白寿を目指す抗衰老ライフへの誘い

慣れ親しんだ新容器野菜養液栽培に別れを告げ、新たに取組んだ老人の終末課題の経過発信を続けさせて頂きます。

―有機食品は 健康維持の品質向上です!-

2016年09月07日 | 健康

今年も新米の出回る季節を迎え、先日外房菜園の秋野菜の植え付け準備での除草耕転作業の傍ら、現地の生産者農家から特別栽培米のコシヒカリ、30kgを4つの袋に分けて頂いて直接購入して参りました。

毎年のことですが、予め電話連絡して置いて精米したばかりの新米を分けて頂くのであり、その美味しさは格別であって、お米の香りさえ違います。

 

ー購入した特別栽培米コシヒカリー

最もこの話、先のブログで触れていますので其処までにして、今般は、アメリカの健康食品サイトの中にあったCan organic foods really improve my health? ―有機食品は、本当に私の健康を改善できますか?に就いて触れて見たいと思います。

何しろ日本は世界トップクラスの長寿国であり、健康にも高い関心が寄せられているにも関わらず、世界の先進国中では、有機農産物の普及率が情け無い程に低い国であります。

其れと言うのも、一般消費者の多くが有機農産物につての十分な認識レベルを持ち合わせて居ない為であり、その理解不足が消費需要の伸び悩みの理由であり、有機農産物の普及では先進国のアメリカでの話、多分参考になるのでは思い取り上げて見たのです。それでそのお応えを下記に意訳で紹介致します。

 

―年間3,500万人がアクセスする健康食品サイトー

有機的に育てられた青果物は従来の農法で育てられた農産物で共通して見つかる汚染物からの暴露を減らす素晴らしい方法であります。

それらの汚染物には殺虫殺菌薬剤等だけでは無く、その他の沢山の潜在的に癌の発症要因となるものとして分類される成分が含まれ、且つ亦、鉛や水銀のような重金属、ベンゼンやトルエンのような溶剤類も見つかっています。それらの潜在する有毒物質の暴露を最小にすることが、健康に対する最も重要な恩典であります。

重金属類は神経機能に障害を与え、多発性硬化症のよう疾患の発症を促進し、ヘモクロビンの産生に干渉して貧血リスクを増加させます。有機溶剤は白血球の機能に損傷を与え、感染症に抵抗する免疫機能を低下をもたらします。

有機的に育てられた青果物は、そうした潜在的に有害な物質の暴露を少なくし、それに加えて平均的には、ビタミンやミネラル類等多くの栄養素が高いレベルで含まれています。

 

―お馴染みの農薬散布風景―webimagesより

これらの有機生産物を消費する点には2つの側面があり、それが汚染物質の摂取の減少であり、有益な栄養分の摂取の増加であって、共に論争となる研究課題となってきました。

私達はこの論争を理解する一方で、有機的に育てられた作物は亦、確かに慣行栽培品よりも汚染物質が少ないのであり、一方栄養成分では優れていると確信して参りました。

その汚染について先ず取り上げて見ますが、最も大規模なアメリカ農務省が実施した94,000種類を超えるサンプル調査で判明した事は、その75%の慣行栽培の野菜や果物には少なくも一種類以上の農薬残留汚染が検出されたのであり、それに比べての有機農産物は約25%であったのです。

その有機農産物で見つかった汚染物質の殆ど半分が、DDT、或いはその代謝残物に拘わるものでありました。

DDTは40年前に食品への利用が禁止された殺虫剤でありますが、環境への残留性が大変高く、何十年も経っても、尚も農産物に検出されて来るのです。

 

ー農薬は危険物!-WebImagesより

そのDDT及び関連する殺虫剤を除いた結果では、有機農産物で見つかった殺虫剤の残留成分は、 約13%に落ちました。

ヨーロッパ全域、及び地中海地方で実施した1種類又他は2種類の有機農産物の調査では、慣行栽培品に比べると、有機栽培品は一貫して汚染レベルがより低い事が示されました。

含まれる栄養成分に関しては、有機栽培の果物や野菜では平均しておよそ15%高い栄養分が慣行栽培品より含まれているように見受けられます。

しかし、この地域での結果では常に栄養成分は一貫しているわけでは無く、或るケースでは、有機栽培と非有機栽培を分析した結果では、慣行栽培の方が有機栽培より栄養成分が高い結果が示されました

 

ー魅力的なオルガニック青果物イメージ―WebImagesより

この分野の以前の研究では、有機対非有機の食品の栄養成分を比較した34の考察の論評が1998年に出版されました。

その研究の中では、慣行栽培と比較しての有機栽培では、含まれる蛋白質は同等か、若干は低かったのですが、含まれるアミノ酸の構成分の点では、蛋白質の品質が高く、全検査の半分では、ビタミンCレベルが高く、大多数のミネラル成分が5-20%の高い結果でありました。又、調査の1つではフラボノイド成分量が有機栽培では非有機に比べて高い事が示されました。

有機栽培に関する規則では禁止されている原料物質リストは大変広範囲に亘って居るのであり、低い汚染物質レベルが、有機栽培農産物で証明される事は完璧な意味があります。

 

ーオルガニックは健康維持向上のキーワードーWebImagesより

作物は土壌と水と栄養分に依存しているのであり、より清潔な土壌と水の意味は、作物がより清潔であり、純粋であるという事であります。

けれども、有機栽培に対しての非有機栽培産物に含まれる栄養成分濃度は別な問題であります。その関係はそう単純な事ではありません。

土壌の持つ機能品質は地域ごとで大きく変わるのであり、有機農法の実践では、多くの異なる土壌の機能品質を無視することは出来ません。

栽培作物の遺伝的傾向も然りであり、作物の収穫段階での栄養成分に密接に関連しているのです。

端的に言えば、作物の栄養分構成は沢山の異なる要素の結果であり、それが複雑に絡み合っているのであって、有機農法の実践ではその恩恵が一方では有りながら、栄養分の点では優先要因のように機能させることは期待出来ないのです。

平均して5-20%の栄養分レベルの改善となる考えは、この複雑に混ざり合った要因の中にあっては充分に意味のある事であります。

食べ物からの汚染の暴露をはっきり低減し、摂取できる栄養分では5-20%増えるのであれば、勝利ある組合せが得られると言う事に成ります。

これぞ当に、間違い無い健康に関する認証有機栽培食品に就いての我々の考え方であり、その勝利ある組み合わせを、みなさんの毎日の食事プランの中に、はっきりその場所を提供するに値すると言う事であります。

 

ー日本では殆ど見掛けない有機専門店ーWebImagesより

それでは此処で、有機食品を摂取する事で、どんな有害物質の摂取が避けられるか述べて見ます。今アメリカでは、法律で有機栽培品から除外されている何千種類の汚染物質が、日常的に供給食品には存在しています。

その中の一部が化学合成殺虫剤であります。(差し詰め農薬散布大国の日本では、それに続いて化学合成殺菌剤、除草剤、植物成長調整ホルモン剤となりますが‥‥)

 

ー農薬の大規模な機械散布風景―WebImagesより

 殺虫剤汚染

有機栽培農産物の最も大きなグループの中で、大体的に禁止されているのが化学合成殺虫剤であり、何処でも供給食品にも実質的に見つかります。何百種の異なる化学物質、何千種の商品名の殺虫剤製品が合法的に商業食品生産では利用されています。

環境庁は、その中の1ダースの殺虫剤を潜在的な癌発症の誘因物質に分類しています。これらの殺虫剤は、作物に直接散布されるよりも、ずっと多く影響を周囲の環境にも与えることが出来ます。

1996年にアメリカの環境ワーキンググループは、アメリカ合衆国の748の町から採取した水道水のサンプルの96%が、除草剤のアトラジン等に汚染されていることを発見していますし、アメリカ合衆国中で、少なくも20種類の農薬成分が、市営の水道水栓で日常的に存在しています。水道水で見つかる農薬成分の原点は食用作物の消毒用のための作物散布から始まっています。

 

ー深刻な水道水の汚染―WebImagesより

 重金属汚染

有毒金属のカドミニウム、鉛、水銀は、土壌、地下水、及び食品の加工や包装機械などの産業汚染を通じて食品供給網に侵入します。

カドミニウム暴露は、土壌のそれよりも工場の組織レベルに集中して居て、肺癌、前立腺癌、精巣癌などの増加リスクにとリンクして来ています。

はっきり記録されて健康にネガテイブなインパクトとなるにも拘らず、特に青少年の健康には問題となる鉛の残留物が多くの食品で見つかっており、缶入り食品を含め、鉛ハンダに今尚含まれているようであります。

喩え低レベルの鉛の摂取であっても有害であり、神経行動学的阻害の発展に関係し、身長や成長、聴覚を阻害します。

 

―水質汚染は溶剤や重金属の複合汚染です!-WebImagesより

食品の溶解に用いられ、食品添加物の製造での溶解剤が、幅広い商業加工食品で見つかっています。

ベンゼンやトルエンのような溶剤の過度の暴露は、幾つかのタイプの癌の発症リスクを増加させる事にリンクしています。過度のベンゼンの暴露は亦、関節リューマチのリスク増加にリンクしています。

食品には、間違いなく全てで潜在的に有害な化学合成物質や重金属が含まれている訳では無いのですが、食品は私たちの体の中を、食事の度に、毎日、毎日、毎年、毎年と連続して通過するのであります。

このコンスタントな食品による日々の暴露こそが、実は我々の健康維持の品質を作っているのです。

以上が表題にあったお応えでありましたが、有機食品の持つ価値の捉え方、健康維持の品質向上にあり、何か参考になりましたでしょうか。 

尤も既に、「農薬は使用基準が守られているので、農薬が残留した農産物を一生食べ続けても健康に障害が出ることはありません」と、日本の農薬安全神話にすっかり洗脳されて居れるならば、「余計なお世話」と言われ、無駄な話になるかも知れません。

 

ー日本の桁外れに高い残留基準―WebImagesより

唯、申したいのは、今の日本では国民の2人に1人が癌を発症すると言われ、老齢者の5人に1人が認知症になると発表され、一方では少子化要因でもある不妊症の増加、その数が全人口の7%にも達すると話題をさらっているLBGTの出現等、一体何が、それらの原因リスクであり、如何解釈したら良いのか、考えた事がおありですか。今やその対策こそが、日常生活での健康維持の品質向上に他ありません。

話は冒頭に戻りますが、今般購入して来た特別栽培米、添付されている千葉エコ農産物ラベルには、化学肥料:栽培期間中不使用、節減対象農薬千葉県地域比7割減とあり、使われていた農薬は除草剤だけでありました。その使用回数は4回であり、4種類の除草剤名が明記されています。

 

―コウノトリが住み着く水田環境を求めて!ーWebImagesより

この生産者の営農努力、その陰にはコウノトリが飛来して、再び住み着く水田の再現への願いが込められて居ると聞きました。こちらの方は、時代要請でもある農産環境の維持向上であります。

 ブログランキング ブログコミュニティ にほんブログ村

 家庭菜園(プランター菜園) - 花ブログ村


最新の画像もっと見る

コメントを投稿