炎のクロージング続編!

目指せ!トップセールスマン!

コンセプトに拘る。理念を大事にする。

2005年09月17日 | Weblog
今日の朝、テレビを見ていたら最近オープンした香港ディズニーランドのことを取り上げていた。
オープンして1週間くらいだけど、あまり盛り上がってないらしい
そんな状況を検証する為に番組で取り上げていたようだ。
検証結果を聞いてビックリレベルが低いこれが世界中に夢と感動を提供していたテーマパークの姿か
まずビックリしたのがスタッフの勤務態度。立っている姿勢、案内するときの姿勢そして笑顔も無い。更に驚いたのはサングラスをして仕事している。見方によってはチンピラ風
俺っちは世界中に感動を与えているウォルトディズニーの世界に惹かれ、ディズニーのあらゆる本を読み漁ったことがある。
その中で凄いと思ったのは夢を与える為の2万項目にも及ぶマニュアル。そこには徹底した拘りがあった。
マニュアルだけではない。東京ディズニーランドのコンセプトにも凄いものがあった。
当初、日本でディズニーランドを作るときに誘致した会社が何社かあって、その中で二社に絞られて候補地は舞浜と別にもう一箇所あったらしい。その場所は富士山の裾野。
この二箇所を最終候補地としてウォルトディズニー社は視察をした。結果、舞浜が決定地として選ばれた。
その時に敗れたほうの会社は決定地が舞浜になったことに納得が行かなかったのでウォルトディズニー社の担当に詰め寄ったらしい。敗れた理由は富士山があったからだった。日本人にとって、富士山は特別な意味を持つ山だ。「霊峰富士」と言う言葉があるくらい、昔から日本人の心に植えつけられて来たものだ。もし、富士の裾野にディズニーランドが出来てシンデレラ城の横に富士山が見えたら日本人は「今日は富士山が綺麗だね」とか「富士山は何処にある?」となってしまう。その瞬間、現実の世界に戻ってしまい夢と感動を提供することは出来なくなる。テーマパークはコンセプトが大事。そこには拘りがある。だから東京ディズニーランドに行けばわかるが、中に入るとそこは別世界。見えるものはディズニーのコンセプトと空しか見えない。外の風景を一切感じさせない作りになっているのだ。
そういった拘りが世界一のテーマパークを作らせたということ。ところが香港のディズニーランドの評判は「中国人の気質」とか「文化の違い」という感じで諦めモードディズニーの拘りを感じさせない話しが多い。
約225億万ドルの建設費を掛けても本来のディズニーの世界を作り出せないと継続していけないと思う。東京ディズニーランドが世界一のテーマパークになれた要因の一つに「リピーター」というキーワードがある。リピーターを獲得出来ているのはそういった拘りがあって、身近な外国を感じさせてディズニーの世界を演じきっていることにある。香港のディズニーランドがリピーターを獲得出来ないとディズニーのブランドイメージにキズを付けることになるのではないだろうか?
俺っちは多分、香港行ってもディズニーランドは行かないな。ガッカリするだろうから
営業はエモーショナルサービス基本はこれ感動を提供することが大事だ
ディズニーに関する本で営業の勉強になる本があるから読んだほうがいい。
御奨めは「ディズニー7つの法則」「海を超える想像力」の2冊
7つの法則はディズニーのマニュアル本。海を超える想像力は東京ディズニーランド誕生の感動の秘話です。是非読んで見てください