鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

7月11日木曜日に思うこと

2013-07-11 13:37:24 | 思いつくまま

 きょうは一日梅雨空、どんよりした空からは時たま大粒の雨粒が降りてきたりはしますが、長続きはしません。 きのうまでの暑さと比べるときょうは過ごしやすい日となっています。 5日は23.2度、6日は31.0度、7日は31.7度、8日が28.8度、9日は32.9度、きのう10日は32.6度、というのが最高気温です。 個人的にはそんなに暑いとは感じないのですが、これは年を取って感覚が鈍くなってきたということの表れなのでしょうか? 夏が暑いのは当たり前、暑いからこそ夏、それでも仙台は他都市と比べると気温は低いし、熱さもせいぜいあと1か月くらいで、旧暦の七夕が終われば一気に秋らしくなってきます、とくに朝夕は。

 

 きのう10日は仙台空襲の日でした。私は戦後生まれなので、親と一緒に逃げ回ったりはしていません。 姉二人が父とともに逃げ惑ったということです。そのことは前に書いたことがありますので書きませんが、とにかく街なかから片平の裁判所方面に逃げて、そこから広瀬川に逃げ込んだと聞いています、父から、その昔。 父と母両方、または片方が空襲でやられていたら私は生まれてはいなかったわけで、そういうことを思うとなんかとっても不思議な感じがします。 生かされている間は生きていこうと思います。

                      

 ましてや2年4か月前の大震災を経験したわけで、沿岸部にいたというだけで大きな被害にあわれた人たちが一杯いたことを思うと、与えらえた命は大事にしていきたいと思う次第です。

 

 そして10日はウルトラマンの日でもあるそうで、きのうの新聞の見開き2ページに渡る広告にはびっくりしました。ウルトラシリーズは私が中学校の頃に始まったように記憶しています。 ウルトラマンの誕生ではなく、 「ウルトラQ」 という番組ではなかったかと思います。 近未来の不気味な日本・世界を再現しているかのような、ミステリアスな導入部の画面でした。どろどろとしたものが、渦巻き状に揺れ動き、収斂されていくような。 友達の家でテレビを見せてもらったのかな。

               

 ウルトラマンになってからは、子どもたちも一杯お世話になりました。フィギアだけではなく雑誌やテレビでも。親としてもウルトラマンの歌を覚えたりしましたが、今となっては懐かしい思い出です。

  

  

 そしてあと10日ですか、参議院議員選挙の投票日となります。 家の周りには選挙カーはほとんど来ませんね。おかげで静かなのはありがたいのですが、でも今回の選挙で自民党が圧勝してしまうだろうという報道を見聞きすると内心穏やかではいられません。自民党が圧勝しては、少しもありがたくはないです。 それだけは御免被りたいです。

 

 去年暮れの衆議院総選挙に続いて、参議院でも自民党に過半数の議席を与えてしまうのでしょうか。 両議院で自民党の単独過半数ということになってもいいのでしょうか。みなさんはそれでいいとお思いですか。 ねじれ現象の解消がそんなに大事ですか。 ねじれがあるからこそいいのではないですか。 独裁を許さないから。 権力に縛りがかかってしまうから、ねじれ現象はとってもいいことです。それでこそ衆参両議院の存在意義が意味を持つのです。

                     

 今の安倍政権、威勢のいいことばかり言っていますが、なんか危うさを感じませんか。普通に戦争ができる国を作ろうとしているのです。 愛国心を強要し、国のために命を捧げることはとっても素晴らしいことだというような精神風土を醸成しようとしている。 日米同盟、強固な日米同盟とお題目のように唱えていますが、アメリカは安倍政権に協力的ですか、日本から言うほどアメリカは冷めた見方をしているとしか感じられません。

               

 いわば日本からの一方的な片思いの状態です。 竹島、尖閣問題に対する対応にアメリカは慎重です。 アメリカは中国と本気で戦争するなんてことは考えられません。 もともと中国とアメリカは仲がいいのです、根底では。 ともに第二次大戦の戦勝国同士です。米中が共同して日本帝国主義と闘った仲なのです。朝鮮戦争では共に戦いましたが、結果は休戦協定を結んでいます。 思い出してください、電撃的なニクソン訪中を。 その後これだけ経済的に急成長してきた中国との関係については、お互いに協力し合わなくては共存できない存在という認識を持っているはずです。

 

 尖閣の問題に関してはアメリカは日本の強固な後ろ盾となることは考えられません。だからこそ威勢のいいことを言うのではなく、地道な外交交渉こそが求められるのです。しかし、日本の外交は、はっきり言ってアメリカの言うとおりにしていればいいという状態、アメリカの後ろをついていけばいいというような日本の外交では他のアジア諸国から冷笑されるだけです。 何回も言っているように日本はアメリカの属国。アメリカのひとつの州みたいなものです。いつまでそんな屈辱的な外交を続けていくのか、愛国者である私としては何とも歯がゆい由々しいことにほかなりません。

                    

 でもそういう日本にしてきたのは、ほかならぬ戦後の長期政権である自民党です。自民党の責任は極めて大きいものと言わざるを得ません。 それは原発の問題についても言えます。ここまで日本を原発まみれ、原発だらけにしてきたのは自民党です。自民党と電力会社、経済官僚でしょう。 絶対的な『安全神話』を、膨大なPR費用を掛けて官民挙げてつくりあげてきた。もちろん御用学者の協力もあります。

 それが砂上の楼閣であることが分かりました。2011年3月11日です。 あれから2年4か月しか経っていないというのに、何ですかこの変わりようは。 自民党が衆議院で圧勝してからの原発を巡る動きは、なんなのでしょう。 原発を輸出しようと躍起になっているし、今は何が何でも再稼働させようと必死です。 原発が稼働しなくても日本の電気は何とかなっています。

                      

 何とかなっているからこそ、今こそ次世代のクリーンエネルギー、エコエネルギー等の開発に力を傾注すべき時でしょう。 国民あげて取り組めば新しい産業も芽生えてくることでしょうし。 それなのに安倍政権や経済界は誠に安易に元に戻そうと画策している。性懲りもなく2年4か月前の電力供給体制に戻ろうと必死です。 東電福島第一原発事故の原因究明さえまだできていないというのに、反省どころか、再稼働さえすれば問題はなくなるとばかりに、再稼働に力を注いでいる。

 この根底には、いったん稼働してその後平穏に推移すれば、忘れやすい日本人のこと、まるで何事もなかったかのように日常生活を送るだろうという、国民を下に見た、馬鹿にした、愚弄した見方があるのではないでしょうか。 何でもいい、衆参で議席を確保して、政権を維持して行けば、マスコミを利用して政府に都合のいいように報道させて、あとは国民は仕方がない、長いものには巻かれろ式についてくるだろうという傲慢な態度が見受けれます。                     

 それらを覆い隠すのに都合のいいこと、それがアベノミクスでしょう。 アベノミクスを隠れ蓑にして、そちらに国民の目線を、関心を向けることによって、経済成長こそが国民の生活にとって一番必要で大事なのだと思わせることによって、憲法の改悪や原発の再稼働をなし崩し的に既成事実を積み上げていこうという思惑が透けて見えます。

 

 それでいいのでしょうか。円安、株高にはなってきました。しかし、それで国民の生活が少しでもよくなってきましたか。 よくなってきたと実感できますか。 実感しているのは大企業や一部の富豪たちだけでしょう。 大企業が利益を上げ、その利益を社員に還元してはじめて経済が好転してきていると実感できるのでしょう。 

 しかし、利益を上げた企業が社員に還元するとお思いですか。 過去にも企業は莫大な利益を上げたが、社員には還元せず 『内部留保』 を手厚く充実させただけではなかったですか。 一時金として少しは吐き出させても、定期昇給ではない賃金のアップでは生活はよくなりません。 今回だってますますグローバル化になり、世界の企業との競争が激しくなるからという理由で 賃金はおろか、設備投資にも回さないで『内部留保』として、いざという時のためにという理由で溜めこむことでしょう。

 今自民党の安倍政権がやっていることは、賢明なみなさんならお気づきでしょう。 将来に向かっての弱者切り捨て、弱肉強食、格差社会の構築です。 規制緩和と言いながら、弱者を切り捨てますます格差を広げていく社会をつくっていこうとしているのです。そう思いませんか。 ほんの数パーセントの大富豪・大企業による富の収奪です。 アメリカのように1%の大富豪(支配者)と99%の被支配者の関係を目指しています。 権力者としては大富豪・大企業にすり寄って甘い汁を吸う、寄生虫として生き残るということを目指しているのかも。

                      

 TPPにしてもそうです。 騙されてはいけません。 これは政府間、国家間の協定というよりはアメリカのほんの一部の大企業による環太平洋国家の富の収奪にほかなりません。 アメリカ経済は1%の富める者たちによって牛耳られ、もはや政府でさえも企業のいいなりになりつつあるというではありませんか。 1%の大富豪のための政府。それがアメリカ政府の本当の姿のようです。 その企業がアメリカ政府という形を使って、環太平洋の国々の富を一手に収奪しようと蠢いている、それがTPPの本当の姿のようです。

 そしてこれまたそれに早急に加入しようとしているのが、自民党です。(民主党の時代から加入の議論はありましたが)  騙されてはいけません。 昔の自民党のように右から左まで、現実主義者から理想主義者まで幅広く抱えていた、平衡感覚が自然に備わっていた自民党であれば、ここまで浅薄な、力に頼ろうとする政権とはならなかったでしょうが、今の長州の安倍政権であれば道を誤ります。またしても日本を滅亡の道へ導いてしまいかねません。

 

 経済成長はこれからも永遠に続くとお考えですか。 経済は常に成長し続けなければいけないものですか。 経済を発展させ富を蓄積していく、その富を国民全体が享受するのであればいいのですが、このままいけばこれからの社会は「超」のつく弱肉強食の、格差社会となっていくことでしょう。 

 国土強靭化、”強い”国日本、それが必要ですか。必要とお考えですか。 それよりは”賢明”な国造り、それこそがこれからの日本に必要な目標ではないでしょうか。

 東北地方太平洋沖地震発生から2年4か月目のきょう7月11日、常日頃から妄想を見るのが好きでしたが、その妄想に突き動かされるような形で書いてきました。 自民党の衆参両院の過半数独占、一党単独独裁、これだけは何としても避けたい、強く強くそう思います。

              

 写真はきょうのアブラハヤと町内の大きなユリです。 凄いユリです。

 

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2013-07-11 15:53:47
自民党のおかげで、作業員の1人当たりの日当が4000円あがりましたよ。民主党のおかげで、作業員の給料が下がり、建設業ががた落ちし、そこに、地震が来て、作業員がいなく、建設業者もいない・・・。さすが民主党。
橋梁の補修も、もっと早く手掛ければならないのに、何もしてくれない民主党、落ちてから治しますか?もっと早く補修をやってれば安くすんだのに。倍も税金を使わなければならなくなってます。
 若者世代は、原発反対などいってませんよ。電気代が3倍になったら払っていけますか?
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