今日も冴えない天気でしたが、来週当りからはいい天気になるとか。早く安定した天気になって欲しいものです。
こんな不順な天気が続き、おまけに自宅から一番近いアユ釣り場である澱橋から牛越橋の間は、ショベルカーやキャタピラ付のダンプカーで縦横無尽に荒らされてしまいましたから、まだ一ヶ月半解禁日まで残っているものの、今年の自宅周辺でのアユ釣りはかなり厳しいものになるのではないかと今から心配しています。
去年今年と二年いい傾向が続くとは思えませんし、悪いと今から覚悟していた方が、もしかして外れるかもしれないので、精神衛生上いいと思います。
釣りとは全く関係ないのですが、こんな偶然?もあるのかなと少々びっくりしています。 下の写真は去年の10月1日初版発行の『ピコラヴィッチ紙幣』です。作者は熊谷敬太郎氏。ダイヤモンド社発行 1,600円(税別)です。実際には9月に書店の店頭に並んだと思います。
この本を購入したのは、今年の1月でした。なかなか読むまでに至らず、例によって積読となっていたのですが、読み始めたのが3月だったか、面白かったのですが公私共にいろいろと忙しくそのままになっていました。それが何を思ったのか、今週になってから夜ショボショボの目(年はとりたくないものです。)で読み始め、今日(は休みでした。)午前中で読み終わりました。
全く初めて知ることばかりでとっておも面白く、まだ読んでいない人がいれば是非とも読んでみることをお勧めします。
本の帯にも書いてありますが、「城山三郎 経済小説大賞」を受賞した本です。一民間会社が紙幣まで発行するということがあったということ、日本人がロシアはシベリヤの一都市で紙幣を発行し、ルーブル紙幣よりもはるかに安定し信頼を得てロシア人社会に受け入れられていたという事実。貨幣の流通、それが社会に与える影響等新しい発見で驚くとともに経済の勉強にもなりますし、凄いことをやったものだと感心もしました。
そしたら、・・・・
今日の朝日新聞の記事。「ニッポン 人・脈・記」のシリーズ、”ロシアへの虹④”の見出し、『あのルーブル札を追え』
そうなのです、熊谷敬太郎氏の著作「ピコラエヴィッチ紙幣」のことを大きく取り上げていたのです。何といういいタイミング!、私が読み終わるのを待っていたのでしょうか??
そしてまた、その記事の中の人名「武谷三男」、これまた懐かしい名前でした。物理学者でしたが、専門バカでは全くなく、常に社会全体の中で自分の研究の意味、意義を考えている学者で、社会的な発言も多くしていた人でした。 記事には出ていなかったが、武谷三男といえばもう一人の物理学者坂田昌一を思い出します。あの頃は原水爆実験や核開発に対して、専門家から厳しい発言がなされたりしたものです。今は・・・どうなのでしょうか?原子力発電がそれに取って代わるものでしょうか。しょっちゅう事故があり、電力会社はいつも謝ってばかりいるようで、それにもかかわらず”もんじゅ”まで動き出して、これでいいのでしょうか。プルトニュームの再利用ですか、そんなに理論どおりいくのでしょうか。
何かまた話がそれてしまいました。要は、ある本について丁度読み終わったときに、そのことについての新聞記事が掲載されたということだけなのですが。 でもこういう偶然は大切にしていきたいものです。