きょうは寒くはなく、もっと言えば暖かいと言ってもいいのですが、その割には陽射しもなく重苦しいような天空となっています。 でも寒くないだけありがたいです。
きょうの雲は、暗雲垂れ込める状態といってもいいようなものでした、午前中は。
(午前9時6分)
(9時7分の北東方面)
(9時10分)
ラジオで言っていましたが、きょう2月23日は「富士山の日」だそうです。語呂合わせですが、まあいいのではないですか。 日本の象徴の山、代表する山、いわば元首的な山とも言えそうです。
そしてそういうきょうは皇太子の誕生日でもあります。55歳になられました。 丁度今の天皇陛下が即位したのも55歳だったとか。
雅子さまや愛子さまについては週刊誌でいろいろ言われていますが、それでもじっと我慢しているというか、焦らずに待っている皇太子の姿は素晴らしいとも言えますが、さぞかし辛いだろうなともお察しする次第です。
皇太子が記者会見で言った言葉はさすが天皇陛下の長男というだけはあります。しっかりと天皇陛下の気持ちを分かっています。その気持ちを引き継いでいこうとしています。
『戦争の記憶が薄れようとしている』
『謙虚に過去を振り返るとともに、戦争体験した世代から、悲惨な体験や日本がたどった歴史が正しく伝えられていくことが大切』
『(今年一年を)平和の尊さを心に刻み、平和への想いを新たにする機会になればと思っております』
立派なことを述べているじゃないですか。 さすが今上天皇の皇太子です。
外は暖かいけど、それに引き替え、今の日本の現状はどうでしょうか? 今の日本の政治は、自民党独裁、安倍独裁の政治はどうでしょうか?
「謙虚に過去を振り返る」どころか、過去を美化し、戦前の翼賛体制に進もうとさえしている。 「平和の尊さを心に刻む」どころか、積極的平和主義という名の下に、自ら戦争の出来る道へ突き進もうとしているじゃないですか。
虎(アメリカ)の威を借りて、虎(アメリカ)の意向に積極的に沿うように、頭を撫でてもらいたくてすり寄っていくかのように、奴隷根性で従属しようとしている。所詮は虎(アメリカ)なしには何もできないでしょう。
積極的平和主義なら、字義の通り憲法第9条を旗に国際世界に向けて「平和の尊さを」訴え続けていくしかないはずです。 でもそういう勇気は持ち合わせていないのでしょう。察するに臆病なのですね。
悲しいかな、言葉で実態を隠すという姑息なやり方は日本の支配勢力は得意ですし、いったんついた嘘はどこまでもつき通すのも最早習い性となっているようです。 つい70年前までは”鬼畜米英”と叫んでいたのです。
(午前9時12分の北西方面)
自国の憲法を掲げて「平和を訴える」なんて、そんな傲慢な姿勢が受け入れられるハズがありません
憲法9条は日本の憲法であり、他国が守る義務はありません
そして多くの国の憲法も当然平和の尊さを訴えており、日本国憲法が特別なものではありません
日本政府が、護憲勢力のようにまるで日本国憲法を世界遺産かのように扱い、上から目線で他国に訴えても、彼らの心には届かないでしょう
現実に、戦後70年経過しても、日本の経済を見習った国はあっても、憲法9条を見習った国はありませんでした
そもそも憲法9条でさえ、第一次世界大戦後に作られた不戦条約を元にした「二次創作」に過ぎません