ニホンオオカミの正体!

1905年に絶滅したはずなのに、生き残りの噂が絶えないニホンオオカミのことについて考えます。

記録。(東京大学のメス)

2011-04-14 09:57:56 | ニホンオオカミ
これは、国内にあるニホンオオカミの標本の3体の内の1つ、東京大学にあるニホンオオカミ(メス)です。この豺(サイ。ニホンオオカミの古称)は岩手県産の雌で、上野動物園にて飼育されていました。雌狼が死んだのは明治25年6月24日のこと。死因はフィラリア症とされています。死体を剥製化する前、東京農科大学によって解剖調査が行われました。昔の記録であり、漢字ばかりでイマイチよくわかりませんがリンクを張っておきますので、ご覧ください。

    http://ameblo.jp/wa500/theme-10018760042.html

まあ、この記録というのが今更ニホンオオカミにおいて大きく研究に貢献するとは思いませんが、少なくともこの当時、日本で豺と呼ばれていたニホンオオカミという動物がいて(犬ではない)それが捕らえられ、上野で飼われていて、それが死んだおり、解剖されたという現実的な記録(伝承や、目撃という漠然としたものではない)ということでは意味があるのではないでしょうか?ただこの標本が実際の個体をどれほど表現できているか?という点では期待はできません。写真が残っていないのがはなはだ残念なことです。



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2 コメント

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うーーーん (三太郎)
2011-04-16 06:27:29
銀狼さん、再現性の問題ともう一つは動物園に飼われていた、という問題があると思います。知り合いにナマズの収集家がいるのですが、ある時アマゾンに行って野生のナマズをみた時、家の水槽にいる同種のナマズとは似ても似つかわない程の違いに驚愕したそうです。このオオカミは運動不足で腰から後ろ足にかけての筋肉が落ちていたのかもしれないし、カロリー過多で顔形は勿論、全体的に丸みを帯びていたような気がします。
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未熟な製作技術 (銀狼)
2011-04-16 17:06:16
三太郎さん、野生で捕まえてきたオオカミを動物園で飼うのは無理があるような気がします。(長生きしそうもない)あとはもう少し本物に近づけるように剥製を作ってほしいですね。突っ立ったような四肢、棒のような尻尾等。
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