フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

ディッケンズの時代

2009年02月23日 23時24分30秒 | 日々の出来事・雑記

 資本主義のカウンターパートとしての共産主義がダメになってから資本主義がどんどん自己肥大していった。

 強欲資本主義に歯止めをかけるために、共産主義もそれなりの意味があったのは確かだ。
 

 最近、共産党員が増えているらしい。そして、小林多喜二の蟹工船が売れている。

 石原知事が共産党はカレーの福神漬程度の割合で十分だといった。

 私もそう思う。

 産業革命の真っ只中、19世紀はじめにマルクスはドイツで生まれた。彼はロンドンで資本論を書く。

 一方、同じ頃ディッケンズはイギリスで生まれる。

 マルクスは資本家の生み出す利益は、労働者の労働を搾取することで発生することを暴いた。

 ディッケンズは搾取される労働者だった。ディッケンズの小説はお涙頂戴で文学的価値が低いと思われている。

 しかし、私はそうは思わない。資本論と変わらない価値があると思っている。

 過酷な状況の中で人間がどう生き抜くべきかの啓示を与えてくれる。

 イギリスでは今だによく読まれている作家だ。

 ただ、ちょっと訳が古いので読みにくい。誰か新しく訳してほしい。

 

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