昨日はサケの死骸ばかりをお見せしてしまいました。今日と明日は元気なたくさんのサケたちを見ていただきます。
分流にこんなにサケが遡上するようになって今年で3年目ですが、今年のサケの特徴というか今までと異なるところは「逃げない」ということです。
勿論川の中に入っていけば逃げるでしょうが、川辺にぎりぎり近付いても逃げないのです。去年までは川を覗こうと不用意に近付くとパーと散ってしまったものですが。
これはどういうことでしょうか。丁度私よりもお年寄りがやはりカメラを持って川を覗いていました。少し話しをしました。今年のサケは人が近寄っても逃げませんねというと、それよりも『何かサケがよく見ておいてくれ、我々を記憶、記録しておいて欲しいと訴えているようだ』というのです。
そういわれればそうかも知れない、とってもいい表現だ、サケの身になっていると感心しました。鋭い感受性を持っている人だと思いました。皆さんはどう思いますか。感情移入しすぎと思いますか。
でも傷ついたサケたちを見ているとそう思わせる何かがあるのです。本当に全身創痍です。それでもとっても健気です。仲間たちと丸く群れては分かれ、また群れるということを繰り返しています。
そしてときどき尻尾で川底の石を掘ろうとします。産卵のためでしょう。サケたちが群れているところの川底の石はきれいになっています。磨かれている感じ。写真でも分かるかと思います。
明日も今日の続きとさせていただきます。もう少し見てください。撮影は15日午後です。
そして下の花は薔薇とかの花束です。今日は35回目の結婚記念日なのです。という訳で仕事の帰り買って来ました。思わず忘れてしまうところでした。日中は絶対に花を買うのだと言い聞かせていたのに、帰るときはすっかり忘れていましたが、花屋さんの前を通ったとき思い出したわけです。
黄色い薔薇の花束をいただく奥様はお幸せですね。
羨ましい限りです。
元気にアユ釣りを出来るのも、合唱に行けるのも”元気な”妻がいるからと心の中で感謝しています。