鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

今日も広瀬川へ

2009-07-27 21:34:57 | 広瀬川

 昨日に続いて、今日も広瀬川に入ることができました。ありがたいことです。広瀬川に ”謝謝” です。

 昨日は2時頃から黒い雲に覆われて雷が鳴り出し、大粒の雨が降り始めました。その後も降ったり止んだり。山の方も降ったので、当然川の下流域は増水・濁りとなることが予想されました。 ビクに入れた3匹のアユ、果たして残っているか? ビク自体がなくなっていないか?心配でした。

 8時前に川に入りました。まずビクを探します。 写真のように川は完全に濁り、10センチは増水しています。 何しろ川底の石が全く見えません。釣りができるかどうかよりも、とりあえずはビクがあるかないか?!最初探したところは別のところでした、見つからないはずです。その上流の草で覆われていたところにビクはありました。しかも、3匹のアユは生きています。ほっとしました。用意をして川に入ったものの、肝心のオトリアユがいなければどうにもなりません。

  

 2枚目の写真のやや上のほうから竿を出すことにしました。何のことはない、ビクがあったところからです。

     

 そこから3枚目の写真の瀬頭まで釣り下りました。いつもなら平瀬というかトロ瀬みたいなところが早瀬に変わっていました。

 このくらいの濁りなら広瀬川は十分釣りになるということは過去の経験から分かっていました。濁りには強い川、それが広瀬川です。だから、オトリさえきちんと泳いでくれれば絶対に掛かると信じていました。 何しろ空は快晴。朝から陽射しが強く、真夏(のはずなのですが)を思わせるよう。 水温は22度。 ウエットタイツでも冷たくはないです。 川底が見えないので歩きにくいことこの上もない。

        

 タックルは、竿はシマノの「スペシャル珪石」(一番太い穂先使用)90-95、水中糸は昨日の続きで、ナイロンの0.3号。何回使えるものか試してみたいし。ハリは前半は3本イカリ、後半は4本イカリ。大きさは7.5号から8号クラス。

 昨日は今夏初めて”アブラゼミ”の鳴き声を聞きましたが、今日は”ミンミンゼミ”の声を聞きながら竿を出しました。時に午前8時。

 養殖オトリにオモリをかまして沖に出しましたが、小さいおとりには今日の水量では無理かと判断し、昨日掛けたアユに交代しました。 川の中央より右岸側を泳がせていると快い当りが手元に伝わってきます。「来た!!」「やはりいた!!」「やはり掛かったじゃないか!!」独り言を言いながら慎重に竿を溜めて、深くハリ掛りするようにしてから竿を立て取り込み体制に入りました。 無事キャッチしたときには嬉しかったです。 しかもこれが開始3分くらいの出来事。

 早速オトリを交換してまた同じところに送り出します。すぐには来ません。しかし、15分後右岸側に伸びた竿先に鈍い当りがありました。慎重にやり取りして左岸側に引き寄せて、緩やかなところで抜きました。これで2匹目。ともに大きさは22センチクラス。

 3匹目はその15分後。結局30分で3匹掛かりました。その後当りが止まったので、写真3枚目の瀬に向かって釣り下りました。 こちらはかなり早い、強い瀬となっています。 その手前で4匹目が掛かりました。その後根がかりしたものの、何とか外すことに成功し、再度写真1のところに上って、釣り下ろうと思って上流へ。 この間1時間、1時間で4匹の釣果でした。

      

 しかし、なかなか掛からず、少し下ったところ竿がすこし重くなり、オトリアユが流されます。竿を立てたところアユが掛かっていました。チビアユです。14,5センチくらいです。(逃がしてきましたので、正確には不明です)広瀬川でこんなに小さいアユが掛かったのは初めてです。びっくりしました。今年の広瀬川はアユが大きい、全てが20センチオーバーと思っていたので、驚きでした。 これは天然アユだと思います。 増水により下流から登ってきたというわけでもないでしょうが、まだこういう小さいアユがいるということはこれからが期待できるといえるのでしょうか。

 そのアユと、このところの平均サイズのアユとの比較写真を見てどうでしょうか、こんなにも大きさが異なります。

 しかし、そのチビアユのお陰か、その後この周辺で掛かり始めたのです。このチビアユはオトリには使いませんでしたが、次に掛かったのは20センチ弱のサイズ、これが2回くらい続いたか。 それでもしかしてもう大きなアユはいなくなったのかと思ったけど、また前に戻りました。大きくなりました。いい感じで、そろそろ来るなと思う頃に当りがあるのです。どちらかというと、ガツーンという当りよりは、ジワーと竿が大きく持っていかれるような感じの当りです。でもそれからが凄い。引きが強いのです。なかなか浮いてこないのです。左岸に寄ってくれないのです。これぞ瀬でのアユ釣り、アユ釣りの醍醐味です。

 結局そこでは7匹も掛かってしまいました。予想外、想定外の釣れ様です。嬉しい誤算です。

 午後から用事があるので、10時45分には納竿しました。 この頃には心なしか濁りも薄くなってきた感じで、この分なら午後からは入れ掛りではないかとさえ思わされる川の状況でした。

 10時頃ですか、下流側にガラガケの人がひとり入りましたが掛かってはいませんでした。

         

 上の写真のうち久し振りに義父の家にアユを持っていったり、仲間での飲み会用に冷凍したりし、自宅で食べる分3匹はフライにしました。低い温度で長い時間揚げて、骨毎食べられるようにしたのですが、やはり骨は邪魔になりました。

 下の写真はフライにして揚げているところです。美味かったですが。

     

 結局今日は8時から10時45分までの釣りで、釣果は11匹ということになります。バラシやキャッチミスは相変わらずあります。もったいない次第。


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