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犬科のミトコンドリアDNAで分けられた系統図です。下へいくほど、オオカミ(ハイイロオオカミ)からは遠いことになります。まずは1番下から、ホッキョクギツネ、アカギツネ、リカオン、ドール、ヨコスジジャッカル、セグロジャッカル、エチオピアオオカミ(アビシニアジャッカル)、コヨーテ、ゴールデンジャッカル、ヒマラヤオオカミ、エジプトジャッカル(どうやらオオカミだったらしい)、インドオオカミ、ハイイロオオカミとなります。私は学者ではないので、はっきりしたことはわかりませんが、オオカミを一くくりにしているなかには古いタイプが含まれている可能性があります。(インドオオカミ、エジプトジャッカル、ヒマラヤオオカミ)ここで出てくるエジプトジャッカルについて説明があります。元来、アフリカにはオオカミは生息していなくて、ゴールデンジャッカル以外のジャッカルはアフリカに生息、ゴールデンジャッカルのみが、アジアとアフリカに生息するというのが定説でした。このうちアフリカに生息するゴールデンジャッカルのうち、エジプトとエチオピアに住むものは、形態がジャッカルらしくないということで調べてみると、ジャッカルよりも古いタイプのオオカミだといわれているインドオオカミやヒマラヤオオカミに近いという結果がでたそうです。私が考えるにニホンオオカミとハイイロオオカミのDNAが一致しなかった結果について、ニホンオオカミはこの系統図の中で、ハイイロオオカミを除く3種に近いか、ヒマラヤオオカミとゴールデンジャッカルの間に入るかも?と考えます。研究がもっと進んで、はっきりしたことが判るといいですね。もう1つ驚いたのは、コヨーテがハイイロオオカミからは少し遠い位置にあったことです。アメリカアカオオカミがコヨーテとハイイロオオカミの雑種だとか、古いタイプのオオカミだとかいわれていますが、この辺に秘密があるのかもと思います。
このブログでニホンオオカミとハイイロオオカミのDNAが一致しないのはニホンオオカミが古いタイプであるためだ。しかしそれを証明する動物が陸続きであったはずのアジア大陸にいないではないか!という意見に抵抗できる要素が1つ出てきたかもしれません。少し前に書いたクローンでニホンオオカミを復活できたら証明できるかもしれないなあと思っています。
このブログでニホンオオカミとハイイロオオカミのDNAが一致しないのはニホンオオカミが古いタイプであるためだ。しかしそれを証明する動物が陸続きであったはずのアジア大陸にいないではないか!という意見に抵抗できる要素が1つ出てきたかもしれません。少し前に書いたクローンでニホンオオカミを復活できたら証明できるかもしれないなあと思っています。
ニホンオオカミ系のブログでアクティブなところは貴重ですね!
すずかハイキングさんの「論文」を読んで、やっと実情が掴めはじめた所に、こちらの記事を見つけて希望が見え始めました。
できれば、出典を教えていただけませんか?是非、読込んでみたいと思います。
上の系統図は、F is for Fossa!というブログのアフリカのオオカミという記事のところに系統図というリンクがあり、そこで発見しました。
考えてみれば、ニホンオオカミより早く絶滅したといわれているエゾオオカミのDNAがハイイロオオカミと一致して、後のニホンオオカミは一致しないのはおかしいでしょ?ただ証拠がなかったんですよね。
DNAの世界も日進月歩のようで、思ったより期待がもてそうですね。
ニホンオオカミのDNAを再鑑定してヒマラヤオオカミと比較できれば、面白い結果が期待できるかも知れません。
でも、ニホンオオカミの研究をそこまでしてくれる専門家の方がいらっしゃるのでしょうか?故今泉先生の存在が輝いて見えます。
そうなると、やはり決め手はクローン再生しかないのかも知れません。命をもてあそぶような後ろめたさをどうしても捨てきれませんが...。
ところで、私も「もしかしてニホンオオカミの実物ってジャッカルの耳と前肢を小さくしたものに一番近いのでは」と思っていたので、今回のヒマラヤオオカミの件にはかなり興奮しています。
ジャッカルより遠縁な「オオカミ」がいるだなんて夢想でしかなかったからです。
とりあえず、ヒマラヤオオカミの頭骨図でも探そうかと思います。
クローンはどうなんですかね?上手くいくのでしょうか。
実は私も同じような事を考えていました。ちょうど、日本の北と南に古いタイプのDNAをもった日本人が残ったのと同じ構図ですよね。
ただ、もろ文系出身で地学も生物学もまともに勉強したことがなかったので、自分の考えている事の裏付けができないのです。
正直いってクローンは、期待をしつつも話半分に聞いています。やはり、ニホンオオカミのDNAサンプルは希少ですから必要な量を確保できるとは思えないのです(素人の感想です)。
ところで、ブックマークにある「すずかハイキング」さんはどういったお方がご存知ないですか?
市販の書籍の数段上をいくレベルだと心酔しているので、メールも送ってみたのですがなしのつぶてなのです。
ご健在なら良いのですが...。
いま、北大出版会からアメリカ人がだしている本を読んでいるのですが、平岩氏の著書をベースにしているのが残念でなりません。
この著者も「すずかハイキング」さんのHPを読んでから本を書けば良いのにと思っています。
ただ、「すずかハイキング」さんのHPはIEじゃないとレイアウトがズレてしまうので、読めない方も結構いるのでしょうね。
私は、し方がないのでHTMLソースをダウンロードして整形してから読みました。