鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

「悪魔のささやき」

2007-02-24 23:03:03 | 提案・要望

 今日の仙台は、珍しく?冬らしい冬の天気でした。予報では最高気温が4度ということでした。

 明日も今日と同じく冬らしい天気とか。23日の金曜日までは最高気温が3日連続で10度を超えていたのです。それだけになおのこと空気が冷たく感じるわけです。 

 といっても雪が降ったわけではなく(ぱらぱらと白いゴミのような雪がほんの少しだけ舞いましたが)、単に平年並みに寒かったということだけなのですが、今週床屋に行ってきた私としては、襟足がスースーして余分に寒く感じているわけです。

 

・「悪魔につけこまれない本物の『知』の育て方」

 

1 自分の目の前、身の周りだけに感心をとどめてしまわずに、視界を三百六十度に広げ、できるだけ遠くまで見はるかすこと。

 

2 世界の代表的な宗教について知ること、とくにその経典に目を通すこと。

 

3 死について知ること、考えること。

 

4 自分の頭で考える習慣をつけること。

 

5 確固とした人生への態度を持つこと。

 

・・・人は意識と無意識の間の、ふわふわとした心理状態にあるときに、犯罪を起こしたり、自殺をしようとしたり、扇動されて一斉に同じ行動に走ってしまったりする。その実行への後押しをするのが、「自分ではない者の意志」のような力、すなわち「悪魔のささやき」であるー。精神科医、心理学者、そして作家として半世紀以上にわたり日本人の心を見つめてきた著者が、戦前の軍国主義、六〇年代の学園闘争、オウム真理教事件、世間を震撼させた殺人事件など数々の実例をもとに、その正体を分析。拝金主義に翻弄され、想像超えた凶悪な犯罪が次々と起きる現代日本の危うい状況に、警鐘を鳴らす。・・・(新書の表表紙の裏書?から)

 

 さて、この著者の名前は誰でしょうか。2006年8月17日第一刷発行の集英社新書です。読んだのは1月末ですが。

 そうです、1929年生まれの『加賀乙彦』です。個人的に好きな作家の一人で、ハードカバーの本も数冊読んでいます。

 「・・・情報や刺激が氾濫するなかで、私たちは一番大切なこと、自分自身の内面を見つめ、個人としての成長を重んじることを忘れてしまったのです。」(皮肉なことですが、こうしてブログを書くことで自分を見つめていければいいかなと思ったのですが、いつの間にか、とにかく「書くということ」に流されてしまい、自分で考えるということが少なくなっているのではと感じられないこともないのです。)

 「本物の『知』の育て方」、5か条は難しいですが、こころして残り短い?人生を生き抜いていこうと考えています。

 

 付和雷同しない、和して同ぜず、連帯を求めて孤立を恐れず・・・

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1 コメント

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Unknown (じじ)
2007-02-25 22:32:17
私も加賀乙彦大好きです。40年近く前初めて読んだのが「宣告」?でした。
それから図書館で見かけると読んでいましたがこの頃はしばらく読んでいないので読んでみたいと思います。私にとってはいくつになっても自分の内面を見つめる事はなかなか難しいことです。
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