鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

よく冷えました!

2020-10-07 14:40:11 | 思いつくまま

 

今午後2時45分過ぎですが、目下のところのきょうの最低気温は、午前4時53分の記録11.6度です。そしていつも記録している午前5時は12.5度となっています。これは夏以降としては一番の低さでしょう。

  

ここまでくると、いよいよ二桁を切るのも時間の問題か、となりますね。いよいよ寒さ対策をしっかりしないと。と言ってももうすでに我が家では朝方はコタツに火(電気)を入れていますが。

 

でもさすがに日中も点けっぱなしということはないです。余熱を利用しながらやっています。でも最高気温はきのうよりも高いのです。目下の最高気温は、22.0度で、午後0時54分の記録です。きのうは21.4度でした。

 

暦を見たら、あしたからは ”寒露” ですね。霜になりそうな冷たい露のことをいうそうです。露寒(つゆさむ)は、ちょうどこのころの寒さを表す言葉です。これから河原でも見られるのでしょうが、露が凍りかけて半ば霜になったような状態を「露霜(つゆしも)」あるいは「水霜(みずしも)」といいます。(日本の旧暦と七十二候より)

 

きのうの朝日新聞の「声」欄の投書です。山口県の赤間さんという八十五歳の方の投書。85歳でこれだけしっかりとした文章を書けるなんて羨ましい、見習いたいものですが、あと12年も生きるのかと思うと、無理だなあ~と思うのですが(意外としぶとく、寝たきりになってもなかなか死ななかったりして?!)。

 

去年も実施したのですが、今年も山口県では県庁内で「山口県の総理大臣展」をやっているそうです。山口県ゆかりの総理大臣は8人もいます。菅直人も宇部市で育っていますが、選挙区が違うからということで入っていません。菅直人も入れれば9人です。みなさんはそのうち何人の名前を言えますか?

 

伊藤博文・山縣有朋・桂太郎・寺内正毅・田中義一・岸信介・佐藤栄作・(菅直人)・安倍晋三、という順番になります。相当な悪役、日本を、日本人を誤らせた張本人たちが並んでいます。いかに薩長藩閥政治が根強く続いてきたか、150年がたってもいまだに続いているということにただただ愕然とするばかりです。

 

話が逸れましたが、赤間さんははっきりと言い切っています。「こんな不快な展覧会を見たことがない。肖像が軍服や勲章にまみれているからだけではない。歴史の陰や認識の相違の部分を思ったからだ。」と。

 

そしてその中の伊藤博文、寺内正毅、田中義一、岸信介についてはひとり一人理由を述べています。陰険陰湿な”99代目”の、日本学術会議の6人の任命拒否の説明にならない説明とは異なります。

 

そして、最後は「世界的視野で物事を考える必要性が説かれる今の時代に、郷土愛を前面に業績をたたえる展示をするのは時代遅れの感覚と思えてならない。」と言っています。 山口県に住んでいて、ここまで言い切っていいものかどうか、こちらが心配するくらいです。

 

私の愛読書、毎月発行が待たれる月刊誌「月刊日本」10月号は最初から最後まで読ませてくれます。特集は「安倍亜流 菅政権の正体」です。直接はその特集とは関係ないですが、中に「にっぽん再発見233」として山縣有朋が対象となっています。

 

「山縣はこの他にも(東京文京区関口の広大な1万8千坪の屋敷のこと)京都の無隣庵、小田原の古希庵など9つの庭園を造ったが、この原資(年金740円のことで、今でいえば3千万円)年金だけでは到底賄えるものではない。実際は議会操縦費などの名目で宮内省から巨額の金銭をせしめて、自らの懐にしていたのである。」

       

「山縣や伊藤博文ら長州出身の維新の元勲の多くは貧乏足軽の出身だったからだろうか、とかく金銭には汚かったとの評がある。」

 

「一方政界では、内閣総理大臣として、明治22年に第一次山縣有朋内閣を組閣した。10年後に再び内閣を組織した山縣は軍部大臣現役武官制を実現し、文官任用令の改正で、軍部・官僚への指導権を確立した。山縣は藩閥政治維持のため政党勢力を徹底的に弾圧した。デモクラシー思潮が日本に広がるのを好ましいとは思っていなかったのだ。山縣は第二次政権後も内閣の人事や行政に干渉し、権力を振るった。」

 

山縣は大正11年2月1日85歳の生涯を閉じています。葬儀は国葬なのに、参列者は「武と文の大粒どころと軍人の群れで、国葬らしき気分は少しもせず、」(東京朝日新聞)淋しく冷たかったそうです。

 

山縣の死に対しての辛辣な石橋湛山の論が紹介されています。「人は適当な時期に去り行くのも、また一の意義ある社会奉仕である。・・・。しかしいかに至誠から出て、いかに考えは正しくも、一人の者が、久しきにわたって絶大の権力を占むれば、弊害が起こる

 

最後に、司馬遼太郎の酷評です。「模倣者、金銭欲の権化、出世主義者、腹わたの巻き方の複雑な男、陰謀家、陰鬱で無口な国権主義者、国家規模の迷信家」(翔ぶが如く)と。

 

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