ニホンオオカミの正体!

1905年に絶滅したはずなのに、生き残りの噂が絶えないニホンオオカミのことについて考えます。

現状

2007-12-21 15:49:40 | ニホンオオカミ
ニホンオオカミが絶滅宣言を出されて、102年になります。今の日本にニホンオオカミ(純血)がある程度の個体数が維持できて、犬との接触がほとんどない場所がどれほど残っているでしょうか?その個体数も100頭ほどいないと維持が難しいそうです。日本にいるヤマネコ2種も、その個体数を割りそうなので、あわてて最近、人工繁殖にとりかかっているんだと思います。近親繁殖が進むと矮小化、出産数の減少、健康に問題のある個体の誕生などの弊害がおきてきます。トキやコウノトリは研究の結果、日本にいたものと、大陸産のものが同じな為、導入、繁殖&増殖&野生復帰という形がとれますが、ニホンオオカミの場合、それらしい動物が将来捕まっても、大陸産のものと比べないといけません。それがタイリクオオカミで果たしていいのか?上手くいかなかった場合、その動物は、(ニホンオオカミの血が入っている貴重な動物だとしても)ただの雑種犬として扱われ、保護などされないでしょう。悔しいですが、これが今の日本の現実ではないでしょうか?


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2 コメント

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オオカミのなわばり (ヤマイヌハイキング)
2012-08-01 16:44:42
銀狼殿こんにちは。およそ4年以上前のブログのようですが私の考えていることを記したいと思います。この中に問題点が2つあります。まず一つ目はイヌと交雑しない環境が残っているか?ですがニホンオオカミは夜行性であり標高1,000m以上の山岳地帯に生息していますので野犬やノラ犬はまず生息できないでしょう。唯一山棲犬が考えられますが同じ山に生息している場合に限り交雑の可能性が考えられます。二つ目は、lupusの導入について?ですが現在大陸に生息しているlupusとはmtDNAの相違から同じ動物とは扱えないでしょう。又、平原性の強いlupusを本州・四国・九州に導入すれば平野部に生息している獲物で手っ取り早く仕留められるのは人間の小学生以下の子供・老人・身体障害者の方々だと思われますので導入は100%不可能だと断言できます。かつてlupusが生息していた北海道でも同じだと思います。
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Unknown (銀狼)
2012-08-03 14:55:44
ヤマイヌハイキングさん、こんにちは。この記事は随分まえのものなので、今とは考え方に多少の違いがあることはご理解ください。犬との交雑についてですが、大部分の野良犬は人家の近くで残飯を漁ったりしないと生活していけないそうです。訓練を受けて百戦錬磨の猟犬(中型日本犬)が迷子になっても、ほとんど山で独自に獲物(猪や鹿など)を捕って自活していくのは無理だそうです。ということは、普通にいう野良犬との交雑はある程度防げるわけですね。次に、ご指摘のとおり、lupusは平原性が主であり、ある程度の数の群れを作りますから広大な縄張りを必要とします。山岳地帯の日本に瀬活環境が合うとは思えません。えさの問題でも捕るのに骨の折れる猪や鹿より手っ取り早い家畜ですかね。
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