26日の地元の河北新報の夕刊の記事です。(「の」ばかりの悪い文章です)
見出しは、「大雨でも安心な広瀬川に」 「仙台・愛宕橋ー宮沢橋間 中州除去が本格化」 「野鳥に配慮、5年かけ工事」というものです。メインは、牛越橋から9キロ下流の巨大な中州で、大きさは縦約370メートル、最大幅約5メートルもあり、この中州の土砂4万立方メートルを除去するのが中心のようです。
そのような巨大な中州は、大雨のとき流れを妨げて洪水の危険性を高めているからというのが、除去する理由です。宮城県はそれとあわせて、10箇所ある”寄り州”も全て除去したいとのこと。
ではいつも紹介しているこの”中州”はどうなるのでしょうか?これは中州なのか、寄り州なのか、過去の流れを熟知している私としては、中州という定義ですが、果たしてどうなるのか。 中州であったものが、時の経過とともに限りなく寄り州に近付いてきたというところでしょうか。
まあ、それはそれとして、1枚目の写真は中州と川岸を隔てている「分流」の上流口です。本当に水量は少ないです。見るも哀れな感じさえします。
2枚目は右側にカーブしているところです。川に来て水量が少ないと、大小の石を集めて流れを堰き止めたくなりますね。長靴をはかなくても川を渡れるように。結構楽しいもので、私も過去においてよくやったものですが、この頃は逆に、誰かが作ったものを壊す側に回っています。流れは止めないで、極力流れるようにしたくて。作る人がいれば、壊す人もいるという他愛もないことです。
3枚目は更に分流の下流域の様子です。
(おまけ) 下の4枚目はなんだこりゃあと思うかもしれませんが、下水の排水口を上から撮ったものです。雨は降っていなくても、少しずつ流れています。完全に乾燥するということはあまりないです。
例の小魚の群れはテトラポットに挟まれたところに生息しています。もっとも今は数えるくらいしかいませんが。何処に行ってしまったのでしょうか。自然界はうまくできているなあと思うことも、不思議だなあと思うこともあり、日常的に観察し続けることは大切なようです。
でもこのような排水口は、清流広瀬川にはふさわしくないですよね。雨水ではなく、下水としかいえない水が流れ込むのですから。すぐ側に下水処理場があるのに。