたって 同じ個体

娘も 別の日時同じ個体の 得体の知れない 生き物を見てしまいました

それが いまなんであったかが、わかります

当ブログ、、、、「【不粋庵】月水 木土風のあるまま無何紀」で
浅間オオカミなるものを取り上げた記事を 掲載しています

そのなかで 過去記事 9ページ前後に わたしが見た生き物の イラストを描写しています

参考になるかどうかわかりませんが、お時間があれば 覗いてみてくださいませ

顔が 長く やっこさんのような モミアゲ 頭と首 背中まで 黒い 剛毛のたてがみ

足は 細く どうは長く 背中が 上弦に湾曲 首は長く 垂直傾向に立てていた

尾っぽは 黒く 長い 走り去る姿は 尾っぽを 上にして 下弦の月のようでした

全身剛毛 、、、走り去る姿は シカのように 健脚そのもので

山谷を駆け巡るような 様でしたね


けっして いわゆるイヌ科動物であっても 犬ではなく

一般的に露出している 狼ではありません

比較的近いのが 福井狼に写真などで またリカオンや ハイエナのような

雰囲気さえ感じ 一種の 独特な オーラがありました

アイコンタクトあり 至近距離 5~7メートル圏内で 目視

耳は小さく 後ろ向き 後方に寝たようでした

体毛は 剛毛で 甲斐犬のようであり まだら模様の ぶちがありました

毛色が なんとも言えない色合いでした 虎のようであったか

ハイグロのようでもありました

特徴は 狛犬様相 何か 鼻頭が 大きかったような気がします

空想動物、、、、、麒麟や 狛犬にちかい イメージです
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犬とのハイブリット??? (ヤマイヌハイキング)
2015-08-11 13:58:08
銀狼殿ご無沙汰しております。少しこの場をお借りしたいと思います。
2015-07-10のくまがい様のコメントについて投稿させて下さい。
『近年になってヤマイヌとのハイブリットをニホンオオカミと呼んできたのだと思います。』
『こだわりを持って長年追い続けている八木さんや西田さんは、ニホンオオカミ
(ヤマイヌと犬のハイブリット)の姿を求めて探しているようだと感じます。』
とありますがどうしてそう思われたのか根拠はなんなんでしょう?
昨年の7月にフランス人の方が熊野古道をトレッキング中に4匹の野生イヌ科動物に遭遇しており
その動物はライデンにある基本標本画像そのものだったと語っておられます。
(ニホンオオカミを探す会のブログ【2014.09.30掲載の2014.07.28熊野古道で】をご参照下さい)
犬とのハイブリットかどうかというのはその野生イヌ科動物を捕獲してDNA鑑定
してみなければ誰にも判らないはずなのです。
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