鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

沖縄慰霊の日

2020-06-23 14:56:34 | 思いつくまま

いやあきょうはなんか蒸し暑いです。湿度はかなりあるんじゃないかと思います。気温は夏日となりました。二日ばかり涼しい日が続いたのですが。20日の26.4度とほぼ同じの26.2度が目下のところの最高気温です。(午後3時前での)

 

きょうも雨が降ったりやんだりはしたのですが、全く大勢に影響のない雨でした。さっきのラジオでの天気予報では、金曜日あたりにまとまった雨が降り出しそうですが、ということは26日で、そうなるともう今更降らなくてもいいよなんてつぶやいたりして・・・。

 

なまじ大雨が降って、強烈な濁りが生じたりしたら、30日までに澄んでくれるか心もとないですから。どうせなら強烈な減水での鮎釣りの解禁というのもいいのかもしれません。それなら釣れなくても、川の環境があまりに悪かったからという言い訳もできるでしょう。

 

恵まれた水量なのにさっぱり釣れなかったりしたら、何年か前のように組合が吊るしあげられるでしょうから。でも去年は水量は良かったのに釣れなかったでしたね。考え始めると、どっちにしても悪い方向に話は行ってしまい、気分は落ち込んでしまいます。

 

きょうから地元仙台で東北楽天は日本ハムとの6連戦となります。火曜日から金曜日まではナイトゲームで、土曜日と日曜日は午後2時と午後1時からのスタートとなるようです。野球のことを思うと雨は降らない方がいいのですが、もしも東北楽天がパッとしなかったりしたら、雨が降って試合は流れてしまった方がよかったりもして・・・。

プロ野球と鮎釣りの解禁が重なると、このような状況では複雑な心境になりますね。

 

スパコンの「富岳」が3つの部門で世界一となったとか新聞に書かれていました。なんでも①計算速度、②ビッグデータ解析、③ソフトを実際に動かした速度、の3部門でのトップと言います。3部門の独占は史上初だそうです。

  

「富岳」というとさっきまで勘違いしていました。何と勘違いしていたと思いますか?「富獄」です。ついさっきまでは、スパコンの世界にこんな名前をつけていいのかなあと思っていました。なぜか?

  

「冨獄」は、私の記憶に間違いがなければ、先の大戦で追い詰められて起死回生の手段として製作を検討した戦略爆撃機だったからです。75年前はアメリカ軍のB29大型爆撃機に好きなように日本は爆撃されていました。もう天下無敵のB29でした。

 

それに対して何とか反撃したいということで、陸軍か海軍が考えたB29を上回る大型爆撃機がたしか「冨獄」でした。B29は片側にプロペラが2基ずつ、合計4個ついていますが、冨獄は片側に3基で、合計6基もの大型のプロペラエンジンがついています。

構想では、日本からアメリカ大陸本土まで無着陸で飛べ、かつ爆撃して戻ってくるというものでした。なんでこんなことを知っているか?中学生の頃は右翼も右翼、かっての軍国少年みたいなものでしたから。

戦艦大和や武蔵、そして幻の大型洗車ならぬ戦車や爆撃機に興味を持ちあこがれていたものでした。男子ならだれでもこういうことは一度は経験するのではないでしょうか(と、無理やり一般化したりして)。

当時の国会は自民党と社会党の、実際はそうではないのですが、一応は2大政党制となっており、当時から否定的な意味での「何でも反対、社会党」というフレーズが中学生の耳にも届いていました。小学6年から中学1年くらいにかけては、政治的には反社会党の自民党派の軍国少年だったなあ。

当時の日韓関係は日本にとってはひどいもので、日本の漁船がしょっちゅう韓国に拿捕されたりしていました。その元は「李承晩ライン」ですね。拿捕の記事を見るたびに悔しい、腹立たしい思いをしていたのを思い出します。

このころの心理分析をいつかやってみたいなあ、というか青春時代を振返ってみたいなあという気はしています。していますが、やり始めるのが怖いような気もして、なかなか実行できないまま、たぶんご臨終を迎えることになるのでしょうね。

小学校高学年から中学校を経て、高校、予備校、そして大学という一連の流れで私の考えはガラッと180度変わってしまいます。そしてそれは現在完了形という形で現在に至っているわけで、人生を振返ってみるとティーンエイジャーから大学卒業までが思想形成上大きなターニングポイントになっているようです。

 

話しが例によって大きく逸れてきました。きょうは沖縄の慰霊の日です。平和の詩、聴きましたか?読みましたか?長い詩ですが、お付き合いください。彼女はすべて暗唱して訴えてくれました。

 

         あなたがあの時

                  沖縄県立首里高校3年 高良朱香音

 

「懐中電灯を消してください」

一つ、また一つ光が消えていく

真っ暗になったその場所は

まだ昼間だというのに

あまりにも暗い

少し湿った空気を感じながら

私はあの時を想像する

            

あなたがまだ一人で歩けなかったあの時

あなたの兄は人を殺すことを習った

あなたの姉は学校へ行けなくなった

 

あなたが走れるようになったあの時

あなたが駆け回るはずだった野原は

真っ赤っか 友だちなんて誰もいない

 

あなたが青春を奪われたあの時

あなたはもうボロボロ

家族もいない 食べ物もない

ただ真っ暗なこの壕の中で

あなたの見た光は、幻となって消えた。

            

「はい、ではつけていいですよ」

一つ、また一つ光が増えていく

照らされたその場所は

もう真っ暗ではないというのに

あまりにも暗い

体中にじんわりとかく汗を感じながら

私はあの時を想像する

 

あなたが声を上げて泣かなかったあの時

あなたの母はあなたを殺さずに済んだ

あなたは生き延びた

 

あなたが少女に白旗を持たせたあの時

彼女は真っ直ぐに旗を掲げた

少女は助かった

 

ありがとう

 

あなたがあの時

あの人を助けてくれたおかげで

私は今 ここにいる

 

あなたがあの時

前を見続けてくれたおかげで

この島は今 ここにある

 

あなたがあの時

勇気を振り絞って語ってくれたおかげで

私たちは 知った

永遠に解かれることのない戦争の呪いを

決して失われてはいけない平和の尊さを

 

ありがとう

 

「頭、気をつけてね」

外の光が私を包む

真っ暗闇のあの中で

あなたが見つめた希望の光

私は消さない 消させない

梅雨晴れの午後の光を感じながら

私は平和な世界を創造する

 

あなたがあの時

私を見つめたまっすぐな視線

未来に向けた穏やかな横顔を

私は忘れない

平和を求める仲間として

  


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