下の写真はどこのものか分かりますか?
本流は岩盤底、そうです、美術館下の岩盤の瀬です。
今までも中洲の左岸には細い流れがあったのですが、そこをショベルカーが掘り進んでこんなにも広く川幅を取り、本流に合流するようにしたものです。
もともとこの辺の広瀬川は全てが岩盤底といってもいい状態です。
2枚目の写真は細い流れの上流側の状況です。 完全に岩盤が露出しています。 大きく変わりました。 来年はどうなっているのでしょうか?
井筒屋の主人といろいろ話をしたのですが、このように川底を掘るにあたっては、漁協の役員(清和支部の、井筒屋さんも)が立ち会っていたそうです。
もともとはNPO法人「水環境ネット東北」の主導のもとに、工事といいましょうか改修が進められています。
今、中洲は完全に草や笹竹、低木は刈り取られています。 だからと言って歩きやすくなったとはとても言えません。
何といっても笹竹が多く、それを切ったものの、5~10センチくらいも地面から茎が残っていて、歩きにくいことと言ったらありません。 非常に危険です。 靴底の浅い靴は危険ですし、転んだりしたらついた手が刺さってしまう危険性があります。 現状では立ち入り禁止にすべきです。
このままにしていおけば、また鬱蒼たるもとの中洲に戻ってしまうのですが、井筒屋さんがいうにはこの中洲に舗道みたいなものをつくるというのです。 縦横につくって、そこなら安心して歩けるように整備する計画があるようです。 確かにそれもそれなりにいい方法、考えではあると思います。
ここまでくれば今までとは全く異なるような整備をしないと笑われてしまいます。1300万円が無駄になります。
そのほかに、この細い流れ(分流)の活用として、サケの養殖ではないですが、ここからサケの稚魚を放流したいという将来の構想もあるようです。 サケを住民の身近なものとして認識させるだけではなく、子どもたちに環境や生命について考えてもらいたいという考えです。
さらにできることなら、中洲と河川敷に橋を架けたいともいっていました。沈下橋というのでもなく、大水が出たら流されてしまうがまたすぐ元に戻せるような橋といっていましたが。
まあ、今後は漁協や地元の町内会とも話し合って決めていくことになるのでしょうが、私としては、本流側に石を一杯入れて欲しいと思います。 川底を掘って出てきた石は川に戻すとは言っていましたが。
澱橋の上流に石を入れて流れをつくり、かっての「アユ釣り銀座」を復活させたいものです。 そして、土で覆われてしまった河川敷や中洲も、できるのであれば大小の石で覆って欲しいと思います。
砂やどろを取り払って石で一杯の河原をつくってほしいものです。 実験でもいいから、昔のように澱橋と牛越橋の間に石の河原を復活させたい、そうすれば人の出入りも多くなるだろうし、より川を身近なものと感じるのではないでしょうか。雑草の繁茂がない河川敷を蘇らせたい。
もちろんアユ釣りにもいいと思いますし。 河原を歩きやすくもなります。 釣り人とそれを見る人の距離も縮まります。
そんなことを考えてしまいましたが、清和支部の本組合員は頼りがいがあるようですし、皆で力をあわせて、旧態依然たる漁協の体質を変えて行きたいと思います。