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鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

小国川のダム

2006-08-24 23:20:33 | 小国川

 今日24日、最上川水系流域委員会が開催され、小国川にダムは妥当との意見書を提出する公算が大きいときのうの地元の新聞、河北新報に大きな記事が載っていましたが、果たして結論はどうだったのでしょうか?

 委員会の委員はダムに賛成の委員ばかりといってもいいくらいになっているので、決を採るのであれば県の計画が通ることになったでしょう。何しろ反対派は委員を辞任したりしているのですから。

 一番肝心の小国川漁協の沼沢組合長は委員であったが、事務局主導の「ダムありき」の委員会の議論はおかしいと途中で辞任しています。

  山形県は1991年から多目的ダム建設の調査を開始したものの、自然保護団体や漁協の反対(理由は、治水には河川改修や放水路など別の方法もあるというもの)などがあり、計画が変更され、現在は2.5メートル四方の放水口を付け貯水機能を持たない「穴あきダム」が計画されています。

  新聞では上流域の洪水対策のためですが、いろいろ聞こえてきた話しでは、たった2軒の赤倉温泉の旅館が危ないからだということです。そのために変更後の事業費で130億円を必要としているわけです。単純に考えて移転補償等をしたほうがはるかに安くかつ早い有効な対策だと思うのですが。

  組合としては、アユを守るためなら訴訟も辞さないと強気でいます。なぜなら、ダムができれば、昔から松原鮎として親しまれてきた小国川のアユがだめになってしまうからです。

  新聞によれば、釣客は年間2万人以上ということですが、2003年の地元の山形新聞によると、3万人から3万5千人ということです。とても私の地元の広瀬川では考えられないはるかに遠い数字です。宿泊する釣客は5000人にも上るということです。地元の経済効果はかなりのものになります。

 2006年でいくと、年券で9000円、日釣り券が1800円、オトリが2匹で1000円、そのほか飲物や食べ物代、ガソリン代、宿泊代等を考えていくと何億円になるでしょうか。

  これが小国川にはアユはいない、釣れなくなったということが全国に知れ渡れば、もう誰も見向きもしません。アユ釣師はそういうことでは薄情かつ冷淡、現実的ですから。

 何とかしてダムのない天然訴状の圧倒的に多い小国川、そこに住む松原アユを守っていくことはできないでしょうか。行政はしつこいですから、悪い意味で粘り強いですから、少しの油断、気の緩みも禁物です。 脱ダム宣下をした長野県では田中知事が惨敗しましたが、彼の場合は余りにも周りの人の意見を聞かなくなってしまったことが原因です。

 それでも全体の流れとしては脱ダムに向かっていると思います。経済不況ということもかなり強く作用しているのでしょうが。これが景気がよくなってくるとまたぞろ公共事業ということでダムや道路を作り始めないとは言い切れません。

 無駄を省き、自然環境を守っていくということからも、ダムのない小国川を守っていきたいものです。


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延期です。

2006-07-29 21:43:10 | 小国川

 明日山形県最上小国川で開催予定の「がまかつ・鮎・南東北大会」は延期となりました。

 午前10時50分に電話があり、明日は中止、8月の27日(日)に開催すると。まあ、当然でしょう。

  今日(午後3時)の水位を見ると、25日でも少し多いのに、それよりも70センチも多いのですから。9日と比較すると。1メートルも増水していることになります。

  果たして、延期となったことが吉とでるか凶とでるか??その頃は鮎も大きくなっていて、今頃のような細仕掛けでは持たないでしょうし、でも試合は何と言っても場所ですから、それまでに何度も小国川に通ってリサーチしておきたいと思います。自分にとってはありがたいことだと喜んで。

  鮭川の状況を聞いてみましたが、この雨で大増水し、アカがとんでいるから無理だろうとのこと。電話では。観音橋で4メートルの増水といっていましたが、それは何が何でもオーバーすぎるのではないかと思います。

 

  午前中は、がまかつのフィールドアドバイザーとして?「A1ファースト『狐』」の6.5号と7.0号のハリを巻きました。それぞれ4本イカリと3本イカリ。ハリスは1.0号と1.2号の2種類。

 イカリバリの他にも「蝶バリ」仕掛けも作ってみました。1本のハリスに2個作ったから「蝶蝶バリ」というべきか?

 人とは違うことをやってみようと、そうしなければ勝ち抜けないだろうと思いますので。

 

 午後は、ヨドバシカメラに行って見ました。安いデジカメを、あれば買おうと思って。しかし、皆高い!!!3万円から4万円台。一番安いので、16,800円か。これでも500万画素。200万画素でいいから安いのがないか探しましたが、全く見つかりません。PCにさえ取り込めればいいのですが。

 トイデジというのですか、おもちゃみたいな、玩具メーカーが作ったデジカメは全くありませんでした。インターネットで購入せざるを得ないのかもしれません。

 それにしても各メーカーから本当にいろいろなデジカメが発売されているものです。どれもこれも同じように思われたりしますが、ピンからキリまで本当にたくさんありすぎて、少しいいデジカメを買うとしたら、どれを買えばいいのか迷ってなかなか決められないと思います。


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昨日忘れたこと

2006-07-26 22:30:13 | 小国川

 もうたくさんとお思いかもしれませんが、昨日書くのを忘れていたことがあったので、続編として書きます。今日は短いブログになると思います。

  私のような素直でない天邪鬼としては、とても嬉しかったことがありました。

 それは、優勝した人の竿がダイワ[製品ではなかったことです。見たことがある竿を使っているなと思ったら、何と[マミヤOPの競技プレジデント9.25m]の竿でした。

 ダイワ鮎マスターズはもともと竿についてはメーカーを問わないと言うことで実施してきましたが、この背景には自社製品に対する絶対的な自信があるということでしょう。ダイワの竿を使わないで大会に出るなんて考えられないという自信、または思いあがり?があるのでしょう。

 私自身は、オリンピックの竿は使えず、ダイワの竿を使った次第で、それだけになおのこと優勝者には敬意を表します。

  大会の講評を、委員長の伊藤稔名人が行いました。鈴子陽一と伊藤稔の両名はともに岩手県出身で、鮎釣りの世界では東北地方のホープです。現役ではなくなりましたが。

 二つのことを話しました。

 ①バラシが多かったが、それは竿を立てるのが早すぎるからだと。かかったらすぐに竿を立てて、取り込みの態勢に入ってしまう。それではバラシは防げない。鮎がかかったら、そのままかかり鮎に引っ張らせて竿が(限界近くに)曲がるまで耐えてから、竿を立てるべきということ。もっともなことだと納得します。

 ダイワの伊藤正弘名人も、ソリッド穂先を使用するということもありますが、かかったと感じたら、「あたりをくわせる」といっていましたし。

 ②ハリあわせが不十分であると。名人の目から見ると、目印が当たりを表示しているということ、鮎がハリ先に絡んでいるということが分かるそうです。でも釣り人にはわかっていないし、鮎もハリがかりはしない。それは何故か?ハリが合っていないからだと。

 名人に言わせると、ハリあわせをきちんと行うと、何と倍、2倍釣れるそうです。ハリ合わせは難しいが、それだけハリが合うと釣果は倍増すると。

 皆さんはどう思いますか?私は今もってハリ合わせのことが分かりません。本当にそうなのか、半信半疑です。たまたまよかっただけではないかと。

 ハリの形状の違い、きつね型と矢島型、入間型で釣果が変わるのはありえるかもしれません。また、ハリ先の形状、号数、そしてそのハリに対するハリスの号数及び硬軟、イカリバリかチラシバリか、軸の太さや細さ等なら何となく分かるのですが、例えばカツイチの○△は駄目で、◇×はいいとか言うようなことはあまりに飛躍しすぎているかのように私には思われます。組み合わせはそれこそいくらもあるのではないでしょうか?

 複数のメーカーが何種類ものハリを毎年製作して、釣り場所ごとのマッチしたハリをPRしていますが、それだけの数のハリが製作・発売されていると言うことは、製作しているメーカー自体が本当に素晴らしいハリとは何かを把握していない、把握できないということではないでしょうか?それだけ難しいということでしょうか。

 オールマイティのスーパーウエポンと言えるハリは存在しないということで、釣り場、鮎の大きさによって代わる(変わりうる)と言うことだと思います。(もしかして同じことを言っていますか?)

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ォ恥ずかしながら

2006-07-25 22:11:57 | 小国川

 ダイワ鮎マスターズに出てきました。山形県最上地方の小国川(最上小国川ともいいます)。惰性で出ているということです。(こう書くと言い訳しているようで気が引けるのですが。)ここまで読めば、結果は想像がつくでしょうから、ここで読むのを止めても結構です。

  2時起床。2時45分自宅出発。小雨と霧雨の中間位の雨粒。予報では山形(最上地方)も雨らしく、いつものように「関山トンネルを抜けるとそこは青空だった」とはいかないだろうと思っていました。

  案の定トンネルを抜けると、逆に少し強いくらいの雨模様でした。水量が多いのに加え、雨の中での大会かと思うと気分も重くなります。

  大会本部前には4時45分くらいに着きました。早すぎました。受付は5時半。川は思っていたほどは増水してはいませんでした。少し安心。

 7/9のシマノの大会のときは、かなりの渇水と感じましたが、そのときの水量計の数値はマイナス1.22、小国川のHPで平水と言っていた7/21の水位はマイナス1くらい。今日の水位はマイナス0.85前後。ということは、平水よりも15㎝前後水量が多かったということでしょうか。9日と比較すると35センチも多くなっているということになります。水位計の数値は小国川の「長者原」の観測結果です。

  3000円の負担金を払って、番号の書いてあるワッペンを箱の中から一つ選ぶという抽選方式による入川番号の決定。何と168番。ああ、これはもうだめだ!!と思いましたが、大会のときだけあう友達が、その番号はそんなに悪くはないと、(勿論よくはない)いってくれました。そうなのです、ダイワのオトリ鮎の配布方法は、50人ずつ4列に並んで若い番号の人からおとりを受け取り、好きな場所に入ることができるのです。

 記念品は、マスターズ20回を記念しての「ボトルキーパー」、これは夏の釣りには欠かせません。

 おとりを受け取ったものの何処に入ろうか??かなりの人が上流を目指している。でも自分はその気力がなく、近場でいいところがないかきょろきょろし、一関大橋のすぐ下流に立ちこむことにした。友達に橋の左岸のへチしかかからないと言われたので、左岸ぎりぎりに立ち込もうと思ったが、既に占拠されていたため川の中ほどの左岸よりに入って左岸を狙うことにした。

 膝上10センチくらいの水深のある瀬である。水は冷たい。ドライタイツかスリムウエダーにすべきだった。水温は16度。

 左岸ぎりぎりから竿を出す人とは互いに竿を真直ぐ伸ばせばぶつかるくらいしか離れてはいない。それぞれの列に6人前後が並ぶ。

 試合開始は7時。7時から10時30分までの3時間30分の試合。竿は一応ダイワに気を使って「銀影競技T中硬硬95SG]、水中糸はホクエツの超極細。ハリは6.5号か7号の4本イカリ。

 10分の間に2匹もかかったので、これは何とかなるかと喜んだのですが・・・。おとりをいれて5分くらいか、何か当たりみたいなものがあったようだと思ったら、かかっていた、11センチくらいのちび鮎が。10センチ未満は対象外とされるマスターズの試合では、最低限(10センチ)の鮎の大きさが必要である。これではあまりに小さいと思い、養殖のおとりをそのまま使用する。そしたら今度ははっきりとした当りがあり、13cmくらいのまあまあの鮎。これならおとりに十分使えると喜ぶ。でも、すぐにはおとりを交換せず、そのまま養殖おとりを使用する。

 これがよくなかったのかも。鮎釣りは循環の釣り、いかに早く養殖鮎から天然鮎に代えられるかが勝負の分かれ目。時間はたっぷりあるので、大事にとっておき、養殖おとりに引き続き頑張ってもらうことにした。しかし、かからず。ここで養殖を諦め、先ほど釣った鮎と交換。

 でも、遅かったのか?、かからず、何もかからず。左岸へチから竿を出している人は結構かけている、タモに取り込んだ姿が否応なく目に入る。焦る。

 開始30分。ようやく3匹目がかかったような感じがした。確かにかかっていた、しかし、あまりに小さく、木っ端鮎・木っ葉鮎という形容がぴったりの、自分でもびっくりするくらいのちび鮎。木の葉のように風に揺られて、タモめがけて引き抜いたものの途中ではらはら、パラパラと木の葉のように散っていきました、川に戻っていきました。

 その後は何をしても、場所をいろいろ移動してもかかりませんでした。そして、オトリも弱くなってきて、最早どうしようもなくなり、ギブアップ!!10時15分。結局込み4匹と言う貧果。もう何も言うことがありません。予選突破は14匹か(15匹かも)。

 でも今日は予選敗退では帰らず、決勝戦を見ることにしました。(30日のがまかつの大会の参考にしようとも思いました。)そしてその後の抽選会で何か当たって帰ろうとも思いました。

 決勝戦は180名中の30人で行われました。12時30分から14時30分の二時間。トップは21匹でした。このトップになった人は川に立ちこんで左岸寄りを釣っていましたが、私は丁度真正面近くにいてずーと見ていました。コンスタントに今の小国川ではいい型の鮎を釣っていました。

 12名が東日本ブロック大会に出場する資格を得ました。ブロック大会は同じ山形県の寒河江川です。20周年記念と言うことで12名と言う大人数になったのかも。

 何しろ今の鮎の平均体重は20から30グラムという軽さです。オトリ鮎が一番大きいのには変わりがありません。

  表彰式のあと、恒例の抽選会がありましたが、せめて抽選だけでもと思い、これにかけていたのに、こちらもNO!でした。前後の人には当たったのです。でも、自分には当たらなかった。

 いろんな大会があり、いろんな大会に出ましたが、ダイワの抽選会が一番豪華です。しかも、私は何故かわりとよく当たっているのです。クーラーの大小3個を筆頭に細かいものも当たったことがあったのですが。

 ついていないときには、ことごとくついていない!!ということのようです。

 天気は予選の時は雨、決勝のときは晴れ、強い日差しが差したりもしました。

 長い永い一日でした。もうやめるか?大会に出るのは、と思ってしまいました。

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昨日の続きですが・・・。

2006-07-10 21:33:29 | 小国川

 15分残しての早上がり。車に戻ってさっさと着替えをする。

 10時を過ぎて、三々五々選手たちが戻ってくる。話し声が、嫌でも聞こえてくる。予選突破ラインは13匹だとか、いや14匹だとか。

 釣友からもどうだった?と聞かれるが、「全く駄目!」いくらかけた?との問いには、「聞かないで!」と返事しなければならない、惨めさ。屈辱。

  決勝戦は見ないことにして、帰宅しようかと思ったが、さすがにそれではあまりに情けない!まだ時間はある。折角ここまで来たのだから、基本に返って、泳がせつりの練習をしようかと、殊勝にも考え、実行することにした。

 小国川では今後も大会が予定されているし、時間を有効に使わない手はない、もったいない。

 そこで、顔なじみのS名人宅に寄り、おとり鮎を購入。

 (S名人は、Sビール会社を定年前に退職して、仙台から山形県舟形町に奥さんたちと移住して、漁協の組合員となって、釣りの振興、小国川の振興のために日夜努力している素晴らしい人です。)事情を説明したら、何と1000円で5匹も養殖オトリをくれました。ありがたいことです。

  【なお、Sさんからも言われたことですが、おとり鮎は川に放流しないで持ち帰って食べて欲しいとのことです。開きにすれば十分おいしいとか。 また、釣った鮎で小さいものでも、再放流しないで同じく持ち帰って欲しいとのことです。 併せて、もうご存知かとは思いますが、他の川のオトリの持ちよりは厳禁ですので、こちらもよろしくお願いします。 この場をお借りして、オトリのお礼もかねて、細々ながらこのブログでも広報させていただきました。】

 オトリは手に入れた、どこで泳がせの練習をするか?

 さっきがまかつの全国大会の時に友達となった新庄市在住のKさんが言っていた、下流の身障者用トイレがあるところに入ることにする。

 ここには低い堰堤(崩れた堰堤?)があり、荒瀬の上流部はカガミとなっている。

 早速、川に入り、川の中央より右岸寄りから右岸を攻めてみることにする。

 11時5分、第一投?目。

 ここにもあゆはいる、一杯いる。跳ねている。今にもすぐにかかりそうではあるが、またオトリは「劣り」にはならずに、よく泳いでくれるのだが、かからない。

 悔しいことに、目印のあたりでいい型の鮎がジャンプする!!

 じっと我慢し、集中して泳がせる。しかし、かからない。おかしい??今日は徹底的にだめなのか・・・  

 今日だけではなく、もしかして今後も駄目だったりして・・・。不吉な考えも頭をよぎったり・・・。

 おとりを代えて、一番形のいい大きい元気なおとりにする。そしたら、11時35分、待望のあたりが、目印に出る!!ガツーんという当りではない。ようやくかかった!!今日はじめての鮎、小国川の「松原鮎」として昔から重宝がられてきた鮎が。

 しかし、小さい。13cm位か。オトリよりもかなり小さい。

 でも待望の1匹。さっそくおとりを代えてよし、いよいよこれからだと意気込んだものの、このおとりはかかりどころが悪かったのか、あまり潜ってくれないし、すぐに浮きたがる(本人(魚)はそんな気はないのでしょうが)。

 また養殖おとりに代えて泳がすも、かからず。12時20分に納竿する。

 諦めた。今日は何をやっても上手く行かない日なのだと。

 よく冷えたざるそばを食べて帰途に着いたという訳でした。

  山形県は風は強かったが、晴れ。しかし奥羽山脈を越えると天気は曇りから霧雨へ。仙台は小雨という有様。

 山形から持ち帰った6匹の鮎は、別の入れ物に移し変えて、広瀬川に生けておきました。(こういうことはいいことなのでしょうか?)明日できるのであれば、川に入るつもりで。

 広瀬川は解禁日よりも水量は豊富になり、濁りも入っていました。予報では明日(10日)も雨で本降りというから無理かもしれないと思いながら。

 

 帰宅して、荷物を整理して、缶ビールを飲みながら新聞を読みました。前にも1回朝日歌壇の歌を紹介しましたが、馬場あき子選の短歌の中に「釣れてよし釣れなくてもよし寧日を寡黙の浮子と対話楽しむ」(銚子市・小山年男)という短歌がありました。選評では「釣りの楽しみ方を少しはずして、精神の養いにしているのが独特」と。

 皮肉なんでしょうか?!でもこういう心境で純粋に鮎釣りを楽しむということが必要なのでしょう。一杯釣ろう、人より釣ろう、勝とう、とか思うようでは駄目、釣れても釣れなくても、釣り自体を楽しむ!!

 風は強かったが、快晴のもとで竿を出せたということだけでもよかった、ありがたいと感謝すべきだったのでしょうか。

 今日の一日は試練の一日、釣りの極意、目指すべきものを教えてもらったのかも。

 

  今日10日の仙台はほぼ一日中、雨降りでした。梅雨そのものです。


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悪夢!!コメント無用!!

2006-07-09 21:23:59 | 小国川

 昨日は10時過ぎに寝て、今日は2時15分起床。

 準備して、早めに2時39分自宅出発。

 外は雨、といっても霧雨。夜の雨は大嫌いです。運転したくないです。

 R48号線。関山トンネルを越えると、案の定、山形は晴れ。天晴れです。道路が乾いている。空も心なしか明るい。奥羽山脈で本当に天気が変わります。夏は嬉しいことに宮城県は雨や曇りでも山形県は晴れということが多い。

  気がつきましたが、3時40分頃にはうっすらと空が白くなり始めるのですね。地球の朝は早いものです。

 小国川でのシマノジャパンカップ鮎釣り選手権南東北大会。受付は5時からというのに、4時20分頃には到着。

 小国川、なんということか、渇水、かなりの渇水。

 話を聞くと、鮎は一杯いるが、釣れないとのこと。

 川を見ると、鮎は跳ねている。小さい。うわさどおり天然ものが一杯いる。これは厳しい釣りとなると覚悟する。  

 そうこうするうちに、懐かしい面々が三々五々やってくる。あいさつし、お互い元気にやっているなと思うと嬉しくなる。今日がはじめての小国川というのは私くらい。他の釣友は昨日も竿を出している。

  5時が過ぎて、受付や抽選が開始。例によって封筒の束から一つを取り出す方式。No,137。奇数。奇数はAブロックで大会本部より上流域とのこと。上流には経壇原があり、いいポイントのところがあるが、この番号では上流に行っても入れないだろうなと弱気になってしまう。  

 今日の大会参加者は200名弱。A・Bブロックに分かれて若い番号の人からオトリを2匹受け取って、思い思いの場所に歩いて、元気な人は小走りに向かう。

  私は、楽をしようと考え、かつ誰も竿を出しそうもない、本部すぐ近くの広いカガミ状の右岸よりのどチャラを泳がせることにする。一か八かの賭けに打って出たわけ。

 鮎は小さいが一杯いる。ナイロンで泳がせれば、交通事故も含めて何とかかけることができるのではないかと甘い考え、自分勝手な考えを実行してしまいました。  

 試合時間は、7時から10時の3時間。水深15から20cmのどチャラに陣取り、ナイロン0.175号の水中糸で勝負することにしました。

 ハリは6号くらいの3本イカリ。竿はシマノの「輝石」H2.75・ソリッド穂先(芯竿の半分のみ)使用。

  最初は縦横無尽に泳ぎましたが、いくら泳いでもかからない。おとりは弱ってくるし、泳がなくなってくる。どチャラで泳がなかったらかかるわけがない。もともと追い気が全くない群れ鮎、ちび鮎ばかりだし。

 焦ってくる。間違ったかと後悔の気持ちも出てくる。しかし、周りを見渡せば、もう入るポイントはない。どこも釣り人で一杯。動くに動けない。焦る・・・。

 周りの人はかかり始めたよう、水深がそこそこあるトロ、瀬でも水量があるところがいいのか。とはいっても、入れそうもないし・・・。

 近くのヤナのそばを通って、少し下流に動き、竿1本分空いているところに何とか入ることができた。既に40分以上経っている。自分の前後の人が鮎をかけて取り込むのが、嫌でも目に入る。悔しい、何とかしたい、なんとか1匹、天然ものを1匹かけたい!!1匹かかれば、何とか循環できるのではないか、そう念じてあまり泳がなくなったおとりを操作するが、あたりはない!!前後の人にはある!!

 天気は快晴。水温も冷たくはない。昨日は猛暑みたいだったというし。しかし、いやな風がでてきた。西風。山の方から吹いてくる、結構強い風。踏んだり蹴ったり。 

 オトリを瀬の中にいれて、何とかだましながら鮎を掛けようとするのだが、かからない。

 他の釣り人も少しずつ移動したりする人が出てきたりして、移動する人はたいてい釣れていない、釣れていないからやむを得ず移動するのに、それを知っているのに、こちらとしてはそうではあってもその人の後に入らなければならない。この悪循環。

 友釣りは循環の釣りなのに、オトリが代わらないばかりか、つれない場所つれない場所に移動せざるを得ないという悪循環、二重の悪循環のとりこになってしまっている。

 時間はどんどん経っていく。最早絶望的。やけになって、時間前に上がろうかと思う。諦めが肝心。昨日精一杯努力したいようなことを言っておきながら、時間前にギブアップか?!

 おとりの2匹のみ、これを審査員に見せるのはしょうがないとしても、他の選手たちには見せたくない。釣果0の人はほとんどいないだろう。そんな格好悪いことはしたくない!!

 葛藤しながら、竿操作をしても鮎は掛かりません。竿先よりも如何にして止めるか、どうしたら少しでも恥を少なくできるかそんなことを考えているのでは、もうどうしようもありません。

 とうとう決心しました、15分前には納竿しようと。何という惨め!!でも、これが現実、現実を受け止めないといけない。恥を恥として受け入れる。

 検量しないで、引き上げようかとも考えたけど、そこまではしませんでした。きちんと「審査カード」の釣果欄に2匹と記入してもらおう、と。

 

 ああ、何という大会だったのでしょうか??過去の大会でも釣果0ということはありましたが、その時は増水・濁り等でかなりの人も釣果0でした。

 でも今回は、そうではなく、単なる渇水、釣った人は一番の人が、何と21匹です。この差は何だったのでしょうか?「場所」が一番でしょうが、その「場所の確保」にどれだけ努力したか、苦労したかということの差でしょうか。  

 

 長くなりました。続編?は明日に。

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ダイワから届きました。

2006-07-05 22:50:53 | 小国川

 外は本降り。前線が北上するとか。明日も雨のようで、これでは当分釣りになりません。残念です。

  今日ダイワから大会参加資格証等一式が送られてきました。

 その中に、試供品としてフロロカーボンの水中糸、「タフロン鮎速攻」0.15号が12メートル分送られてきました。

 実は、「タフロン鮎速攻」は、岡野釣具店に注文しておりまして、0.125号と0.15号が手元にあります。今年はこの糸をチャラ瀬やトロ場で使ってみようと思っています。

 折角送られてきましたので、夜、0.15号の水中糸の仕掛けつくりをしました。皆さんは、0.15号くらいですと、付け糸をつけているのかどうか分かりませんが、私はつけています。つけないのは、2.0号以上の場合だけです。

 今晩も、送られてきた0.15号に下の付け糸は2.0号、上の付け糸は2.5号にしました。

  ダイワから送られてきた商品というと、3年くらい前か、メタル糸が送られてきました。Mステージの0.3号だったか。喜び勇んで、上下にナイロン糸を編みつけていざ!試合のときに使おうと思っていましたが、肝心の時に、糸がベストのファスナーのところに引っかかってしまい、何のことはない!1回も使うことなくメタル糸は切れてしまいました。そういう苦い思い出があります。

 まあ、それはそれとして、今回は大丈夫だろうと思うことにしました。でも糸はダイワで直接作っているのでしょうか?委託生産とかではないのでしょうか?何にしても丈夫な素晴らしい糸であってくれれば文句はないのですが。

  今年のダイワの南東北大会のエントリーナンバーは10613111です。 試合は7月25日、山形県小国川です。

 考えるまでもなく、他の地方の大会は全て終了しているのですね。北東北が7月27日(岩手県雫石川)というだけです。

 早いところは、何と、なんと6月7日の静岡県興津川、栃木県那珂川の6月13日、鳥取県日野川が6月16日、宮崎県一ツ瀬川が6月18日と続きます。続きました。(いずれも予定)

 7月30日かがまかつの大会が予定されていますが、これは来年分の、来年の東日本ブロック大会と全国大会に向けた地区大会です。 ま、仕方がありません。

 

 雨は少し小降りになったようですが・・・。


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いよいよですが・・・。

2006-06-18 21:42:07 | 小国川

 あと35分後には、キックオフ!!

 今夜のプロ野球、楽天VS巨人戦、9回裏2アウトでテレビ放送は終了、多分勝ったのではないかと思いつつ、ブログを書いています。今日勝つと、球団初の4連続勝ち越しとなります。

 楽天が勝って、ジーコジャパンも勝てば、こんなにいいことはないのですが、果たして、野球はともかくとして、ワールドカップの方は、正直勝つのは困難でしょう。

 余程死に物狂いで終始攻め続けないと、シュートをこれでもか、これでもかというくらい打ってもらわないと、またまた不完全燃焼してしまいます。パス回しを止めて、ミドルシュートを含めてガンガン打って、攻め続け、負けるにしても、前向きに、前に倒れて欲しいものです。

 

  きのう、山形県小国川漁協から葉書が届きました。

 内容は、同漁協のHPの内容と同じものですが、漁協として年券を購入した人に、こうして葉書を送り続けるという、前向きなサービス精神はいいことです。去年まではなかったことですから。

  残念なのは、惜しまれるのは、年券や日釣り券を値上げするに際して、釣り人に対する細やかな説明がなされなかったことです。

 

 でも、「6月13日、・・・・、午前10時頃から午後3時過ぎまで、とぎれることなく、真っ黒な帯状に群がって遡上いたしました。」と書かれているのを読むと、こっちの方も嬉しくなります。

 このまま何事もなく、すんなりと経過して、無事解禁日を迎えられますように祈るばかりです。

 

 あと、16分後ですね。


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気を取り直して、再挑戦。

2006-05-04 20:58:25 | 小国川
 今日のTVでは弘前の桜が満開に近く、観光客で一杯とか。実は我々も桜を見てきました。詳しくは後述します。

 6連休の最終日、それを記念して?妻と山形へ。8時に出発。R48号線を順調に走る。家から30キロ近くの作並温泉。この少し前に桜並木がある。R48を両側から覆い隠すかのように歴史を感じさせる桜並木が続く。これが、何とまあ、満開なのである。奥羽山脈に近いとはいえ、緯度は大して変わらない。自宅近くは2週間前に散ってしまったというのに。不思議な感じ。

 関山トンネルを越えて山形県へ。渓流沿いに黒い雪の塊が点在する。進むに連れて、これまた桜が、満開の桜が我々を迎えてくれる。東根市はさくらんぼも取れる。さくらんぼの花もまた白く咲き誇っている。道路沿いには黄色い菜の花も続く。草木が精一杯新緑を迎え、精気をみなぎらせている。

 そして、もう少しR48を進むと、西側に圧倒的な雄大さで聳え立つ真っ白な月山とところどころ地肌が見える葉山が見えてくる。月山は2000m弱、葉山も1500m弱の高さしかないが、存在感は大きい。空はあくまでも青く、雲ひとつない。すこし霞んでいるとはいえ、好天に恵まれたことを感謝する。西側から見える月山はあくまでも女性的な山であるが、裏から見ると全く逆、荒々しい山肌を見せるのだ。このギャップが面白い。

 R48からR13号線へ出て、北上する。スイカで有名な尾花沢付近では、また桜に、満開の桜に迎えられる。雪山を背景にした満開の桜並木をみながら走る。いい光景である。

 目的の小国川の手前で少しだけ最上川が見えるところがある。最上川は濁り水を集めて滔々と流れる。かなりの増水で、いつもは見える中州は全く見えない。

 小国川は、平水より少し多目の水量。濁ってはいない。この分なら天然アユは、いくらでもどこまでも遡上できそうである。嬉しくなってくる。

 10時前に当地舟形町に住むアユ釣り名人Sさん宅へ。本人は10分前に皮に行ったという。奥さんにお土産を渡し(いつもオトリ等でお世話になっている)、年券を購入する。今年から1500円値上がりして、9000円。値上げは仕方ないとしても、その分きちんと説明してほしかったということは既に書いているので繰り返さない。
 今年の年券を見てびっくり。去年とは何もかも違うのだ。まず紙から厚いプラスティックに、色も黄色と目立つようになった。正式には「遊漁承認証」というらしい。No,0635。何でも去年までの年券は、写真付といってもコンピューターで偽造されていたとのこと。こういう年券も偽造されたりするのか。何とも寂しい限りである。偽造防止ということで、こういう形になったらしい。一枚当りの原価は400円とか。この原版作成にもお金がかかったとか。

 今日の山形行きの目的の一つは、小国川の年券、一つは温泉、そしてそばであり、小国川を挟んで川向にある「あゆっこ温泉」に向かう。山の中腹にあり、見晴らしが素晴らしい。何といっても温泉に入りながら、月山と葉山に対面、対話することができるのだ。すぐ目の前に二つの山が聳え立つ。更に露天風呂もあり、そよ風を顔に受けながら入浴もできる。川と山が織り成す大自然の中で、ゆっくりと温泉にひたる。何と贅沢なことか。
 人風呂浴びた後にテラスで、ほてった顔にそよ風を受けながら、ボケーとする。幸せを感じる。

 温泉の後、新庄市に向かう(そばを食べるため)が、釣り人の悲しい性?近くの釣具店についつい寄ってしまう。ダイワのタモが4割引(今年のではない)で売られていたので、買ってしまう。底の網径が1.5mmで、周りが2.0mmのタモ。
 これにて今年の大きな買い物は全て終了とする。

 R13からR47号線にはいって、目指すそばやを探すも見つからず。最上川に出てしまう。この際とばかり、最上川を右手に見て、戸沢村の高麗館(道の駅も兼ねている?)に寄る事にした。その名のとおり韓国の料理でも食べることにする。そばはやめて、熱々の石焼ビビンバを食べる。こげガ美味い。

 R47の帰り、高速道路わきにある大きな黒い塊、なんだろうと思ったら、妻曰く、除雪した雪の塊だと。巨大な巨大な雪の塊。氷室にできないかなんて思ったりして。

 作並温泉を過ぎてから、渋滞となったが、4時前には無事帰宅。走行距離は240キロ。自分としてはよく走ったもの。

 今日も写真を忘れてしまった。デジカメを持ち歩く習慣をつけないといけないと自戒が必要かも。

 と言うわけで、何とか書き終わりましたが、同じようなことを二度も書くというのは変であるし、最初の情熱と言うか、良いも悪いも最初の感動が、感動の密度が薄くなってしまうというのは避けられないようです。
 
 何はともあれ、呼んでいただいて「お疲れ様」でした。謝謝。
コメント (1)
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ああ、またやってしまった・・・・

2006-05-04 17:47:53 | 小国川

 折角1600字以上も書き進んで、ほぼ終わりになったので、そこを太字や斜体にできないかと思ったのが、運の尽き。

 ついでに「FONT」をクリックしてみたら、左上に何かが出たので消して、「戻る」をクリックしたら、全てが消えてしまった・・・。

 何と言うことか!!!折角いい感じですらすら書き進んだというのに。     

 悔しい!!元に戻らないのだ。

 いったん投稿してから、いたずらすべきだったか・・・。

コメント (2)
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